我傍的、ここだけの話


Archive2007年12月 1/1

三国志における大義論(総論)

“劉備は正義の味方” という考え方に私はいまいちピンと来ない。 「未知の告白」という記事でも書いたけれど、私の場合は漠然と『三国志』のストーリーをイメージしていた時期がなかった。(17歳まで登場人物の名を聴いた事もなかった) だからいわゆる『演義』的な『三国志』の、 「劉備が正義」 「曹操が悪」 というイメージは持ち合わせない。   魏ファンが魏を擁護する理由としてよく言う台詞...

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姜維のこと

 姜維について書こうと思いながら引き伸ばしてきました。    彼については一般的にも評価が定まらないうえ様々な説が入り乱れ、どの話を信頼して良いか分からない。(諸葛亮の死後は私もイメージが弱いため選び取ることが出来ない)  それから蜀史として悲しい時期の話でもありますので、色々思ってしまい自分自身の考えがまとまらない。正直言って以前から見ないようにしていた部分でもあります。  彼を語るのは時期...

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空蝉 -utusemi-

これは小説です。執筆2007年12月15日 2008年2月2日改稿 『rainy days』掲載 空蝉 -utusemi- いつも背中ばかり見せて済まない、と思う。 読み止しの文庫を机に伏せ、傍らに置かれた湯のみを手に取る。茶を持って来た結衣(ゆい)を振り返り修一は笑いかけた。「ありがとう」 結衣は声を出さず頷いて微笑んだ。白い頬に笑窪が刻まれる。その窪みを見るのが、十年来、修一の幸福だ。 日がな一日本ばかり読み、ろくに話をする...

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