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「占いは好きですか?」
「どうやって占いを戦争で使ったんですか?」
などというご質問メールを多くいただきますので、回答として新着に上げておきます。
ご質問前に再読お願い致します。

〔目次〕
戦略家だった頃の記憶で語れば
戦争で占いは使えるのか
傍論。戦争に占いを用いて良いか

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■戦略家だった頃の記憶で語れば


私は一つ前の前世にて、東洋の戦略家であったことを明かしています。
 →筆者前世リストへ
※前世の名前は確定的に分かっていませんから、思い込みによるヒステリーを起こさないでください。いつの時代に何という名で生きていたかという話は別として、ともかく自分の記憶上、「戦争作戦を考えていた」職業の人間であったことは確かです(出生ホロスコープで裏付け可能)。

世間一般のイメージでは、古代東洋の戦略家はおおむね占いを戦略に用いたと思われているはずです。
それは明代の戦略家・劉基という人物が戦略家である前に、まずプロの占い師として名を馳せていたために、「戦略家=占い師」のイメージが定着したからだと思います。

しかしかつての私の場合、あくまでも専業の戦略家であったので、仕事として占いを戦略に用いた記憶はないというのが正直なところです。
(プライベートでは決して占いは嫌いではなかったが仕事では使わなかった。陣形で用いたとしてもあくまでも「形」であり、内容的に占いなのではない)

『孫子兵法』※にも「占いを戦争に持ち込むな」とありますように、専業の戦略家が占いを使うのは禁忌であるというのが第一の理由。
それともう一つ、私はプロとして臆病であったが故に占いを使うことが出来なかったのです。

※『孫子兵法』: 東洋で最も有名な兵法(軍事)テキスト。古典ながら未だに役立つ。近年、アメリカ軍が『孫子』を持ち出したことで分かる通り、世界的に有名。

日露戦争時代の戦略家、秋山真之は神仏祈願に傾倒していったといいますが、彼はよほど剛毅だったのだろうと思います。
私のような小心者は、曖昧な神の力より現実の人間の力のほうを頼りにしてしまいますから、とても神仏に祈っている余裕までなかったわけです。

実際、「兵站・前準備」という事務的かつ全体運営的な作業にこそ神経をはらわなければならず、戦闘前はその作業が膨大なため神に祈っている時間的余裕すらありません。
「人事を尽くして天命をまつ」
ことが可能となるのはようやく戦闘当日となってから。
計画がうまくいくように、祈るのは現場の将軍(軍隊指揮者)に対してです。
後ろに控える事務方にとって、「神」とはほとんど現場の人々を指します。

……であるので、実はプロの戦略家が占いまで考慮して計画を立てるのはほとんど物理的に不可能だ(その時間的余裕もスキルも無し)、というのが残念な現実です。

だからもし占いというものを戦争で役立てるとしたら、別に専業の占い師を置いて戦略家はその意見を仰ぐというのが妥当でしょう。

戦略家と占術家を兼業で出来るとは私には思えませんし、またそれが可能なほどの戦闘状況だとしたらたいした戦闘ではないと思います。

〔追記〕 ただし私自身は、他の過去世で占星術を学んだ経歴があるようです。その素地が今に活かされているのかもしれません。
 参照 ⇒前世での占星術学習歴



■戦争で占いは使えるのか


さて、もっと根源的な問いとして、「戦争で占いは本当に役立つのか?」という点を考えてみましょう。

これはおそらく孫子は否定するでしょうし、私も専業の戦略家だった頃は否定していたと思います。

私は今世の始めでも、占いは嫌いではないが「たかが占い」とちょっと鼻で笑っていたところはありました。
しかし中学時代に西洋占星術というものに出会い、少々考えが変わりました。
(と言うのは自分の魂の歴史として西洋に生きた時間が長く、前々世でもギリシャに生きたため、西洋占星術とは相性が良かったというだけかもしれませんが)

西洋占星術には、第二次大戦においてドイツ軍・イギリス軍・ソ連軍が占星術バトルを繰り広げたという歴史的事実があるくらい、実行力があることを感じさせます。

最終的にイギリス軍に軍配が上がったのは、やはり専業であった占星術師が強かったということになるでしょうか。
このことを見ても占術家は兼業であってはならず、戦略家は現実計画と兵站手配に徹し、占術家は星読みに徹するなど、専業同士で作業を分担しなければならないことが分かります。

いずれにしろこの歴史的事実から、プロの占星術師がいればそれなりに戦争でも役に立つ、ということは言えるでしょう。


傍論。【戦争に占いを用いて良いか】


私が思うに占星術には運命を変える力はありません。
しかし運命を先読みすれば、訪れる危難を先延ばしにする手段が取れます。
それを実行したのが第二次大戦の交戦国でしょう。

――ただこれは結局は借金の返済を先延ばしにするだけなので、あまりお薦めの方法ではありません。
運命を変更すれば個人と国家に返済を先延ばしさせることになります。

そのことを考えてもやはり、人は与えられた「人事」の中で最善を尽くすのが正しい運命の使い方であり、戦略における常道と思います。

勝利する戦闘というのは、最善を尽くしさえすれば最初から運命で約束されているものです。
これはネイタル(出生)で全ての未来は計画されていることに等しい。ネイタルに描かれた計画を実現するもしないも本人次第だが、背けば負担を負う。
だから人として最善を尽くすのが最もスムーズにいくわけです。


☆占い館からの転載です。2014/11/15の記事。(15/10/23加筆 17/12/24リライト、目次設置)
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吉野 圭(Yoshino Kei)
Posted by吉野 圭(Yoshino Kei)
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