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昨日、J-WAVE別所哲也氏の番組で聴いた話。

皆様すでにご存知かもしれないけど、東大首席でハーバード卒という“脅威の”経歴を持つ弁護士・山口真由さんの勉強法が流行っているらしい。

まず、タイトルからインパクトが凄まじい。
『東大首席が教える超速「7回読み」勉強法』

(筆者も未読。紹介を兼ねてメモ)

このタイトルだけで、
「ははー! すみません!」
と平伏してしまう。

たいてい、どんな本も一回しか読まない自分。
⇒私の勉強法について触れた記事
「だからお前はダメなんだよ」という声が一斉に飛んできそうだな。

東大の子はあまりテキストを読まない、という噂を聞くので私は密かに共感していたのだが、こういう真面目なタイプもいるのだなと新発見。
と言うより、やはり東大でも努力家のほうがトップを取るということかもしれない。

反省しろ、自分。笑

たぶん多くの方に参考になると思うので、上の本はお奨めです。


*

若干、小馬鹿にしているように響いたらごめんなさい。きっと気のせいです。
まさか東大首席・ハーバード卒をバカにするわけないでしょう。それは想像外に凄いこと。底辺の私が何をかいわんや。

ラジオ番組を聴いていて分かったのだが、彼女の最大の強みは「国語力」。
つまり、読解力・文脈力(ものごとの理解力)ではないかと思う。

彼女は子供の頃から国語が得意だったという。
数学や物理など理系の勉強はあまり得意ではなかったらしい。
東大でトップを取る人は理系の天才タイプが多いのではないかと想像してしまうのだが、意外にもそうではなく、やはり国語が得意なほうが有利だそう。
何故なら文章読解力は、全ての問題解決の基礎となる力だから。

よく、
「数学の問題も文章が理解できなければ解けない」
と言われる。
これは実際は、数学の問題文そのものを読む力について語った話ではないはず。
もちろん、数学問題文を読み解くためには言語力が必要。そんなことは当たり前。しかし数学問題文を読み解くには、最低限の文章読解力で済む。おそらく数学の問題だけ解いていても反射的に身に付く程度のもの。
だから実はこの話は喩えに過ぎず、本当はもっと高度な文章読解力・文脈力こそが「地頭を鍛えるのだ」と教える教訓なのだろう。

山口さんが鍛えてきたのは、そういう高度なレベルの国語力だと思われる。
おそらくご本人も無意識に、何度も本を読み込むうちに「考えながら読む」という癖が自然に身に付いて地頭力が上がったのだと思う。

彼女に反論するわけではないが、実は同じ本を七回読むなどの回数は関係ない。
どれだけ年を取っても、どれほど偏差値が高くても、絶望的に読解力のない人たちが現にいる。
この人たちは同じ本を何度読んだとしても理解の程度は決して深まらないだろう。
読みながら考えるかどうか。要点をつかみ「全体で何が書かれているのか」という文脈を読み取ることができるかどうか、ということこそ大切だ。
逆に言えば、要点をつかめるなら一読でも構わないと私は思う。
(私は何でも適当に読み流し過ぎなのだけどね、笑。反省せねば)


なお、国家試験など知識を問われるジャンルでは何回か読むことをお奨めします。※筆者も難関試験などの際はそうします
 一回目: ざっとテキストを流し読みして全体の骨格をつかむ
 二回目: 用語などの知識に目を留めながら読む
 三回目~: 模試をしてみて、うろ覚えの箇所を叩き込んでいく
コツは数字や用語の全てを記憶しようとしないこと。弁護士でも条文の全てを記憶しているわけではない。文脈力を基礎とした検索する力こそ重要。

(占星術のホロスコープの読み方も基本は同じですよ。最初は細かいところに目を留めず、全体の要点をつかむのが先です)

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・「俯瞰」とは具体的にどうするのか

※8/8早朝 記事UP直後、「首席」が「主席」に変換されていました。先日まで中国の記事を書いていたせいですね、笑。すみません。訂正しましたが見逃しあればお知らせください。
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吉野 圭(Yoshino Kei)
Posted by吉野 圭(Yoshino Kei)
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