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昨日は一日ぼんやりして仕事が手につかず、ミスを繰り返した。
考え事をしていると上司に見抜かれ、
「何、考えてる?」
と聞かれたので正直に頭にある言葉を告げた。
「……アム活」
上司、唖然として叫んだ、
「なんだそりゃっ」。
ごもっともな反応。笑

説明が難しいので上司には話さなかったけど、出勤前、「アム活が流行ってます!」というニュースを見かけたのだった。

アム活とは:
引退する安室奈美恵さんのファンたちが、安室グッズや資料館に殺到し、写真を撮ってSNSに上げている行為のこと。「安室さんを応援しよう!」という気持ちであるらしい。インスタグラムやツイッターで#アム活を検索すると見られる。
参照
始めは驚きつつも、ごく普通のニュースを見るように眺めていたのだが、何故かザワザワと自分の心が騒ぐのを感じた。
「安室さんが生き甲斐だったのに。今後どうやって生きていけばいいか分からない」
と涙を見せるファンの姿や、安室さんを崇拝してやまない女性が部屋中を安室グッズで埋め尽くしている光景を見るに至って、ああこれは自分のトラウマが疼いているのだと自覚した。

以降、色々と光景が蘇ってしまい、上の空になって仕事でミスを重ねた。
相変わらず抜け出せていないみたいだ。これはもう治らないなと諦める。
自分の特殊事情についてはこちら。要パス記事です)

*

私はファンの純粋な気持ちを否定する者ではない。

安室さんのファンたちが、
「ありがとう安室さん」
「あなたに勇気づけられて生きて来られた」
と感謝を叫ぶ姿、引退が寂しくて涙を見せる姿は美しい光景だと思う。

一人の歌手が多くの人たちを惹きつけ、勇気づけた、そんな歴史が残されたことが素晴らしい。
残虐な戦争や犯罪、政治家の嘘ばかり見せつけられ、心が乾いていくばかりの現代では救いとも言える歴史だろう。
ファンの人たちがこれからも安室さんを好きでいるのは全く構わないし(当然だが)、過去の歌声に支えられて生きていくのは素晴らしいこと。そのような存在があることは幸福だろうと思う。私には羨ましくも見える。

でも今後はどうか、騒がないであげて欲しいと思う。
静かに暮らしたいと願う人の想いが踏みにじられるのが痛々しく、耐え難いのだ。


今回、世間を眺めていて特に胸が痛かったのは安室さんの家族・親族への取材が殺到し、安室さん自身が「やめて欲しい」と苦痛の声を上げていたこと。
過剰な取材やめて!安室、姪っ子を待ち伏せされ「とても怖い思いを」

 文書は「支援をありがとうございます」と感謝を伝えた上で、引退日が近づくにつれて家族や関係スタッフへ取材が過激化していることを説明。「沖縄の自宅に押し掛けたり、姪っ子に関しましては待ち伏せされ取材をされたり、とても怖い思いをさせてしまっています」と強引な取材陣がいることに困惑していることを明かした。

 「私はこれ以上、家族を怖がらせたり、関係スタッフの方々に迷惑をかけたくありません…」とつづり、「どうかお願いです…もう家族や関係スタッフの方々に取材をするのはやめて頂けないでしょうか…どうかお願い致します…」と訴えた。
ハイエナのよう。幼い姪っ子まで追いかけ回し恐怖を与えるとは、なんて残虐な。
ファンはこういう犯罪者が作る雑誌を買わないよう不買運動すべきだ。ネットニュースもクリックしてはいけない。

有名人へのこういった行為はいつまでも犯罪として認定されず、「有名人に対してはどんな人権侵害も許される」という主張がまかり通っている。
この世界は狂っている。
弱者に対してはあれだけ「反差別」や「人権侵害反対」が叫ばれているのに、どうして有名人に対する人権侵害だけは正当だと言うのか? 偽善者たち。

有名人も、同じ人間だろう。違うのか。
何故、違うと思うんだ。その根拠は??

「有名税」などと言って人権蹂躙を正当化する人が多いが、それは生贄に選ばれた者なら虐待されても構わないと言っているのと同じ。
対象となる人数が少なければ、誰かが残虐な行為をされて死んでいいと言うのか?

そうではないだろう。この世にたった一人でも生贄という残虐行為を受ける対象がいてはいけないんだよ。

明日は我が身、と思え。
いつ自分が生贄に選ばれるか分からないと思うのが正しい。それが真実なのだから。

だから津々浦々、人権蹂躙が許されるべきではない。
公の利益に適わないプライバシー侵害を、我々も求めるべきではない。


安室奈美恵さんのファンの方々へ――

彼女を崇拝し、伝説化するのは仕方がないと思う。
愛を棄てる必要はない。
いつまでも彼女の歌を記憶して、歌い継いで行って。

でもできれば、彼女を対等な人間として見てあげてください。
同じ人間として、自分だったら辛いと思うような行為はやめよう。

頼むから今後は、彼女の生活を邪魔しないように。そっとしておいてあげてくれ。
それが「ファン」として真に感謝するということでしょう。
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吉野 圭-Yoshino Kei
Posted by吉野 圭-Yoshino Kei


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