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このあいだ古典占星術の本を読んでいて、
「第7ハウスは、現代占星術では“結婚相手”などパートナーを表すが、古代では“敵”を表していた」
という記述にはっとさせられた。

占星術をご存知ない方への解説:
西洋占星術は概念上、天を12個の「ハウス(室)」と呼ばれる枠に分けて星を読みます。
「第7ハウスに太陽がある」とは、下の図のように、その年月日時に7番目の枠内に太陽があったことを意味します。
taiyou72.gif
※これは解説用の図で、今年の8月15日のもの。(C)Stargazer

上の図で左側、1の始まり点(ASC)が魂の属性。
第1ハウスはこの地上で入魂された室なので、「自分」を表す。
自分と180度対極にあるのが第7ハウスだから、ここに太陽などの強い惑星があればツインソウル的な「伴侶がいる」と読めるし、「対峙する敵がいる」と読むのも理屈では正しい。
時代によって解釈が変わるのは、その当時の情勢のせいだろう。
戦乱の時代だったら「敵」と読むのが妥当。現代のように平和な世だったら「パートナー」と読むのが妥当。
またはその人生の状況によって、どちらも有りと言える。

※ただし太陽を「自分」と見る現代占星術では、第7ハウスを「パートナー」と読むのも「敵」と読むのも理屈に合わなくなる。だから太陽などの惑星を「自分」と見るのは理屈上も誤りということになる


それで、私は第7ハウスに太陽がある。
これは伴侶や仲間を得やすい星の配置で、実際その通りに私の人生は動いているのだが、「敵」と読むならそれも有り得るかなと思った。

もちろん今は戦乱の時代ではないから、現実に対峙している敵はいない。(と、思う)
だけど最近連投している記事に表れている通り、「独裁者」というキーワードに反応しやすく、ジェノサイドの光景など見せられると抑えきれない衝動を覚える。
“あの悲劇をどうにかしなければならない”
“防がなければならない、助けなければならない”
という衝動だ。

これは幼少の頃から。
誰でもジェノサイドの光景を見せられたらショックだろうが、他の子どもたちはその場で「うぇー。気持ち悪い」という反応を見せるだけで、後々まで引きずることもなく戦争や独裁への関心も持たない。
ジェノサイドに歴史的関心を強く持つ自分が、特殊であることには早くから気付いていた。

現代で生きているとテレビ番組で頻繁に第二次大戦の死体野原を見せられることになる。
これは私にはまずい環境だった、と言えるかもしれない。
他の子が目を背ける映像にも、私はどうしても目を背けることができず……その光景を目に焼き付け、深く深く心に刻むことになった。
今も胸深く、子供の頃に見た死体野原の光景を携えて生きている。

(それは今の人生のテレビ番組で見た光景なのか。それとも他の人生で見た光景なのか、自分でも分からない)

時々、スターリンやヒトラーの特集番組が放送されるとこうして激しい反応をしてしまう。
自分では反応することが分かっているのでなるべく見ないようにしているのだけど、家族が見ていたり、たまたま映し出されたりするので避けることができず遭遇する。
そして反応する、を繰り返している。


だから第7ハウスで表されているように、私は確かに気持ちとして「敵」と対峙する人生を送っているのだ。
特定の人としての敵ではなく、
「殺戮を好む独裁者」
という存在全てと。

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吉野 圭-Yoshino Kei
Posted by吉野 圭-Yoshino Kei
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