-
NHK『見えない“貧困”~未来を奪われる子どもたち~』を眺め、自分の過去を思い出してついツイートしてしまった。
(政治的なことはツイートしない方針だったのに。やはり自分の経験に関わることは広い世間に知らせたいという欲がある、かも)

こちらにも転載しておきます。

ちょっと重い話。この番組を見ながら自分の絶望的高校時代を思い出していた。 うちは「相対的貧困」ではなくて「絶対的貧困」だったかもな。母子家庭なのに手当は一切なく、制服もコートも買えなかった。 大学進学など夢見ることさえ不可能。生きているだけでラッキーだった人生。

高校から奨学金で自分で行ったから大学まで無理だった。そんな私に「国立なら安いでしょ?なんで払えないのw」と言った人もいる。世の中、こんなもの。 どんなに勉強ができても大学へ行けなかっただけでこの国では人間以下扱い。 ずっと絶望しかなかった。

そんな自分に比べたら今の子たちは高校へ行けるだけ恵まれている…とは思っている。 だけど結局、大学進学を諦めるから一生「非人間」扱いの絶望が待っていることでは同じなんだよね。 思うに、まず大卒の新卒だけしか正社員になれないこの国の習慣が間違っている。

税金負担で全ての子供を大学まで進学させる、のは財政上すぐ実現できないのか。 だとすればまず「大卒のみ採用」を法律で禁じたらどうだ? 履歴書を提出させることも禁じる。全ては面接時のテスト等で判断する。 そうすれば能力あり大学へ行けなかった者に未来が与えられる。

~オマケ。
一つだけこの番組に出ている子供たちに提案したくなったこと。 「本が買えない」…そうだな。じゃあ図書館へ行こう! 貧乏でも本は読める!(私は図書館へ通った) 現代の先進国なら本だけは無料で読めるんだよね。 恵まれた時代だと思う。用意された環境は活用すべき。



私の高校時代については、恐縮ですがこちらご参照ください。
boku.gif
窓口で追い返され手当が一切もらえなかったこと・高校から奨学金という名の借金を負わされたこと・新聞配達や居酒屋などのアルバイトをせねば昼食も食べられなかったことなど90%実話です。(もちろん前世体験も実話ですが)

今の子は高校無償だから自分より恵まれているな、などと、羨ましく思ってしまうのは事実。
電子機器が買えるなど私の高校時代なら信じられない。
エアコンさえ経験したことがなかった。
※昭和初期の話ではない、日本が一番景気が良かった時代の話

上のツイートでも投稿している通り、自分は「相対的貧困」ではなくて「絶対的貧困」レベルだったのだと改めて覚った。
友達は子供だったので気付かなかっただろうが、大人たちには見え過ぎた貧困(笑)だったと思う。
真冬に私がコート無しで通学しているのを見かね、近所の人がコートを買ってくれたことを思い出す……。

本だけは図書館へ通っていたので不自由しなかった。
近所の人から、「うちの子は読まないから」と言ってドサッと本を恵んでもらうこともあったな。今から思えば気の毒に思って恵んでくれたのだろう。

何度も書くが、他人より勉強だけは出来た。それでも大学へ行っていないというだけで今も「バカだったんだねw 可哀想に」と嘲笑される。
自力で難関試験にパスしても、やはり大卒ではないので嘲笑され、除け者にされ仕事が得られなかった。

絶対に、何をしても浮かび上がれない。
絶望人生。


――ここだけの話、私のこの絶望人生は前世で恵まれ過ぎたせいだと思っている。
おそらくは自分で選んだ人生。
(それにしても極端過ぎるんだ、涙)

だから私はもう今の人生を完全に諦めているけど、未来ある子たちは報われる人生を生きて欲しい。
やっとこうして、「貧困のために大学進学できない子供がいる」という事実が世の中で知られ、話題にされるようになってきたのだから。
私たちの世代では誰もこんなことを話題にしなかった。「奨学金は借金」ということを誰も知らなかった。貧乏で大学に行けない、という人を堂々とバカにして差別して良い、と皆が心から思っていた時代だ。

まあ今でも堂々と差別の快楽に浸っている人は多いが。

もう少し待てば、今より良い世の中になるかもしれないね。

関連記事
吉野 圭(Yoshino Kei)
Posted by吉野 圭(Yoshino Kei)
気に入っていただけたらシェアお願いします。要パスワード記事は引用しないでください(パスワードを貼るのも禁止です)
記事リクエストはこちらから:★コンタクト

管理用 anriy3@gmail.com