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以前「HSP」の件でご紹介したサイトさんは占星術師でもあったらしい。
非常に知識レベルが高く、面白かったので読みふけってしまった。

〔目次〕
HSP(超高感度人間)とは何か/自己診断テスト
対照的な、HSS(刺激を求める人)テスト
孔明はHSPか?
ホロスコープとHSP

hsp.gif

HSPサイトさんへのリンク。
 ⇒西洋占星術師P子の冒険譚



■HSPとは何か


「HSP」とは「超高感度人間」のこと。
病気ではなく、遺伝に関わる性格特質であるらしい。
筆者も高確率でHSPのよう。

診断テストを引用しておきます。
HSP自己診断テスト

次の質問に、感じたまま答えてください。
少しでも当てはまるのなら「はい」と答えてください。
まったく当てはまらないか、 あまり当てはまらない場合に「いいえ」と答えてください。

1.自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
2.他人の気分に左右される
3.痛みにとても敏感である
4.忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる 
5.カフェインに敏感に反応する  
6.明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
7.豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
8.騒音に悩まされやすい  
9.美術や音楽に深く心動かされる   
10.とても良心的である
11.すぐにびっくりする(仰天する) 
12.短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
13.人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく (たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
14.一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ
15.ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
16.暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている    
17.あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる     
18.空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる  
19.生活に変化があると混乱する
20.デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
21.動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
22.仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
23.子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた

以上の質問のうち12個以上に「はい」と答えたあなたはおそらくHSPでしょう。
しかし、どの心理テストも、実際の生活の中での経験よりは不正確です。
たとえ「はい」がひとつかふたつしかなくても、
その度合いが極端に強ければ、そんなあなたもHSPかもしれません。

以上、ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 より抜粋  
               エレイン・N・アーロン [著]・ 冨田香里 [訳]
上ブログさんの⇒こちらの記事より。

2017/12/13、再チェックしたところ筆者は18項目に当てはまりました。
「4」「23」の度合いはとても強い。
「6」も、実は強いか。光、音や匂いには「鈍感」なつもり(シャットアウトしている)だが、ふと気付くと頭痛が始まっている。これはおそらく「共感覚(文字や数字に色や味を感じる)」であったり、偏頭痛持ちなせいもあると思う。脳が過敏なこととHSPは関連があるのかな?
微妙:
「9」美術や音楽は素養がないので分からないが。小説は深く感じ入る。
「10」自分ではよく分からない。なるべく良心的であろうとしているが、いつも他人の我儘が際限なくなり限界が来る。
違うところ: 
「5」はどうだろうか。カフェイン摂取すると偏頭痛が治まり具合が良くなるので、むしろコーヒーを飲んだほうが落ち着く。
「12」は、内心パニックを起こしても表面にはあまり出ないらしい。救いがない。
「13」、他人の感覚にはむしろ鈍いほうだね。他人に関心が無いのか、関心を向ける余裕がないのか?
「15」、何度もチェックしているはずが必ずケアレスミスをしている…涙。おそらく何かを気にして細部が目に入っていない。
「18」、微妙。体は鈍感。すぐに食事を忘れる。そして、気が付くと具合が悪くなっている。

■HSSテスト


上のテストだけでは微妙だなと思った。
裏付けるのは対照的な「HSS(刺激を求める人)」テスト。こちらが比較として分かりやすかった。
私はほとんどHSSに当てはまらないので、対照的なHSPなのだろうと推測できる。

引用
【HSS自己判定テスト】
次の質問に、感じたまま答えてください。少しでも当てはまるのなら「はい」と答えてください。まったく当てはまらないか、あまり当てはまらない場合に「いいえ」と答えてください。

・安全ならば、奇妙な新しい体験ができるドラッグを服用してみたい
・会話によっては、とんでもなく退屈することがある
・好きだとわかっている場所にもう一度行くよりは、好きでないかもしれないが新しい場所に行きたい
・スキー、ロッククライミング、サーフィンなどスリルを味わえるスポーツをしてみたい
・長い間家にいると落ち着かなくなる
・することもなく待つのがいやだ
・同じ映画を二度観ることはほとんどない
・不慣れなこと、未知なことを楽しめる
・ふつうでないものを見ると、とことん追求したくなる
・毎日同じ人といっしょにいると飽きる
・私がなにをしでかすか予測がつかない、と友人たちはいう
・新しい分野を探るのが好きだ
・日常的なルーティーン(日常の決まりごと)を避けている
・激しく心を揺さぶるアートに心惹かれる
・高揚感を与えてくれる成分を摂取するのが好きだ
・突発的な行動をとるような友人を好む
・自分にとって目新しく好奇心を刺激するような場所にいたいと思う
・旅行にお金を使うなら、できるだけ知らない国がいい
・探検家になりたい
・まわりがひきつり笑いをするような下ネタが出ると楽しいと思う

以上の質問のうち、女性の場合、11個以上の質問に「はい」と答えたあなたはおそらくHSSでしょう。「はい」が7個以下ならばHSSではないかもしれません。
「はい」が8個から10個あったならば、ややHSSということになります。

男性の場合、13個以上の質問に「はい」と答えたあなたはおそらくHSSでしょう。
「はい」が9個以下ならばHSSではないかもしれません。
「はい」が10個から12個の場合はややHSSということになります。

※著者いわく男性はまわりに期待される「男らしい」答えをする傾向があり、その影響をまったく受けないような自己テストをつくるのは難しいとのこと。
そのため、男性と女性とでちがう、このような得点評価となりました。

  (ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 より抜粋)

引用はこちらより ⇒HSS診断 (刺激を求める人)

HSSテストで少しだけ、
>・私がなにをしでかすか予測がつかない、と友人たちはいう
これだけ当てはまるかもね。
たぶん、黙って考え続けているところがあるため、私が何を考えているのかが分かりづらいだけだと思うが。
「いずれこうしたい」「こういう計画がある」ということは、ほとんど周りに言わない。これはむしろ引き篭もり傾向のあるHSP側の特徴だと思う。

他に、
>・することもなく待つのがいやだ
>・ふつうでないものを見ると、とことん追求したくなる
はもしかしたら自分に当てはまるかな。
「読書をしないで待つ」という時間は耐えられない。
とことん追求したくなることはないが、「ふつうでないもの」というジャンルのほうが好きだ。これは水瓶座の特質だが。

※おそらく、双極性障害の方は上のテストで両方当てはまる場合があるのでは? 病気の場合は遺伝などとはまた違う対処になるはずなので、専門サイトを検索してみてください


■孔明はHSPか?


ところで上のブログ主様がこんな記事も書かれていたことに気付かなかった。

 ⇒HSPの天国と地獄 (3) HSPの職業選択とHSPの子の育て方 「諸葛孔明になるかそれとも弱い一兵士として無残に死んでいくか」

現代人、特に女性にはあまり知られていない人物なので、「よくこんな人物をご存知だな」と感心した覚えがある。
ちらっとゲームか何かで名前だけご存知なのだろう、と思っていたがかなりお詳しい方のよう。失礼しました。


この記事を読んで気付いたが、遠く後世から眺める彼の人物像というものは、ほとんど後天的に身に付けた性格だったかもしれない。

上記事で驚いた箇所、
自分のお子さんを「諸葛孔明」のように後世まで尊敬されあがめられる存在や、
「美しいスイスの超高級腕時計」のような、美しい輝く存在にしたいですか?

何とも複雑な気分。
彼について、そんなイメージで語る人を私は見たことがないので。
私自身も、彼は本来そこまで繊細で高級な人物ではないと思う。
晩年は確かに少し繊細さが身に付いた(身に付き過ぎた)ところはあるが。

あくまでも推測のものだけど、彼の出生ホロスコープを見ると
「こいつはほとんど何も考えていない」(笑)
と分かる。

フィクション好きの方が怒るだろうから一応フォローしておくと、「頭が悪い」と言っているのではない。
仮にアセンダントが水瓶座だとすれば、頭脳派であることは確か。月が双子座なら実務の能力も備わる。
ただ、グランドトラインを持つ人は行動する時に考えのリミッターをはずすのが得意と言える。あるいは、考える前に運命のほうが先に動いてしまう。
だから一般的なイメージ通り彼が優秀だったことは事実なのだろうが、後世の「神経が細い」イメージは先天的なものではないと思う。
職業病として身に付けた後天的なもの。晩年の性格だろう。

「HSPは遺伝だから後天的になるものではない」
と言われている。
脳的な敏感性は確かに肉体の遺伝でしかあり得ず、たとえば「音や光が苦手」という特性は遺伝だけで受け継がれる。
ところが性格に関わるもの、他人から見たナイーブなイメージなどは後天的に身に付くことがある。

特に仕事は脳の性質も変える。
裁判官、医師、プログラマーなどが精神をすり減らして病気になってしまう現実を目撃したことがあると思う。
作戦家もこれらの職業に似ているが、おそらく人間の職業のうちで最も神経をすり減らす部類に入る。

作戦家はその仕事自体が、思考のループを強いる。
どれほど突き詰めて考えたとしても計画が成功するかどうか確実ではないから、常に穴を考えている。戦争計画を一から考え直すことも多い。これを日夜繰り返す。
眠れないのは当たり前。
四六時中、無意識に考え続ける癖ができる。
こんな仕事を続ければ、どれほど陽気な人でも神経が細くなっていくだろう。人によってその時間が長いか短いかの差があるくらい。

嘘だと思うなら、日露~太平洋戦争の戦略家たちの記録が現実的だから参考にすべき。
子供時代オープンな性格だった男たちが、参謀職についてから数年後に神経をすり減らし、性格が変わっていく様子が分かるはずだ。



私が思うに、「頭の良さ」は「物静か」とはイコールではないし、物静かな性格の子であっても「神経が細い」とは限らない。

少なくとも諸葛亮の場合、出生ホロスコープを見た限りでは「神経が細い」とは言えないタイプ。
根が水瓶座であるなら、むしろ大胆なほうではなかったかと思う。
無論、出身家庭から言って体格が細いと考えるのは理屈にかなっているが、体格と性格は別もの。決して図太い神経ではなくても、水瓶座には大胆さがある。
(だから、五行の【癸】より【壬】のほうがイメージに近い、と私は言っている。そのほうが出生ホロスコープにも近い)

ところが職業病で、晩年は「神経が細い」イメージとなった。
このため、彼は遺伝性のHSPではなかったという推測が立つ。

ちなみに若い頃の「引き篭もり生活」について書いておくと、あの当時の隠遁生活は、怯えて引き篭もってしまう現代のヒッキーとはかなり違う。
もう少し攻めた思想を持って選び取るのが隠遁生活。
漢代、隠遁生活は思想家が選ぶものだった。参考:『老子』等
若いうちに実行する者は少ないので、諸葛亮の場合はエキセントリックに見られただろうが。

読書生活は確かにHSPにとっても理想の生活なのだけど、水瓶座の場合はただ自然に隠遁生活を選んでいるのみ。
彼らは呼吸をするように社会から行方をくらます(笑)。
世俗と離れた感性を持つので、「周囲の人と話が合わない」と思ってしまうこともまた、隠遁生活を選びがちな理由である。人に怯えて耳をふさぎ頭を抱えているというよりも、最初から見切りをつけてしまっていると言ったほうが正しい。
ひねくれた、変わり者の仙人のイメージ。

嫌な奴!!
と女性に嫌われがちなタイプだと思う。
嫌われても何のダメージも受けないところが、また人を苛立たせる。(はず)


■ホロスコープで分かるHSP


出生ホロスコープで見て「神経が細い」と言えるのは、やはりアスペクトが全体に張り巡らされている人なのだろうな。
困難アスペクトが多ければ、それだけ身動きがとれないから萎縮してしまう。
サインだけで見るなら、ASCか月が水にある場合。
蟹座、蠍座はもちろん、特にASC魚座の人はたいていデリケート。
たまにASCまたは月が天秤座にある人が感受性が高く弱っていることがある。これは天秤座が一種の受信特性を持つから。

筆者などは、おそらく出生ホロスコープを見て引かれると思うが、アスペクトが張り巡らされている。
これは(過去の)心労の跡。
現実に遺伝性のHSPであるらしい。
(根は大胆であっても、これだけアスペクトが張り巡らされていれば身動きができない)
だから今は思想で選び取ったのではなく、「怯えて引き篭もっている」ほうに近い。
現実ヒッキーではないけどね。ただ心情的には近いものがある。
可能なら一生、本だけ読んで暮らしていきたいと思ってしまう。

それでも水瓶座っぽく隠遁生活にも踏み切れないのが我ながら中途半端だ。
何故なのかと言うと、いったん人を信じてしまったが故に、始めから「見切りをつける」ことができない。
だから飄々と楽しく隠遁生活を選べない。
この、他人と「つかず離れず」の距離感が実は最も神経を遣う。神経がすり減っていく。

おそらく私は上のブログ主さんが言うところの
「弱い一兵士として無残に死んでいく」
側のタイプだろう。苦笑

それでもあまり惨めとは思わないのだが。
私は、おかしいのかな?
戦場で恐怖に震えながら苦しみながら戦い、一生懸命戦っても強い兵士に切りつけられ殺され無残に死んでいった惨めな一兵士にしたいですか?


うーむ……。
この文に考え込む。
私は一兵卒を「惨め」と言うことはできない。

過去、私は戦略を立てる側であり、命令する側だった。(記憶によれば)
だがそれでも自分を「偉い人間」だと思ったことは一瞬たりともなかったし、戦場で死ぬ一兵卒を「価値のない惨めな人間」と思ったこともなかった。
だいたいその前の人生では、誰にも顧みられることなくゴミのように死んでいった無名の一兵卒だったからね。

諸葛亮も、たまたまあの人生では騒がれる側の運命を持って生まれただけのことで、人としての価値は戦場で死ぬ一兵卒と完全同等だ。

上に立つ人生が素晴らしく、下の人生が惨めということは全くない。
どちらの側で生きるかは生まれる前の計画による。
役割がその人生ごとに変わるだけ。

役割を人の価値と思ってはならない

ただ、皆がその人生限定で与えられた「役割」、つまり「分」というものを活かしきって死ねたらいいなと思う。
私も、もしまだ実現していない「役割」があるなら果たしてから死にたいものだね。

占星術で「開運」するかどうかは言葉の定義上、微妙なのだけど。(運命に抗って金持ちになることなどを「開運」と考えている人が多いので、私は誤解させないように、この言葉を言わないようにしている)
「分を果たす」ために占星術を使うのは良いことだと言える。


/以下余談が長過ぎたのでカット
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吉野 圭(Yoshino Kei)
Posted by吉野 圭(Yoshino Kei)
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