-
数年前からネットで見かけるようになった、「中国人が日本をベタ褒めしています!」系の記事。

あれはヘイトによるヘイトのための作り話、
“敵が我々をこんなに羨んで、悔しがっている。いいざまだろ?”
という歪んだ優越感が感じられないでもないが、お互い罵倒し合うよりはまだ良い。
嘘も方便。褒め記事を蔓延させて、いずれ日中友好が叶ったらいいな。

……と思っていたのだが、最近の記事を読むとあながち作り話でもないのかなと感じつつある。

それらの記事で書かれている、「中国人が日本を褒める理由」は
・真面目
・清潔
・技術力が高い
・礼儀正しい
等々といったことばかり。
決して事実からかけ離れたものではない。

道義心があるとか弱者に優しいなどといった、真に大切な人間性はあまり褒められていない(笑)。むしろ、日本は集団で一人を一斉に叩くイジメ社会であることの指摘がある。

故に現実の中国人が書いていると思って良いのかもしれない。
日本大好きで、日本旅行を続けたい中国人が宣伝しているとの見方は正しいかもな。
あるいは日本を褒め殺しにするための、密かな国家戦略か。

まあ、いずれにしてもお互い褒め合うのは悪いことではない。
残念ながら、「礼儀正しさ」や「技術力」では私はまだ彼ら現代中国人を褒めることはできないのだけど。
「道義心」に関しても、今の政府である限り絶望的。
一般庶民の中には驚異的な道義心を持つ神様のような人がいて、その本能では日本人は遠く遠く及ばない。だが、政府は今もまだ「悪の権化」のまま。政府が変わらない限り、手放しでのお付き合いはできないのではないか。
大変だろうけど、中国で下からの改革が叶うことを祈る。



参考

“日本礼賛”記事で面白かったもの、スクラップしておきます。

そもそもこのタイトルに惹かれて見に行った、
⇒どうして日本のトヨタ車だけエンブレムがこんなにたくさんあるの?=中国メディア
 記事によれば、車種ごとにエンブレムが異なるのは日本だけで、海外で流通しているトヨタ車は全て同じエンブレムであるという。「そのため、中国国内には中国産のトヨタ車を購入後にエンブレムを日本版のものに交換するオーナーが少なくないのである」とのことだ。
外国では同一エンブレムとは知らなかった。
わざわざ日本版のエンブレムに交換する人がいるのは、面白いね。


⇒凶悪な民族なんかじゃない!一度日本に行ってみれば、真実の日本の姿に「ゾッとする」はず
 さらに記事は、現在の中国はハード面では日本とさほど大きな差はないが、ソフトの面での差は大きく、「交通規則を守り、ゴミのポイ捨てをせず、穏やかに人に接し、真摯に物事に取り組むという点匂いて中国はまだ歩み始めたばかり」と指摘。また、現在の「日本の一般の人々は親切で、中国人の一般庶民と変わらず、平和を愛している」とし、中国で日本人に対して間違ったイメージが定着していることについて「中国人は一度でも日本を旅行で訪れ、日本がどういう国かを体験すべきだ」と呼びかけている。
「ゾッとする」のはきっと、自国の報道が捏造ばかりだったという点についてだろう。
ある程度ネットで知ってはいるだろうが、実際に来て見て日本を体験すると、「言論統制」の恐ろしさが身に染みて分かるのかもしれない。


⇒これが「真実の日本」だ!公正と正義が最大レベルで実現されている

これについては、「幻想だよ」と思ったね。
日本人は他人の目がある場所ではお互い監視し合うのでルールを守るが、自己の心の中に本能的な、「道義心」「人道意識」を持つ人は少ないと思う。
冤罪が大量生産され、人道を守るはずの法律がきちんと機能していないこの国が、「公正と正義が最大レベルで実現されている」と言うのならどれだけその正義レベルは低いのだろうか?

しかし、現代中国があまりにも酷いことは確かだ。この日本が天国と思えるほどに。


最後に、当ブログだから話題にしてみる記事
⇒日本ではなぜ三国志が人気で、諸葛亮孔明が人気を得ているのか
まずこのタイトルに、
「気のせいだよ」
と言いたくなった。笑
 記事が注目した理由の1つは、諸葛亮孔明の存在だ。日本人は諸葛亮孔明を「崇拝」するほど好んでおり、孔明に魅了されていると指摘。さらに「日本の三国志ブームとはすなわち孔明ブームのこと」と指摘する声もあると紹介し、孔明が示す忠誠や義また天才軍師としての役割が日本人を魅了しており、それゆえに孔明は日本人にとって三国志の物語に魂を吹き込む最も重要な人物となっていると指摘した。
意外なお話。
ごめん、私は諸葛亮を「崇拝」している人を一度も見たことがない。笑
曹操を崇拝し「ハイル! ハイル!」と喘いで涎を流している人なら、よく見かけるかな。
日本人には覇権を手にしようとする組織のトップよりも、むしろそれを巧みな方法で支える有能な部下の方に心が惹かれるところがあるのかもしれない。
サッカーで言うところのボランチが人気、みたいなことは日本ではありがちかもしれないね。
判官びいきも日本人の美徳。
同情される側は情けないのだろうが、「個人崇拝」され見上げられるよりは遥かに心地良いと、私だったら思う。

しかし最近はそうでもなく、上に書いた通り独裁者のほうが人気だ。
横暴であればあるほど魅力を感じて尻尾を振る人々が増えた。いずれ自分が虐殺の犠牲となることに思い至らず、崇拝して尻尾を振るのは異常。
現に今、「強引なリーダー」に対する個人崇拝が高まっているのは、非常に危険な傾向だと思う。
日本にガス室や収容所ができたらそのこと自体に興奮して、首相の熱狂的ファンになるのではないのかな?


関連するかもしれない記事。
今の日本の危険さを指摘している点で正しい。
⇒自己過信では日本が沈む
適度の自信を保ちつつ弱点を直視する、日本のためになる日本論が欲しい。(道上尚史氏)
激しく同意です。


関連記事
吉野 圭(Yoshino Kei)
Posted by吉野 圭(Yoshino Kei)
気に入っていただけたらシェアお願いします。要パスワード記事は引用しないでください(パスワードを貼るのも禁止です)
記事リクエストはこちらから:★コンタクト

管理用 anriy3@gmail.com