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最近『日経サイエンス』の記事が面白くてたまに電子雑誌をDLしていたのだが、こんな文章を目撃して衝撃を覚えている。
ほめられるのが怖い?インポスター現象  B. スピナス

自分の成功は分不相応な物で,”できる人”という仮面がいつかはがれるのではないか——
インポスター現象に悩まされる人は,成功を自分の能力によるものではないと信じ込んでいる

別冊184号
まずい、この文章だけで涙が出そうになった。
>成功を自分の能力によるものではないと信じ込んでいる
自分の症状はまさにこれだ。

インポスター現象。初めて聞く。(心理学には興味はあるが専門外)
この言葉で検索してみた。

 ウィキペディア ⇒インポスター症候群

なんと……今頃、こんなところで自分を発見するとはね。
私はまさにこのままの症状を抱えている。
インポスター症候群またはインポスター・シンドローム(英: Impostor syndrome) は、自分の達成を内面的に肯定できず、自分は詐欺師であると感じる傾向であり、一般的には、社会的に成功した人たちの中に多く見られる。
この症候群にある人たちは、能力があることを示す外的な証拠があるにもかかわらず、自分は詐欺師であり、成功に値しないという考えを持つ。自分の成功は、単なる幸運やタイミングのせいとして見過ごされるか、実際より能力があると他人を信じ込ませることで手に入れたものだと考える。
太字の箇所はまさに、だ。
私の場合は「自分が他人を騙した」という感覚はなくて、「実際より能力があると他人が勝手に信じてしまった」という被害者意識があったのだが。
「単なる幸運のせい」であるとはずっと思っていた。

>能力があることを示す外的な証拠があるにもかかわらず
そんなことはない。外的証拠は皆無なはず。
と思ってしまったところがまたこの症状か。

インポスター症候群は、特に社会的に成功した女性に多いとする研究もある
苦笑。
やはり他人が言うように前世の私は女性的だったのかな?笑
でもあの扱いは異常でしょう。
いくらなんでも魔法使い扱いは「能力に見合った評価」を遥かに超えているし、非現実的過ぎる。

非現実的な高評価は暴力だ。
どれほど屈強な男の心でも殺すに十分だと思う。
私が経験した異常な扱いは、百人の男を殺しても余りあるくらいだろう。
(平気でいられるのは本物のペテン師と、トランプ氏のような異常に自己評価の高い人だけだ)

能力の高い人々は、自分が偽物であると人から思われたくないがために、熱心に働く傾向がある。その勤勉さの結果、人から賞賛を受けたり、成功につながるのだが、それがますます自分に対する偽物意識を高め、人から目立つことを恐れる。彼らは通常の人の2倍から3倍量働き、準備をし過ぎたり、詳細に至るまで考え詰めたりするので、燃え尽き症候群や睡眠不足に陥る。
私が働き過ぎたのは他人の評価が下がることを恐れたからでない。
敬愛する主人や、愛してやまない国民のため、自ら進んでそうしただけ。特に国民を危険に晒すわけにはいかないという想いが強烈にあった。
と自分では記憶しているのだけど、異常に頼られたために期待に応え「全て背負わなければならない」と、無意識に自分を追い詰めたところはあるかもしれない。

偽物であると言う感情を促進させる理由に、症候群にある人たちは、自分の能力を隠そうとする傾向が考えられる。自分の能力や知性を見せたら人から嫌われると考え、自分は賢くなく、成功にも値しないと自分を信じ込ませている。
そう。その通り、学力さえ他人に知られるのが怖く隠していた。
ずっとこの症状を抱えているのだが、誰にも信じてもらえなかった。
「自分の能力を隠す人なんか、この世に存在するはずがない」
と一蹴されるだけ。
(それどころか「自慢したいのか」と誤解して怒り出す人もいる)
だから苦しいと、声を上げることすら出来なかった。

もちろん私の場合、「社会的成功」は前世のこと。
そのため今世の思春期には能力を隠す行為に及んで非常に苦しんだのだが、自分でそうする理由さえ分からなかった。
あの頃きっと病院に駆け込んでも、「あなたは成功もしていないのに何故?」と首を傾げられるだけだっただろう。

理由が分からない、という恐怖ほど苦しいものはない。
しかも誰にも話すら聞いてもらえないという状況。
あまりにも孤独。
我ながらよく自殺しなかったもの。

もちろん今は、この苦しみの原因は前世にあると分かっているのだが、未だ「自分に能力がある」とは思えない。そう認めたくない。
「自分には能力がない」が、今も口癖。
一日十回は唱えるお題目。
恐怖の原因が分かったところで、魂に根付いた癖は治らないのが問題だなと思う。

おかげ様で今は自分が願った通りの人生。目立つことなく誰からも見下されバカにされる人生が叶ったのだが、そうなると今度は誰の役にも立てない無力感に打ちのめされる。
困ったものだな。我ながら。

いったいどうすれば等身大の生き方ができるのだろうか。

高過ぎず低過ぎず、やったぶんだけの仕事に見合った、現実的な扱いをして欲しい。
本当の能力に合ったことでお役に立ちたい。
たったそれだけの願いが、どうしてこれほど叶い難いのだろう?



――それにしても。

自分がこのような症状を抱えていると分かったところで、私の場合は誰にも相談できないのだ。
「前世でこんな経験をしたのでインポスター症候群になったんです!」
と言っても医師に相手にされるわけがない。笑
いや最悪、統合失調症ということにされ、閉鎖病棟に入れられるのだろうな。

だからこの症状は自分一人きりで解決していくしかない。

やはり結局、いつまでも孤独だなと思う。

(ここにこうして独り言を書けるだけでも救いとなっている。近ごろ嘲笑するためにこのブログを漁っている人々がいるようだが、嘲笑の目で眺められるほうが、一人きりで声を押し殺しているよりマシかもしれない)


/前世の経験についてこうして現実のこととして語ることは、他人の目には奇異に映るだろう。
でも私にとっては、ありありとした現実なのだよね。
それは精神病の人たちが語る「現実であるかのように目の前に見える幻覚」とは違って、今の私自身の人生とつながっているという意味での現実。だから仮に前世記憶が幻覚だったとしても、私がインポスター症候群であることは現時点の現実である。→追記 幻覚と考えると再び原因不明となって元の苦しみに戻るから、私自身は過去世を絶対現実と考えねばならないのだが


付録

【診断テスト】
会社などで高い評価を受けている方で、ご自分がこの症状を持つのではないか? と疑っている方は下のテストをどうぞ。

 ⇒インポスター症候群 診断テスト(英語)

筆者スコア: 94 …重症だ。
impostor.gif
「人々があなたが実際に無能であることを発見する恐れがあります」 むしろ、無能であることを発見して欲しいとずっと願っていた。私が苦しかったのは、無能だと自己主張しても誰も聞き耳を持ってくれなかったこと。詐欺師と言うよりは、冤罪を受けている人のような心理だった。
「成功があなたが(運のような)制御できない要因」 コントロールできなかった運のせい、と考えるのは本当にそうだからなのだが。今後は、少しは自分の能力も(常識的な範囲で)認めたい。
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吉野 圭(Yoshino Kei)
Posted by吉野 圭(Yoshino Kei)
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