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最近書いているアインシュタインの手相など、面白い話が載っていたのはこちらの雑誌。

『時空旅人』 “占い”の歴史と“運命”の謎に迫る


コンビニで見かけ、一目惚れして購入。
よくある占い雑誌ではないから、読者の運勢を占うためのページはほとんどない。誤って購入しないよう注意してください。
主に占いの歴史について書かれた、歴史読本です。

目当ては鏡リュウジ監修(失礼、鏡リュウジ氏はインタビュー回答のみ) 野田伊豆守筆の「西洋占星術の歴史」だったのだが、この雑誌では古今東西の占術の歴史を網羅しているので楽しいなと思った。
もちろん雑誌なので各記事の情報は浅く、これだけで全てを知るのは不可能。あくまでも占い案内カタログみたいなもの。写真が多いから息抜きとして、ページをめくると楽しい。

西洋占星術の歴史についての話は色々と思うところがあるから、また別の機会に書く。

先に東洋占術について、雑談。

こんな画像の載ったページがあって不意打ちだった。
諸葛亮
※画像引用は上雑誌P45より。出典不明、おそらく『三国演義』の挿絵で諸葛亮。


……いつ見ても気持ち悪い絵だ。笑
(ファンの方すみません)

上の絵は『奇門遁甲』の解説ページに載せられていたのだが、添えられた解説がいつになく現実的で嬉しかった。引用しておく。
 …紀元3世紀の三国時代に活躍した諸葛亮(孔明)は奇門遁甲に通じ、八卦に基づく八陣図をモチーフにした陣形を組んだり、風向きを読んで戦いを勝利に導くという場面が、小説『三国志演義』に描かれている。ただし、『三国志演義』は史実の時代から1000年後の明の時代に成立したもので、諸葛亮の活躍には脚色が多く加えられている。
 すでに中国では紀元前500年頃に、兵法家の孫武が記した『孫子』兵法が広まっていた。『孫子』は戦争の勝敗は天運ではなく人為によるものと説く極めて現実的な兵法書であり、その影響で占いに頼らず、人事を尽くすとの考えが浸透していた。
P43-44

その通り。
史実を書いてくださって感謝!!

またこのページには、「三国時代、軍師とは別に占い師を利用したこともあった」という記録が引用されている。
私の思う通りだ。

と言うより、なんとなくだけどこちらに記事構成が似ている気がした。笑
 【質問】どうやって占いを戦争で使ったんですか?

今はプロの物書きも必ずネットで下調べをする時代。マイナーな私のブログなどがお目に留まることは絶対ないと思うが、他の方々のブログ等や掲示板等を介して間接的にでも情報が広まり、ライター様のお耳に届いたと想像するのは嬉しい。

(でも本当のパクリは駄目ですよ。他人の文章を、少しリライトして「自分が書いた」と名乗って載せるのは犯罪。引用は構わないので、参照URLとしてちゃんと著作権者を示してください)

インターネット時代は素晴らしいな。つくづく思う。
ほんの一昔前までは、
「奇門遁甲は諸葛亮が発明したものだ!」
と、堂々と書籍で言い放つ占い師の大先生ばかりだったのだけど、こうして私のような素人もインターネットの片隅で意見を書ける時代になった。だから、むやみやたらと史実に反する嘘を書けなくなった、のではないかと思う。

このため私は、誰に信じてもらえなくてもネットに情報を流していかなければと思っている。
「嘘を書いたらヤバイ」
と思っていただければ、それだけでも有難い。


余談。上の雑誌記事で一点だけ気になった箇所。
諸葛亮 181~234
頭に帽子をかぶり、羽扇を手に持つ軍師の代名詞として描かれる。正史『三国志』にも羽扇を手にして軍を指揮していたことは記されているが、史実の彼は天才軍師というよりも忠義心にあふれる政治家、名宰相であった。

>史実の彼は天才軍師というよりも忠義心にあふれる政治家、名宰相であった。

との評は諸葛亮にとって有難い言葉だと思うが、

>正史『三国志』にも羽扇を手にして軍を指揮していたことは記されている

ここは誤り。
『正史』(陳寿著『蜀志』)には、記されていません。
それはおそらく註で引用された伝承だと思う。
私が考えるに、フィクションです。
註で引用されている逸話には現実の話もあるが、民間伝承もたくさん混ざっているので注意すべき。

(上の記述が載っていたのは『裴子語林』という書物らしい。あくまでも著者が伝え聞いたことを記した文献だろう。正しい話もあれば単なる噂に過ぎない話もあるはず。それぞれの話について信ぴょう性が高いかどうかは、各逸話ごとに考えたい)

ところで肝心の、彼が「白羽扇」を持っていたかどうか?
せっかくだからきちんと述べておきますか。後ほど、要パスワード記事にて書きます。

/その後、執筆しました。
 ・現実の孔明は「白羽扇」を持っていたか?
現実の孔明は「白羽扇」を持っていたか?2 (引用可、公開できるところ抜粋)


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吉野 圭(Yoshino Kei)
Posted by吉野 圭(Yoshino Kei)
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