-
黙祷を捧ぐ。


あれからもう七年。
苦しいことや難しいことから目を逸らしがちな日本人の性質から、防災意識は薄れている。

七年でどれだけのシステムが改善されたろう?
呆れるほど何も改善されず、行政は相変わらず堤防を作ればいいというだけの認識で、愚かな過去を繰り返す。
原発もなくならない。信じ難いことに未だに賛成派が圧倒の力を持っている。
(いっぽうの反対派は、資金集めが目的の怪しげな活動家ばかり)
外国ならこんな非合理なことはあり得ないと思うのに、どうもこの国は非合理が大好きで、悪いこと・愚かなこと・人の命を奪う政策に留まる傾向がある。

以前も『大陸人は悲観主義、日本人は楽観主義』で書いたが、この国の人々は驚異の楽観主義者ばかりだと思う。
前を向くために気持ちを切り替えるのは大切で、そのためには有利な資質だと思うが、ただ目を逸らし忘れてしまうだけなら同じことの繰り返し。

ネガティブなことを考えたくないから目を逸らす、見て見ない振りをする、何も準備しない……というのはむしろ日本人全般がストレスに過剰に弱いからなのかな? とも思うが。
悪い意味での楽観主義。それでは子供と同じでしょう。

「何も起きないから大丈夫だよ」
「めんどくせーこと言うな書くな」
「ネガティブな話をするな」
このセリフは日常生活でも、ブログをやっていても、仕事(危機管理業)でもさんざん浴びてきた。
IF文を指摘する癖のある私は日本社会では怒られてばかり。
しまいに、「あなたは上から目線だ」だの「傲慢」だのと罵倒して攻撃してくる。いったい誰のために苦言を呈しているのか、そのためにどれだけ気持ちを砕いたか(気持ちだけではなく時間も膨大に割いた)。そんな相手の気持ちや、自分のために費やされた労力の想像をする力さえない。
ただ「怠惰に自由に生きたい」の我がまま放題に溺れるお子様たち。
この甘えはどうにもならない。

津波に関する伝承は東日本にもたくさんあったが、ただの「おとぎ話」と考えられ活かされなかったことは悲しい。
今時「おとぎ話」を信じる人もいないし、物語だけではインパクトがないからそれは仕方ないのかもしれない。しかし、現代にはあれだけ貴重な映像があるのに、それすら「ストレスを感じるから見たくない」と言って過去へ押しやり消し去ろうとする。
ニュース番組に苦情を入れている人々よ、そんなことしていると本当にもう二度と放送されなくなりますよ。そしていずれ消え去る。
記録というのは伝え続けて行かなければ消えていくものなんだ。
映像を抹消してしまったら、未来の人たちから、「なんであの時にこんな貴重な映像を伝えてくれなかったんだ」と恨まれることになる。

実際にPTSDのある人は見るべきではないが、一年に一回くらい、皆で振り返ることは良いことだと思う。
だから、テレビを持っていない人のためにあえて貼っておく。(病気をお持ちの方は無理しないでくださいね)

以下、津波映像があるので注意
↓ ↓







こちらもある意味で、参考になる。映像を流すことに反対派の方:

当事者の方のようだから「見たくない」と仰るのは当然だと思う。
だけど、他地域の人たちにはこのインパクトが必要。未だ防災意識が低いから。

>「今現在の」美味しい物や観光おすすめスポット特集とかを見たい。気付けば復興のためにお金を落とさせるような番組待ってる!

これは文句なし、仰る通り!!
関連記事
吉野 圭(Yoshino Kei)
Posted by吉野 圭(Yoshino Kei)
気に入っていただけたらシェアお気軽に。要パスワード記事は引用しないでください(パスワードを貼るのも禁止です)
記事リクエストはこちらから:★コンタクト

管理用 anriy3@gmail.com