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木村秋則さんの自然栽培に関連した話。
私は専門家ではないからずっと避けてきたのだけど、「糖質制限」について少し書いてみる。

★追記。当ブログ主はヴィーガン(菜食主義者)ではありません。この記事では「バランスを取れ」ということを書いています。私はヴィーガンも糖質制限同様、偏った思想だと考える者です。 ⇒ヴィーガンや糖質制限を眺めれば、確かに人類は末期と思える


※ご注意 当ブログ筆者は医療の専門家ではありません。従ってここに書く医療的な話は一般人が集めた知識であり、正確ではない場合があります。ただし逆に言えば、何ら利害に縛られることのない中立的な個人の見解であるとは言えます。

人間だけが貪るのはエゴ

木村さんが仰るように、ここ地球に棲む動植物たちは一種だけで生存することはできない。これは絶対の真実。
全ての種が支え合い一つのサイクルでつながっている。
それなのに人間は一種だけで地上に君臨したいというエゴから、ただただ他の種から奪うことだけして、与えることなく生き続けようとしている。
とうてい不可能なことをしようとしているのだ。
その不可能なことを無理に推し進めた「ひずみ」が、自らの命を脅かす農薬や化学肥料を使わなければ収穫できない、現代の不自然な農業・畜産に表れているだろう。

今、さらに「糖質制限ダイエット(健康法)」にはまる人たちまで表れた。
糖質制限とは
「穀物は有害だから食べるな! 肉食になれば痩せて健康になる!」
というもの。
この健康法の提唱者たち曰く、
「人類は何万年も狩猟で生き続けてきたのだから肉食用のDNAを持っている。ところが一万年前から突然に穀物を食べ始め、炭水化物を摂取するようになったので健康を害するようになった。だから穀物は食べてはいけない。肉だけ食べていれば人間は完全に健康に生きていける」
なのだとか。
それで、この健康法を信じた人たちは炭水化物を断ち、不足したカロリーをタンパク質や脂質で補っている――つまり米や麦を完全にやめて、肉やチーズなどだけ食べる生活を続けている。玄米や全粒粉すら「悪者」と呼んで避ける極端さ。

この健康法で本当に健康になるかどうか? という議論はひとまず措いて、まずそれが地球環境に対してどれだけのダメージになるかを考えたい。
いったい、肉を育てるのにどれだけの穀物が必要か?

現実に、食肉となる動物を育てるのには三倍以上の穀物が必要。
ただでさえ肉食が進む現代、既に多くの人類が飢餓に苦しむ状況だというのに、さらに「糖質制限」で肉食が増えればどうなるか。
地上の動植物は全て人類に食いつぶされることになる。
しかも人類は自らの肉体を土に返すことさえしないので、食物連鎖のサイクルは分断され、地上の全生物は絶滅するだろう。人類による科学物質の汚染など待つまでもなく。

そんな「全ての生物から命を奪う」という究極の暴力を遂行する理由が、
「ダイエットして美しくなりたい」
「健康で長生きしたい」
という個人の、我がままな欲望を叶えるためだそう。
呆れたエゴイズムだ。
これを「傲慢」と言わずして何だというのだろう。
もし、「先進国の一部、選ばれし我々だけ糖質制限で美しくなって長寿を得られたならそれでいい」「途上国の人間は飢餓で死んでくれ」と思っているなら、なおさら許されない傲慢。

この世界の真実はバランス

私は糖質制限に絶対反対を唱える者ではない。
むしろ精製された砂糖は有害だと思う者。白砂糖の過剰摂取はガンを進行させ、うつ病や認知症の原因の一つとなっている可能性が高いから、甘いお菓子などは控えるべきと思っている。

特に糖尿病やガンの人が、治療の一環として糖質制限を選ぶことは間違っていないはず。
ただし量を控えるという意味の「制限」ならば。以前より炭水化物の量を減らして、野菜なども含めてバランスの取れた食事をすることは、きっと病を改善させるだろう。

そうではなく、「糖質制限」にはまる信者たちの多くは何ら健康に問題がないのだから恐ろしくなる。
さらに彼らは単なる量を減らすという意味の制限ではなく、バランス食を嫌って「完全糖質断ち」という過激な手法を選ぶ。
ただ「痩せて美しくなりたいから」とか、「進歩的な健康法を実行して優位に立ちたい」というだけの理由で、安易に過激な健康法に走っている。
自分の健康に関してだけではなく、地球生物全体のこともトータルに考えることができない。
一点しか見ず、「自分だけランクアップすればいい」という発想。そこまで偏ったエゴの塊となって嬉しいのだろうか?


ちなみに糖質制限は、一人の人間の肉体だけを見た場合の健康法としても大いに問題があるらしい。
医師の見解や患者個人の体験として次のようなリスクが警告されている。

 ・タンパク質の過剰摂取は腎臓に負担をかける。まず腎不全となる可能性大
 ・カロリーとして脂質を多く摂取するため、脂質異常の末に動脈硬化を招く
 ・心筋梗塞、脳梗塞等のリスクが高まる(死亡例多くあり)
 ・骨粗しょう症、筋肉の退化、蕁麻疹等々(カロリー不足を補うため骨や筋肉が破壊され使われるので)

 記事下、参考にして欲しい記事からの引用

そもそも人類がつい最近突如として穀物を食べ始めたという話も嘘で、人類は約一万年前頃に農耕を始めるずっと前から、木の実などを採取して食べてきた。
DNAはとっくに穀物に対応できるよう変化しているはず。
特にアジア人種のDNAは白人種よりも遥かに長いこと穀物を食べてきているため、肉食に向かないことは明らか。
 こちらの記事のコメント欄参照 炭水化物は過剰摂取しなければリスク無し、アジア人は高炭水化物食(80%)でも死亡リスクは増加しない
引用、
江部先生は本当に論文の内容を読まれたのでしょうか?
確かに高炭水化物食(77%)は低炭水化物食(46%)と比較して死亡リスクは上がるようです。しかし、日本で炭水化物の適量と言われている60%程度と低炭水化物食を比較すると有意なリスク上昇は見られていません。さらに、日本と同じく米を主食とするアジア諸国のみの解析では高炭水化物食(80%)でも死亡リスクは増加していません。

残念ながら上のような話をして説得しても信者たちは反論して耳を貸さない。これは経験済。
説得しようとすれば「傲慢!」呼ばわりされ縁を切られるだけだ。
人によっては攻撃もしてくるだろう。宗教と全く同じようなもの。
だから信者となってしまった人を救うのは諦めるしかないのだと思うが、まだそこまで行っていない人にはどうか情報を与えて欲しい。
その人の命を救うため、また地球上の他の生物のために。


実はこんな情報を与えられなくても、日ごろからバランスを心がけている人は、このように極端な健康法や宗教に走ることはないはず。

農業の根幹は、他の生物との共生。
人間は人間の分を守り、与えられているものを食べ、必要以上に貪らないこと。
穀物、野菜、少々のタンパク質をバランス良く少しずついただくことが、今の人類に許された僅かな「分」だろう。

この世界の真実はバランスだ。
それが崩れた時は強制的にバランスが取られる。
今、既に人類は異常に増え過ぎて他生物の命を脅かしている。それも全て農薬や化学肥料を用いて、不自然に食料を増やしてしまったからなのだと思う。
いずれこの不自然は、バランスを取ろうとする宇宙の法則によって終わる。地球が終わるか人類が終わるかのどちらかで。
その前に、人類が自主的にバランスを選べないか。これ以上、貪ることをやめられないだろうか?


参考


■アセトン血性嘔吐症について


自家中毒症(アセトン血性嘔吐症)とは:
人間の体の動力として、糖は大変大切な役割を果たしています。
糖は、体の中では肝臓や筋肉の中に貯蔵されています。肝臓の中の糖の貯蔵は数時間しかもちません。特に子どもの場合、貯蔵は少ないためすぐに使い果たされます。糖が足りなくなると、体は栄養源として脂肪を分解します。
その結果、ケトン体という代謝物が出てきます。ケトン体は酸性なので、血液は酸性に傾き、吐き気、腹痛などの症状がでてきます。
この状態をアセトン血性嘔吐症といいます。
また、血糖値もさがってしまうので、吐き気や眠気、ぐったり、意識混濁、といった低血糖の症状もでてきます。
血糖値は、正常では80~100くらいですが、子どもによっては、簡単に40以下にまでさがってしまうことがあります。低血糖は、脳にダメージをあたえてしまうこともあり、早急な治療が必要となります。

まなこどもクリニック さんより

糖質制限の信者のなかには、なんと幼い我が子が顔面蒼白で嘔吐しているのに「好転反応だわ♪ 毒素を出しているのよ」と喜び、放置する人も多いようです。そして回復後にはさらに過酷な糖質制限を続ける。
成人でも危険があると言われる糖質制限ですが、幼い子に糖質制限を強要することは大変危険と思います。
嘔吐を放置すれば脱水症状で死亡する可能性があるほか、上の医師が書かれている通り脳がダメージを受け将来的に障碍が出る恐れもあります。子供の体調不良や障碍との因果関係が明らかとなれば、児童虐待とされる可能性もあるでしょう。

■ダイエットで蕁麻疹に悩まされた人


この方は突然重症の蕁麻疹で悩まされるようになり、病院で検査したがアレルギーでもなく原因不明。その後、医師に糖質制限が原因と指摘された。
栄養学に詳しくない私でもわかるレベルで、要するに「バランスよく食べろな」ということ。ま、当たり前っちゃ当たり前の話です。

よく「美肌で痩せている人が、全然炭水化物を食べないけど健康そうだよ?」なんていう情報も聞くが、うのみにしてはいけない。それでも支障なく元気に過ごせている人もいるだけ、という話で、何かしら支障が出るひとも多いということを分かっていないといけない。人による部分は大きい。

そして、私は力説してこう断言できる。
だって、薬を塗っても飲んでもダメで緊急搬送されたこともあるほどの蕁麻疹が、炭水化物も食べながら栄養バランスの良い食事をしたら、突然治ったから。

しかもこの話を友人にしたところ、
「私も炭水化物抜きしてたけど、最初は良かったけどすぐ生理が止まった。ずっと原因がわからなかったけど、炭水化物を食べ始めてしばらくしたら戻ったよ」
と教えてくれた。検索すると、確かに炭水化物を抜くことによって栄養不足となり、生理が遅れる・止まる女性は多いようだ。この事実、意外と知らない人が多いと思う。
私のように、まさか炭水化物を抜いているだけなのに、ここに繋がるなんて、と彼女も思っていたらしい。

さらに気になって検索してみると、「糖質制限ダイエット」を考えた提唱者(アトキンス氏)や、日本でこのダイエットを唱えて有名になった第一人者(桐山氏)が早死にしていることを知った。とっても健康的に痩せられると聞いていたのに、そんな情報がたくさん目につく。
医者に言われ炭水化物抜きダイエット(糖質制限)をやめた話。その危険を本気で聞いてほしいより
(後半にはステルスマーケティングでの宣伝記事が貼られているようです。たぶん悪い商品ではないのでしょうが、それも合う合わないがあるものだと思うので注意してください)


■糖質制限は寝たきり、認知症へまっしぐら


週刊現代の記事では取材に基づき、糖質制限を行った人々がどうなったかを書いている。
冒頭の渡辺さんも、ご飯や麺類などの主食をいっさい抜き、肉をメインとするおかずで腹を満たす食事を続けた。その結果、1年半で9kgのダイエットに成功したのだが、同時に大問題を抱え込んだ。渡辺さんが続ける。

「初めは調子が良かったんです。1ヵ月でお腹回りがスッキリしてきて、体重が5kg減りました。効果覿面だったことが嬉しくて、それから1年半、みっちり糖質制限をした結果、体重を85kgから76kgまで落とすことができました。
当然、体重が落ちれば身のこなしも軽くなるだろうと思っていました。ところが、次第に筋力が落ち、階段の上り下りが以前にまして苦しくなってしまったんです。そんなある日、庭の手入れをしていてトンと尻もちをついたら、それだけで尾てい骨が折れた。入院して検査をしたら、『骨密度が65%しかない。骨粗鬆症です。尾てい骨の圧迫骨折もそれが原因です』と診断されました」
 
糖質制限は、なぜ危険なのか。糖尿病の世界的権威で、関西電力病院院長の清野裕医師が解説する。

「人間には一日170gの糖が必要とされています。そのうちの120~130gは脳で消費され、30gは全身に酸素などを運ぶ赤血球のエネルギー源として消費されます。糖質は、生命を維持するために欠かせない栄養素なのです。
糖質を制限してしまうと、代わりにタンパク質を構成しているアミノ酸を、肝臓が糖に作り変えるというシステムが働き始めます。タンパク質を糖に変えられるなら、肉を食べれば問題ないのではないかと思う方もいるでしょう。しかし、人体の維持に必要なエネルギーをタンパク質や脂質でまかなおうと思ったら、毎日大量の肉を食べなければなりません。数kgもの肉を毎日食べ続けることは現実的に不可能です。糖エネルギーが不足すると、それを補うために、体は自分の筋肉を分解してアミノ酸に変えていきます。結果、筋肉量がどんどん減っていってしまうのです」
 
「荻原さんは中肉中背で、特に肥満が気になるわけではありませんでした。一日5kmのジョギングが日課で、運動も十分やっていた。そのままの生活を続けていても健康に問題はなかったでしょう。

ところが'08年、ブームに乗って糖質制限ダイエットを始めたのです。荻原さんは半年で6kgも痩せ、かなり細い体つきになっていました。本人もその変化に非常に満足そうでした」

だが、ダイエット開始から4年目の夏、荻原さんは突然病魔に倒れた。脳卒中だった。

「頸動脈の血管エコー検査をしたところ、ひどい高脂血症が判明。血管の壁が1・8㎜の厚さになっている部分もあった。重度の動脈硬化が引き起こした脳卒中だったのです」

荻原さんの身に、一体何が起こったのか。かかりつけ医が続ける。

「一般的に、糖質制限をするとカロリーを補うために脂質やタンパク質を大量に摂るようになります。すると、血管に悪玉コレステロールが溜まっていく。その結果、血管が傷んだり老化が進んだりして、脳梗塞や心筋梗塞を起こす可能性がどんどん高まっていくんです。
特に肉類が大好物だった荻原さんにとって、炭水化物さえ抜けば、あとは何を飲み食いしてもいいという謳い文句は非常に魅力的だったのでしょう。トンカツや焼き肉、ステーキなど、がっつりした肉料理ばかり食べていたため、コレステロールが溜まりに溜まってしまったのです。
病院に担ぎ込まれた時点で半身は完全にマヒ。まさか気軽に始めたダイエットで半身マヒになるとは、思いもよらなかったでしょう。今となっては話すことも不自由で、後遺症を克服するメドは立っていません」

筋力低下、骨粗鬆症、動脈硬化が引き起こす脳卒中—さまざまな病気との関係が指摘される糖質制限。

「今、このダイエットを実践している人は幅広い年代に広がっています。今後さらに時間がたてば、間違いなく寝たきりになる人が続出すると予測されます」(都内病院・骨粗鬆症外来担当医)

専門家の警告、食事は「炭水化物抜き」が一番危ない/糖質制限ダイエットで「寝たきり」が続出中より


※この記事では警鐘を鳴らすため多めに引用させていただきましたが、必ずリンク先の記事で詳細な文章を確認してください


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吉野 圭-Yoshino Kei
Posted by吉野 圭-Yoshino Kei


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