古代人で冥王星クリーンヒット→死、の事例

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★noteでも記事購入できるようになりました。『冥王星は、前世でログアウト(死亡)した月日かもしれない説


ただ、これだけはもしかしたら貴重な情報かもしれないと思ったので公開で置いておきます。
(このタイトル、もしかしたら歴史人物に対する激しい失礼に当たるか、または?の可能性がありますが。まあ気にしない。笑)

 

 古代人で、ネイタル太陽にトランジット冥王星がクリーンヒットして死んだ事例: 

資料は古代中国の実在人物、諸葛亮(西暦181-234)です。→彼のネイタルホロスコープはこちらで、ASCは推測ですが太陽は確実に正しい位置です。(追記 ただしこの通り死亡時の太陽が在泊したハウスを考えても、推測出生時間でのホロスコープがやはり妥当であったことが裏付けられます)
→諸葛亮の死亡日についてはこちら。Stargazer等で、西暦そのまま「太陽暦8月23日」と打ってはなりません。笑


【初心者の方へ解説】 冥王星は占星術で、「死と再生」を意味する星です。「死」は象徴に過ぎず、実占では「大きな喪失と再起」等々と読むもので、肉体の死と関連づけることは滅多にありません。ただし、生まれた時のホロスコープ上の太陽やアセンダントへその時の冥王星がヒットした場合は、稀に命をおびやかすようなことがあるため要注意と判断します。


上のチャートの人物が死亡時、234年。
当然、人類には全く冥王星が知られていない頃です。

どうやら、人類が発見していない天体でも影響は受けている(正しくは、その人生計画が現実の宇宙天体に表現されている)らしい、という仮説がこれで立てられます。
あくまでも「仮説」ですが。

私は長年、占星術において
「人類が重要と定めた惑星が影響を与えるのか?」
それとも
「人類が知らなくても、現実天体に既に運命は表れているのか?」
ということが疑問でした。
これは「時空ポイント」について、人類と死後世界の人々=高次霊たちとの共通概念が、何を基準としているのかという意味でもあります。
(私は占星術界でよく言われているように、惑星の重力が地球人類に影響を与えて様々な事象を起こす、と考える者ではありません。先に計画があり、その計画に沿った時空ポイントが出生点として選ばれるだけだと考えています。/もちろん完全に概念だけと考えているわけではありませんが。参照:魂を読むためのホロスコープマップ

冒頭の仮説が正しいとすると、正解は後者だったようです。

現代、冥王星は惑星から準惑星へ降格してしまいましたが、この事例を見ればこれからも占星術では冥王星を重視していくべきと私は考えます。


【初心者の方へ、特に注意していただきたいこと】
トランジット冥王星が、ネイタル太陽にヒットする時期に100%誰もが死ぬわけではありませんので騒がないように。
そのような拙速な断定を掲示板等で書き込まないよう、強くお願いします。

 2018/11/14追加 こちらも参考にしてください。
 ⇒読者様からご提供いただいた、冥王星ヒットを「再生」とした具体的な例

占星術では惑星の動きが現実へ影響を及ぼしているように見えることが多々あります。
だからと言って、過去に起きた事象と同じアスペクトが形成される未来に、100%同じことが起きるというわけではありません。

と言うのも、その時期のそのアスペクトは、「ある事象が起きる条件が整っている」というだけに過ぎず、実際にそれが起きる計画があるかどうかは地球人類には分からないことだからです。
これが西洋占星術で未来予測することが難しい理由です。
(なので、私はあまり未来予測して騒がない主義なのです。自分の進行経過さえ大事に考えずスルー。笑)

典型的な例としては、1999年や、2012年以降の連続グランドクロスでしょう。
1999年の大グランドクロスの時には、多くの占星術家が人類滅亡を予測しました。ノストラダムスが人類滅亡を予言していたかどうかについては疑義がありますが、彼がホロスコープを見て重大変化の時期と考えたのは間違いありません。物理学的に言っても、惑星重力の重なりで地球が反転していてもおかしくありませんでしたね。
2012年~2014年の連続グランドクロスは第二次世界大戦が始まる直前とそっくりだったため、「第三次世界大戦、確実!」と騒いでいた人が大勢いました。笑
結果、そうなっていないわけで、占星術の未来予測は確実ではないと分かります。
(ただし、上の壮大なグランドクロスに関しては人類が知覚できないところで変化が起きている可能性が高いと思います。あまりにも大きな事象だと、多くの人が知覚するのに時間がかかるからです。結果が見えるようになるのはこれからでしょう)

だから、「占いなんてやる意味ねー!」というご批判はごもっともだと思います。笑
「未来を知ったからと言っても何もできない。運命を変えないほうがいい」という占星術の思想としても、未来予測を目的とする占星術に意味はないと言えるでしょう。

ただし、そうなる条件が整っていることは確かなのですから、なるべく大事にならないよう準備することはできます。
たとえば冥王星がネイタル太陽にクリーンヒットする時期は、健康を害する人が多く出ることは鑑定経験上分かっています。
過剰に恐れる必要はないものの、その時期はなるべく無理をしないよう、心安らかに自重して過ごしてください。

――ちなみに、諸葛亮が上のホロスコープを知っていたら自重したかどうか? 
いや、しなかったでしょうね。
自重したくても出来る時期ではなかったわけだし、そもそも自分の命に関心があるタイプではなかった(だろうと思います)。
自分が死ぬだろうと分かっていたとしても、やるしかないという時は人間に必ずあります。
ですから、死ぬ時期は始めから決まっていた、とも言えるわけです。
占いの話としては元も子もないな。苦笑


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●自分の死期(弱い季節)を知る


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