「平成の孔明」鈴木星翔さんの宿占い(無料版)。結果 /参考記事など追加

 このオンライン占い、面白かったです。

⇒平成の諸葛孔明こと、鈴木星翔氏の宿曜占い
https://web.archive.org/web/20100418163015/http://www.nifty.com/taisei_zap/index.html(閉鎖のためアーカイブ)

天才軍師の玄孫に弟子入りした「平成の諸葛亮孔明」が、あなたの人生を占います! 最終的には必ず成功する、という秘策を持って、あなたの明日を占います。明日はどんな事が起こるでしょうか?

その“天才軍師”が誰なのか気になるし(清帝国の参謀ですか?)、玄孫さんも気になって仕方ない。
もしその人が占い師なのだとしたら、「軍師」という言葉を正しく使われていない可能性もあるねえ。用語は正しく使っていただきたいな。

【現実知識(別館)】 軍師とは何か

【質問回答】 どうやって占いを戦争で使ったんですか? (作戦家は占い師とイコールではないという話)


それと個人的事情にて、「平成の諸葛孔明からの助言」という文言にどうしても引っ掛かる。
孔明先生、助言ありがとうございます。笑

嫌味はこのへんでやめて。オンライン占いとしては当たっているほうで面白かったです。

参考までに引用しておきます。

何かのゲームキャラのグラフに見えるね、これ…


筆者の結果。

決断力:87
行動力:69
智恵力:95
魅力:76
対人力:88
財力:85

【一部無料の人生鑑定より人格評価】とても世話好きな人物です。温厚で気取りがなく、飾らない素朴さが魅力です。表に立つことはあまり好まず、どちらかというと縁の下の力持ちとしての役割を引き受けるでしょう。だからといって人の顔色をうかがったり、媚びたりすることはなく、どこかひょうひょうとしています。普段は目立たない存在ですが、本質的には参謀型……

おー。
智力が高いですね。
まるでゲームで見る某人物の戦闘力グラフのよう。笑

行動力と魅力が低めで、笑った。
まあそんなものでしょう。

財力が意外に高めですね。確かに壁宿だとそのように解釈するのが正しいのですが、現状はいまいち反映されていないかな。

壁宿の皆さん、いかがです?
同じ宿だと全員同じ値が出るようになっているのかな。


運勢解釈はメッセージのようだった


無論、私も占星術サイトで宿曜のページを持っているので解釈は知っていますが、同じ解釈でも表現次第で上等・下等と分かれます。鈴木先生は、表現のしかたがお上手で的確だと思いました。

個人的には下に表示された『明日の運勢』が現状へのメッセージのように感じられ、参考になりました。

【平成の諸葛亮孔明が無料で占う】明日のあなたの運勢と実際に起こる事

明日、Kさんは新しいチャンスをいろいろと与えられることになります。それに対してあなたは、少し躊躇(ちゅうちょ)した気持ちを抱えてしまいます。「自分なんかに無理では?」、「新しいことをやるのは怖い」などの弱気な部分を顔が見せるからです。しかしそれなら、自分の現状のことを考えてみましょう。Kさんは自分の現状に満足していますか? 「今いる場所ではないところにいきたい」と考えていると思います。あなたは昔、「自分がなりたかった自分」になれていないのです。それなら目の前のチャンスには、チャレンジをするべきなのです。万が一失敗をしてもいいではないですか。やり直せない出来事も、やり直せない年齢も存在しません。そのようなものは社会の常識が作った幻想です。明日は自分をちょっとだけレボリューションしてみましょう。毎日のちょっとの挑戦が、未来の驚くべき奇跡へとつながっていくのですから。


>あなたは、少し躊躇(ちゅうちょ)した気持ちを抱えてしまいます。
>「自分なんかに無理では?」

ここの箇所は、まるで前記事で私が書いたことへのオーディエンスからのメッセージのようです。
“明日”と言うよりは近未来でしょう。

>あなたは昔、「自分がなりたかった自分」になれていない

なりたかった自分って、何だろうなあと考えてみました。
少なくとも羽を持ったりするのは「なりたかった自分」では無いですよ! 絶対に!笑

本音を言えば普通に暮らしたかったですね。
いわゆる昔で言うところの「中流家庭」をつくり、平凡を堪能して生きていく。そんな人生に憧れていた。子供も二人は欲しかったな…。

>やり直せない出来事も、やり直せない年齢も存在しません。そのようなものは社会の常識が作った幻想

まあ年齢で絶対的に無理なこともありますよね。今から「普通の」家庭をつくるのは不可能です、物理的にも。
夢を叶えるのはまた、来世に持ち越しとなるかな。(他の星へ行ったりして)

とにかくも前半部分はシンクロのメッセージとして受け取っておきます。

 


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初めて「自分スゲー」と思った話(ただし過去形)。皆が思う頭の良さ、って何なの?


 〔常体記事です〕

三国志フィクションの感想を聴いて色々思った


最近、上司がGyaoで配信している『三国志TK』にはまり毎日のように感想を言ってくるので、面白いけど内心動揺することが多い。

この間は、ちょうど赤壁のフィクション全開のあたりを観ていたようで、少し興奮気味に
「孔明って奴は凄いな!! 一回聞いただけで長文を暗記してスラスラ言うんだ。あれって本当なのか?」
と言ってきた。

なんだその阿呆設定…… と内心笑っていたのだが、初心者さんに無粋なことは言えず。
「本当のわけないでしょう。頼むから、“あれって本当”とか聞かないでくださいな。三国志フィクションで史実のことはあまり無いから。特に、赤壁あたりの孔明の設定は」
と答えておいたのだけど、相変わらず翌日からも「あれって本当!?」攻撃がやまなかった。笑

(マニアックな話は略)

【今のところの関連記事】 史実の孔明についてマニアの意見。 孔明ファンそして孔明本人を勇気づける、かもしれないネット書き込み

以下本題。
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グランドクインタイル(五芒星形アスペクト)はどう解釈する? 他、占星術以外の五芒星シンボルの意味

 


 占星術の話。
複合アスペクトであるクインタイル/キンタイルについてご質問をいただきました。ありがとうございます。

✔はじめに注意喚起。
某カルト団体が五芒星や太陽など自然界の全てのシンボルへ「悪魔」のレッテルを貼り攻撃対象としています。この者たちの攻撃に注意してください。また、このようなカルト宗教を信じてついていかないでください。
【参照】 陰謀論カルトに気を付けて。都市伝説に仕掛けられた罠



ご質問の内容


役立つ話としてメールから引用させていただきますが、個人情報を伏せるためこちらで質問文を作ります。

Q.クインタイルは創造性を表すアスペクトですが、「五芒星(グランドクインタイル)になると守りの作用を持つ」という話が不思議です。知人にグランドクインタイルの一つ欠け(四つ角)のネイタルを持つ人がいて、その人は守られていないハードな人生を送っています。

はい。回答は後に。
以下は個人情報に関わらないと思うので引用。
それで何度か五芒星について調べたのですよ。
ただグランドセクスタイルってネットで検索するとかなりのサイトが出てくるのですが、ホームベースではない五芒星(グランドクインタイル)って検索しても詳しい情報ってそんなにないんです。(略)
ですから今のところ、五芒星を取り上げてきちんと説明しているのは、先生の鍵付きホロスコープブログぐらいではないかな?と思うくらいです。笑

先生は五芒星と縁深いですし、掘り下げた見解を勉強させてもらえたら幸いです。


>五芒星を取り上げてきちんと説明しているのは、先生の鍵付きホロスコープブログぐらい

そうなんですか。私のアスペクトは正五芒星ではないのでちょっと違うかもしれませんが…。笑

実は私も、今まで六芒星・五芒星の意味について書きたいとは思っていました。占星術に限定せずシンボルとしても興味深いテーマです。
しかしなにしろ「五芒星・六芒星は悪魔教シンボル」などと叫ぶ危険なカルト宗教団体がネット上を跋扈していたから、書けなかったのです。最近は信者も減ってきたようだから※警戒を解いて書きますが。また危険な情勢になったらここにも鍵をかけることにします。
※「信者が減った」のではなく宗教団体として先鋭化したため拡散されなくなってきただけらしい。本格的な「信者」は増えているとのこと。冒頭リンク参照

(五芒星と六芒星は、古代から「神秘」「天使」や神々の奇跡を表す最大吉のシンボルとして知られています。植物の形状・惑星の軌道など、宇宙法則でも頻繁に表れてくる形状であることが、真理に関わる証。
あれらを「悪魔のシンボル」などと呼ぶのは、善悪を反転させて暴力を貪り、世界を破壊したいと望んでいる者たち。さてさて…、宇宙法則に適った者と宇宙法則を呪う者、どちらが悪魔だと思いますか?

複合アスペクトは事例自体が少ないため、実際どういう人生結果となるのか検証されていないのだと思います。
私自身は、今のところ鑑定をしていて正五芒星を見たことはありませんね。歴史人物などでご存知でしょうか?

六芒星(グランドセクスタイル)も「奇跡」と呼ばれているくらいですから、たぶん体現した人は少ないのでしょう。
おそらくこれらは現実に発生はするものの、巨大なエネルギーを持つだけに実人生で活かすことが難しいのではないかと想像します。
たとえば六芒星は現実化してしまうと良くも悪くも、嵐の中に放り投げられ回されている感覚になります。本人は「嵐の中心にいるようで何がなんだか分からない」状態。けっこう大変です。




五芒星アスペクト、プロの解釈


いつも通り、私の考えを書くより先にプロの解釈を書いておきます。お馴染み、松村潔氏の解釈を引用。ハーモニックの説明は省きます。
(…は略、青地・太字は当ブログ筆者による)

…このハーモニック図の中では、ハーモニック・ナンバー5の図が、キンタイル(クインタイル)に対応します。…
ハーモニックナンバー5の図は、個人の生命力、活動衝動、人生に対する種つけ衝動、子供的な遊び心の爆発などを意味します。…

安倍晴明のセーマンに限らず、世の中には五角形の図形が非常に頻繁に出てきます。これは異物を廃して、個人としての人間性を防衛し、純粋な個人としての可能性を拡張する図形です。人のことに構う気はなく、単独の個人としての夢を広げるのです。
たとえば、牡羊座0度の春分点を起点にしてキンタイルのアスペクトを作ると、その先は獅子座の12・00度になります。獅子座の12・00度は、表現の揺れやダイナミックさ、受ける脚色をするという意味です。さらに、体に埋め込まれた資質の発芽を示す、牡牛座の0度を起点にしてキンタイルのアスペクトを作り出すと、その先は乙女座の12・00度になります。乙女座の12・00度は、個人の資質の力強さで状況の混乱を抑え、個人の力のすごさを派手に見せつける度数です。また、すべてのサインの12・00~12・99度は、スタンドプレーやちょっとした危険を楽しむ度数になっています。そこから、キンタイルのアスペクトをスタンドプレー、個人の可能性の強力な押しと考えてもよいでしょう。この解釈だと、ハーモニック5の意味と同一です。
『完全マスター西洋占星術』P298-299


いかが?
太字の箇所など、知人の方の生き方にもきっと通じるところがあるはず。

「スタンドプレー」と表現するのは少し偏見強めですよね。松村氏は個性の強い人が苦手で時々悪口めいたことを書くのです、笑。五芒星持ちの方は気分を害されませんように。
ここは
「雑音など意に介さず、ぶれずに自分の想いを貫く。我が道を行く」
という堂々たる態度と考えれば正しいでしょう。
個性を貫けるのでアーティストに多いと言われているのかも。

アスペクトは性格ではなく活動力とその性質を表しますから、魂の人格(ASC他)によって良く出る場合と悪く出る場合とあります。

ただ、この複合アスペクトの持主は、我が道を行き過ぎて他人と歩調を合わせようとしない点で共通しているはず。そのために周囲とトラブルを起こしやすいかもしれません。
そんな理由からも組織を抜けて独立し、独特の生き方をしやすい。
知人の方も他者のアスペクトで四つ角の欠けが補われたら、おそらくそんな生き方が増すのでしょう。


筆者の場合。「封印」と言っている事情


私が自分のネイタル・アスペクトを「封印」と称しているのは若干の自虐もありまして……。
守られているのと同時に“身動きできない人生”であることを表現しています。

実際、クインタイルではなくヨッドが主の変形五芒星なので、創造性とは無縁なのでしょう。縛り付けられたように身動きができない状態です。
(ヨッドは惑星の動きを縛り付けた緊張状態、張りつめた矢に似ている)
これが多重なのでまさに「封印」状態と言えるでしょう。
おそらく本当に封印されているのでしょうが。

ただ、
「一切の余計なもの(魔)が廃され、個人性(私人としての生活)が守られている」
という意味ではクインタイルと同じと言えます。

あのアスペクトを「護符」と表現してくださったのは、当ブログの読者様です。
私がいつも「封印されている」と自虐していたために、「護符としても読めます」と仰ってくださった。
それで私も自虐してばかりではいけないなと気付き、以降「護符」と前向きに表現させていただくことにしました。

あとは私の場合、プログレスの守護もあると思います。
多数の事例で検証してはいませんが、三重円でプログレスのほうがトランジットより強く(遠い惑星で形成されたアスペクトがある)吉角で支援されている場合、トランジットの凶角が作用せずに現象として「守護を受けている・凪」状態となることがあるようです。
私の幼少期から今まではそんな感じ。
だからやはり全体的に自分は守られているのかなあ。と思っています。ありがたし。


世界で五芒星が護符として使われる理由


ここからは占星術ではなく古代幾何学・シンボル学の話。
古代シンボル学は当然のことながら占星術にも影響していると思われます。

古来、五芒星は護符として使われているシンボルです。
安倍晴明の五芒星は中華道教の五行図――のはずなのですが、何故か西洋魔術的な“護符”として使われている気がします。
日本という島国には遠く西の果てから直接に流れ着いた人々が多かったのかもしれません。


五芒星は
「守護」
「魔術」(※冒頭のイメージ図は魔法陣)
の意味があることから、魔術的な守りの技術が必要とされる「軍事」のシンボルとしてよく使われます。



五芒星を使った軍事施設として有名なのは、アメリカの国防省本庁舎ペンタゴン。
日本の五稜郭も有名ですね。984788_s.jpgACより。五稜郭を模したマンホール

これらは欧州の城が元となっており、守備に最も適した形状の建物だとされています。
※芒に当たる箇所に見張り兵を配置。これで死角なく、敵に攻撃された時も反撃しやすい。城として最も理にかなった形

そのように力学的に完璧な形であることからも、五芒星がお守りとして崇められ軍人が身に付けることが多かったのだと思います。

これは余談ですが、以前『八陣図』の記事でも書いた通り古代のシンボルは力を発揮しやすい形であるため、軍事から現代宇宙工学まで現実に活かすことができるのです。このようなことからも、古代シンボルを「悪魔」と呼んで破壊を叫ぶのは天に唾吐く行為だと分かるでしょう。


プラトン「アカデメイア」基礎の紋章


それから元々、西洋で五芒星が「魔術」として認識されていたのはプラトン幾何学によるところが大きいのではないでしょうか?
プラトンは自らが建てた大学校アカデメイアの門に
「幾何学を修めぬ者は、この門を潜ってはならない」
という宣言を掲げました。

プラトンが傾倒し、アカデメイアの教えの基礎ともなったのがピタゴラスの幾何学。
そのピタゴラス学派の紋章こそが五芒星だったとか。

https://seijimania.blog.fc2.com/blog-entry-57.html(リンク切れ)より引用。感銘を受けたので長め。
さて、プラトンはアカデメイア学園を開設する前、40歳頃、
イタリア、シケリア島、エジプトを遍歴しています。
その時に、イタリアのシケリア島でピタゴラス学派に影響を受け
のちに、アカデメイア学園に算術、幾何学、天文学といった研究を取り入れました。
特に幾何学を重視しており、学校の入り口の門には
「幾何学を知らぬ者、くぐるべからず」との額が掲げられていたといいます。

ピタゴラス学派とは、古代ギリシアにおいて哲学者のピタゴラスによって創設されたとされる
一種の秘密結社であり、数学、音楽、哲学の研究を重んじていました。

ピタゴラス自身も古代オリエント世界の各地を旅し、エジプトで幾何学と宗教の密儀を学び、
フェニキアで算術と比率、カルディア人から天文学を学んだといわれています。

ピタゴラス学派が宗教秘密結社と言われるのは、
古代ギリシャからあるオルペウス教の影響であり、
オルペウス教とは、魂と肉体の二元論、転生、輪廻からの最終解脱(終末論)を教義とし、
秘儀的な入信儀式や禁欲的道徳律を定めていました。
これはマニ教、ゾロアスター教や道教と同じく二元論が基礎となっています。

わたしが考えるには、プラトンはピタゴラスに影響を受けたものの
彼が重視したのは幾何学であった。
つまり、多面的であり立体的思想であった。

しかし、ピタゴラスは二元論にあまりにも集中してしまい、
宇宙のすべては人間の主観ではなく数の法則に従うのであり、
数字と計算によって解明できるという思想を確立してしまった。
そしてその思想は宗教的になってしまい、
彼の思想を否定する無理数を見つけてしまった教団のメンバーは
死刑になったほどだそうです。

ちなみに、ピタゴラス教団は、古代世界で最も著名な数学の研究機関となり、
この学派は当時信じられていた宇宙の五元素を示す、五芒星を紋章としたそうです。
「宇宙の全ては数から成り立つ」と宣言したピタゴラス。
多分、ユダヤ密教である「カバラ」はこういったところから
アイデアを受けたのだと思います。
また、陰謀論でよく言われる数字の関係も五芒星を悪魔に仕立てたのも
こうしたものがオカルト的に発展していったのだと思います。


六芒星と五芒星は、対極同士である


最後に六芒星と五芒星のシンボル学的な意味をまとめると、こうなります。
鍵付きの記事より転載。

六芒星 … 解放、拡散、活動
五芒星 … 集約、集中、凝縮


これどこで読んだのか忘れましたが、理に適っていると思ったので載せていました。結論に相応しいと思います。

六芒星はダブル・グランドトラインが基礎。
活動的で、「拡大・拡散」していく形ですので、必然的に多くの人に恩恵を与えます。無私の奉仕です。
良くも悪くも拡散力が絶大ですから、ネイタルにこの複合アスペクトを持つ人はスケールの大きな有名人ともなりやすいでしょう。

いっぽうの五芒星は、プラトンらが“完全な人間の形”と呼ぶように完成を表します。
外側に向かう力ではなく内側に向かう力のほうが強まるため、「集中・凝縮」を意味します。そのため護符となる。
また、五芒星は「永遠」を表すともされます。五芒星のなかに五芒星が生まれ… 永遠に続く。何ごとかを永遠へ固定する。
私がよく「永遠」「固定」と書いているのはこの辺りのシンボル学を意識しています。

この通り、六と五は正反対の極を表すシンボルです。
二極を経験した自分の人生においては、「始まり×終わり=永遠」を意味するのかな、と想像しています。

今は五のほうなので、多くの方へ影響を与える有名な人生とはならないでしょう。実際、なっていませんし。
その代わり、永遠のなかへ物語を固定するために生きていくことになるのかもしれません。

今のところの解釈は以上です。

〔この記事の画像はACよりお借りしています。再利用はできませんので、必要な方はACへ登録してダウンロードしてください:魔法陣 封印の護符
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【運命論まとめ】「幸せ」って何ですか? 因果応報、カルマの受け取りも自分で選んだ道


長文です。
この記事はメール返信ですが運命に関するまとめとして書くため、神秘・運命ラベルも付けておきます。

6/11 投稿後、文章推敲。関連記事追加。



吉野は魂の優等生だから人生計画できた?


まずは公開可のご承諾を得ているメール文から引用です。
le_chat_noir_1207様より。(後でブログ記事へリンクするため、IDで表示)
青字は当ブログ筆者による。

メール内容は、「吉野と自分との信条の違いについて」とのことです。
(吉野と自分との)信条の違いがあります。
それは、「人生の計画は、自分で決めて生まれてくる」というもの。

私の説だと、人生の計画を自分で決められる範囲が大きいのは、吉野さんのような「魂的に優等生な人」だけの特権であり、他の大勢の人たちはみな自分の作ったカルマに苦しんでいるはずだと思っています。
つまり、悪のカルマだけは強制であると。
なぜなら、人生を自分で決めて生まれて来られるなら、皆幸せになっているはずだからです。
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〔ドラゴンヘッドとMCが重なったらどうすれば…?〕 運命計算の難しさ

 

ノード図byWikipedia

 

  私の占星術サイトへ言及してくださった方の疑問と、解決に至られた考え方が的を得ていたため引用させていただきます。
(勝手な引用です。ご迷惑だったらご連絡ください)

エル様 『「人生目標」のMCの隣に過去世を表す「ドラゴンヘッド」がある場合は?』より

“ASCからジャンプした魂は太陽を燃料としてさらに高く飛び、最も高い位置にあるMCを目指します。
このため、MCは「理想」であり「人生目標」であり、「果たすべき使命」とも言えるのです。
by 吉野圭さんの西洋占星術初級講座”

実は、私のネイタルホロスコープでは、このMCのすぐ横にドラゴンヘッドがあるのです。
ドラゴンヘッドは、今世に対応しているいくつか前の過去世。

それと、今世の「人生目標」で、「果たすべき使命」のMCが
並んでいるなんて(コンジャクションです)、どういうことだろう?
とずっと考えていました。

 

おお。本当に矛盾していましたね!

実際は、同じサインや「すぐ横」だけではなく完全合(同じ度数)の場合もあると思います。
私はその場合のホロスコープをお持ちの方へ配慮することなく書いていました。迂闊……。

まったく相変わらずのいい加減さ。どこが緻密※なんだと我ながら思います。

※現代性格分析では意外に「緻密」と出ることが多いのですが、このブログを見ていてお分かりの通り本質は水瓶座通り「いい加減・良い加減」な筆者です。うっかりミスの無い脳が欲しい。(脳と言うより魂の癖だから治りにくいか)


MCとドラゴンヘッドの解釈表現、どうして矛盾してしまったのか


それにしても運命の話は難しいものです。
以前、「運命は人間が考える算数ほどの単純計算では導き出せない。高度な計算が必要」だと書いたことがあります。本来は完全に地上の概念で説明することが不可能な話と思います。

そのため運命の話は「コレ!」と一つの説を掲げてしまうと必ず矛盾が出てしまいます。
特に私は、多面的な話をそれぞれの記事では一角度からの視点に限定して書くので、結果として他の記事と矛盾してしまう率が高いようです。
おかげでモヤモヤされている方が多いかもしれない。

今回の問題、

1.MCが人生目標である。MCを目指せ


2.カルマ解消のためにはテイルを目指さなければならない=ドラゴンヘッド・サインを目指してはならない


について。

何故こういう矛盾した書き方になってしまったかと言うと、MCは松村潔氏など他者のスタンダード解釈ですが、ドラゴンヘッド・テイルの逆転解釈のほうはサイト設立以降の私自身の分析によるからです。

私はあまりスタンダードを鵜呑みにすることがない人間です(占星術以外でも)。そのため多くの場合でテキストに反する手法を採っています。
でも、松村潔氏を始めとする現代スタンダードなMC解釈は筋が通っているように思えたし、私自身の実占でも確かに40代~50代の人がMCを体現していることが多いと分かりました。それで、妥当と判断して取り入れています。

いっぽうドラゴンヘッド・テイルの解釈のほうは、私自身の転生記憶分析と、他の転生記憶をお持ちの方々のホロスコープ分析から導き出した答えです。
(記憶が無い方でも同様。人生のある時点でテイルを実現した人のほうが、社会的価値観を超えたところで満足のいく人生を送っているようです)

そのようなわけで1.は他者のテキストを取り入れた解釈、2.は純粋に観察によるので、上のような表現の矛盾をたいして気にもとめずそのまま書いていました。
混乱する表現で申し訳なかったです。

ヘッドとMCが重なった場合も、他と同じように考える


さてMCとドラゴンヘッド・テイルの矛盾について。
実際どのように考えれば良いかというと、運命時間のポイントが違うのだと見れば正しいかなと思います。

つまり、
1.MCの"社会的役割"は全転生共通で~あるいは最終的に背負う看板・名刺
2.ドラゴンテイルのカルマ解消は今世に限ったもの
と考える。

MCのほうが時間として大枠なのですね。

だから一つの人生だけで考えるなら、

テイルの課題を実現する
 ↓
自然にMCへ至る、いつしかMCの役割を負うことになる


という流れになるのでは。
(この間に太陽の行動をとることになります。と言っても可能なら、です。そんなにガチガチに捉えて頑張らなくて大丈夫です)

エル様の、
テイルに向かっていくことが、(正反対の)山羊座の資質を取り入れることになり、
そうすることで、MCの「人生目標」も達成できるようです。

との解釈で正解と思います。
おそらく16~20度ではないヘッド/MC合の方も同様に、テイルの課題が実現された後にMCへ還る……という流れになるはずです。

MCの時間が“大枠”である理由


何故、MCは“大枠”として考えるべきなのか? 理由をご説明しておきます。

一般に、占星術のネイタルホロスコープは一つの人生限定と考えて読まれます。
このため世間のスタンダードに従い、MCを「その人生での人生目標」と読んでも誤りではありません。上に書いた通り実際に中年以降にMCを体現される方が多いのは確かだからです。

しかしここがホロスコープの不思議さで、今世という一点に表れたMCサインは、どうやら全転生のテーマに等しくなるようです。あたかも一つの細胞が全身の細胞と同じDNAを持つように。

何故こう言えるかというと、
「アセンダントは魂の製造番号」(ルル・ラブァ先生他)
という考えに従うなら、ASCは転生しても度数そのものが変わらないか、少なくともサインは同じだろうからです。
そうであるなら、MCサインもほぼ同じであることになります。
生まれる地の緯度によって多少の変動はあるでしょうが、おおむね同じサインかその周辺を動くことになるのでしょう。

この話は以前にT様という方からご質問いただいて気付いた話。(T様、感謝です)
 参考 『次の転生時のASC、MCなど』

私は上記事を書いた当時、「ASC固定説」ではありませんでしたが、もしかしたらASC固定でも同様なのかもしれません。
同じ度数であってもその時の人生条件(惑星)によって表現は無限に変わるからです。

もしかしたらASC/DSCの地平線に相当するアングルは、魂が地球などの星に生まれて学習を始める=地平線に降り立つ、ことを意味しているのかなと最近思いつつあります。
(地球限定とは限りません)
魂はASC/DSC固定のまま転生を繰り返し、MCのシンボルを体現し尽くして初めて「地上学習卒業」…ということになるのかもしれませんね。


自分の記憶を振り返ってみて


自分の転生記憶を思い返してみても、やはりこの理屈が正しいかなと思います。

どこまで記憶を遡っても金太郎飴のようにキャラクターが同じ
であったというショッキング(?)な結果は、魂の個性は生まれてから消えるまで変わらないという話を裏付けています。

ちなみにお馴染み、マイケル・ニュートン氏の被験者たちも「魂の個性は誕生時からずっと同じ」と言っています。

これが輪廻転生の真相だとすれば人をガッカリさせる情報ですね。私は自分の転生記憶を思い出して本気でガッカリしました。もっと様々なキャラクターで転生したほうが楽しかったのに!
(もちろん肉体によって能力や活動力にかなりの違いがあります。ニュートン氏の被験者たちは多岐にわたる人生を経験しているようです。しかしそれでも、本質の魂個性は変わらないとのこと)

MCに至っては、私の場合、最終的に
射手座3度『チェス』(戦略家)
の最大看板を背負ったまま終わりそうな気がします。
おそらく自分が社会的に背負ったシンボルとして、『チェス』以上のものは今後も無いだろうと感じるのです。


考えるヒントにしてください


2016年に書いた記事(次の転生時のASC~)では、
「アセンダントサインは魂を表わして、固定」という考えにしても、古い時代の占星学に拠る推測でしかないので正しいかどうか。
100年以内に生まれ変わりの記憶を持つ子供たちを調査してみたら、案外ハズレということもあり得ます。
(私はイレギュラーなので、サンプルとしては弱い気もします)
お金持ちで暇がある方に、ぜひこの点を調査していただきたいですね。


などと控えめに書いていますが、やはり理屈で考える限りは「転生後のサインも同じ」とするのが妥当と思います。

まあ結局のところ実証が不可能な話で、真相は分からないですけどね。

私も自分の体験や実占経験からある程度の裏付けはできますが、100%の正解が分からないため考えながら執筆しています。
自説を押し付けるつもりはないので、皆様の考えるヒントにしていただきたいです。

 

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