批判と悪口の違い。“素人の批判(感想)”でも、誠実なら役に立つ

 

 

 前回少し緊張する話を上げましたので、今日は肩の力を抜いた雑談です。

遅ればせながらサッカーW杯・決勝行きの試合を見て感想を書きました。別館で上げています。

祝サッカーW杯、スペイン勝利。森保監督は韓信か?【背水の陣】

軽めの雑談ですから始め当ブログに書いていたのですが、韓信を出したあたりから
「ハッ… ここに書くべき話ではない」
と気付き別館へ移動しました。笑

まあそれを言ったら“歴史の話”全てがここ向きの話ではないですけどね。約一名については、しょうがない。私自身がプライベートで抱える問題でもあるため。

ニワカファン=通り魔の悪質な誹謗中傷


少しだけその歴史の件に関係し、ここでしか書けない話を補足しておきます。

別館記事から転載:
批判はいいが、個人攻撃の誹謗中傷はアウト

今回の大会では良い話ばかりではなく、悪い話も報道されていました。

日本人の「手のひら返し」についてです。

大会が始まる前は森保監督を「無能」と呼び、ドイツ戦で勝利したら手のひら返しで「ごめんなさい」「感動した」と称賛、次のコスタリカ戦で敗北すると再び手のひら返しで誹謗中傷……。

特にコスタリカ戦後の誹謗中傷は醜いものでした。選手への個人攻撃だけではなく、選手の家族にまで突撃して暴言を吐く人もいたとか。最低過ぎる。心の底から軽蔑、人間性を疑います。
ご存知ない方もいると思うので一応説明しておくと、サッカーワールドカップの試合で日本代表が勝ったら称賛の嵐、負けたら誹謗中傷という世間の「手のひら返し」が酷過ぎて話題となっていたのです。

スポーツ観戦で自分が応援しているチームの勝敗に一喜一憂するのは当然なのですが、今回は選手への個人攻撃の内容が目も当てられないえげつなさでした。
捻じ曲げた噂話で選手の人格を貶めるだけではなく。
家族まで攻撃するという醜さ、おぞましさには呆れ果てます。

まるで三国志で蜀貶めをしている者たちのよう、吊るし上げを悦ぶおぞましい性質がそっくりだなと感じました。
あれは政治イデオロギーによる文化破壊なので、さらに悪質ですが。

サッカーで噴出する誹謗中傷はおそらくニワカによる犯罪。日ごろスポーツチームを応援したことはなく、何の思い入れもないからこそ選手を人間扱いせずに叩くのでしょう。
むしろ嗜虐な快楽を得る餌食として敗北という負い目を持つ相手を見つけ、サンドバッグにしているのだと考えられます。ソーカツ・リンチ!というやつ。

相手が弱ければいい、叩ける材料がありさえすればいいと思っている。人を殴ることで快楽を得たいだけ。
まるで通り魔のような犯罪者ですね。
野球と違って、サッカーW杯のときはニワカファンがどっと増えるのでこのような犯罪者も紛れており、目立ってしまうのでしょう。

そんな歪んだ犯罪者たちの最大の被害者が選手であることは言うまでもありません。
でも実は、一生懸命に応援してきたファンたちも被害者なのではないか? と私は思います。

真剣なファンがチームの悪いところを指摘するのは当然。
怠慢に怒るのも当然のことです。
人生を捧げかねないほど応援しているファンだからこそ、次からは改善して勝ってもらうために厳しく批判するのでしょう。

人を叩きたいだけという歪んだ欲望を持つニワカがいるから、そんな真剣なファンたちの真っ当な批判さえも巻き込まれて「悪口」と一括りにされる。そして口を封じられてしまいますね。

私は彼ら本物ファンの口が封じられることこそが最も問題だと思います。

上の別館記事でも書いていますが、適切な批判ならしてもいいのですよ。
むしろすべきだと思います。
曹操ファンのように明らかに間違っていることまで許容したり無かったことに歴史修正して、歪んだ賛辞をばらまくのは本物のファンではないと思いますね。

「甘やかすな」とはそういうこと。
歪んだ賛辞を飛ばすことが本人のためにならないのは当然のことですが、すでに存在していない歴史人物に対してもやってはいけないことです。
事実捻じ曲げは自分へ還って来ます。健全な議論という言論を封じることで思考停止の道へまっしぐら。それは自分自身の思考も潰して、奴隷への坂道をまっしぐらに転がり落ちることを意味します。

たとえば現代の曹操ファンなどはそのような奴隷の思考停止状態に堕ちていると言えます。
史実を捻じ曲げ気持ち良くなっている様子は、傍から見たら完全に頭のおかしいカルトです。

批判と悪口(誹謗中傷)との違い


なお、批判と悪口の違いは
ちゃんと現実のその人を見たうえで言っているか否か
でしょう。

私も当ブログに対して、ほぼ一見さんのニワカが何らかの思い込みで石を投げて来るときは
“かっちーん”
と来て怒る場合があります。


相手が自分を表面的にしか見ていない、浅いレッテルを貼っているなということはすぐに分かります。
ろくに知りもしない人に石を投げる行為は無礼極まると思います。よくニワカでメールを送って来られるものだなと、その勇気だけには感心しますが。

あとは私の場合は特殊なのでしょうが、標榜している(と言うのか?)人物のフィクションや、歪んだ歴史家の解釈をそのまま悪口としてぶつけて来られると
「この人、アホなのかな…?」
と知能を疑ってしまいます。(すみません)
かつて他者創作マンガのイメージで本気の非難をぶつけられときは失笑しました。
メッセージを送る前にまず、本人自身の記事くらい読みましょうよと思います。せめて基本の記事くらいは読んで。

――この訴えの裏を返せば、きちんと真剣に観てくださっている方からのご指摘は全く不快ではないということです。それどころか、ありがたいと感じます。

あくまで私の場合ですが。ちゃんと見てくださっているのだなあ、私のためを想って言ってくださっているのだなということが伝わってくるメッセージは、たとえ耳に痛いような言葉でも宝物となっています。

なお、仰る通りに動けるかどうかは別問題です。
(申し訳ないです。私は確信犯として行動していることがよくありますので、方向転換できないこともあります)

まとめ。真摯なマニアの意見は、経験がない素人からであっても役に立つ


記事のポイントを短くまとめます。

今回の件で何よりもお伝えしたかったのは
「素人の批判・感想は役に立たない、ということは無い」
という話です。

ニワカが浅い知識で投げつける悪口は、何の役にも立ちません。
それは有害なので無視して良い、無視すべきノイズです。
ただ中には本当に真摯なファンで、よく見ているために本人たち以上に知識を持つディープなマニアの方がいます。
そんな誠実なマニアの話は、忖度した専門家のアドバイス以上に役に立つのではないかと思います。

私も実は自分についての的確なご意見を参考にして、反省しているのですよ。
経験のない素人ならではの着眼点だからこそ参考になる場合もあります。

だからサッカーでも本物マニアたちの声は必ず選手たちに届いていると思いますね。
ニワカ以外のファンの方々は遠慮せずに応援し、真心から生まれた批判(指摘)を発信し続けていただきたいです。

〔追記〕
ただし批判はしても冒頭アイキャッチ画像の言葉を忘れずに、プロを称える謙虚な気持ちは持ちましょう。

サッカー日本代表選の後、案の定
Twitter大荒れ(手のひら返し、戦犯などなど)
ネガティブな意見を見ると心が擦れて疲れる。

相田みつを氏の今日の言葉をお届けする。
「批判はしたけれど
自分にできるだろうか」
相田みつを

https://twitter.com/0228andmore/status/1596866250663075840より

 

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