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「有難し」樹木希林さんの語る意味

樹木希林さんが亡くなったとのニュース。ご冥福をお祈りします。

過去の有名なドラマなどをリアルタイムでは観ておらず、あまり存じ上げないので勝手なことを語るのは控えたいが、飄々としながらぶれない語り口が美しいと感じられる先達だった。
男でも女でも、老いたらあのように生きるのが理想。

そんな樹木希林さんが座右の銘?としていた言葉は、「ありがたい」だったそう。
「人生とは、有難いもの」。

「有難し」の本来の意味は皆様もご存知かと。
当たり前に思える日々の糧も、身近にいる人々も、たくさんの奇跡を経た後の幸運である。
つまり、「有ること」が「難しい」めったに得られないことなのだから、大切に思うという意味。

でも、樹木希林さんの考える「有難い」は少し違う。
――「人生とは、難が有るもの。難を受けるために生まれてくるの」

衝撃を受けて感動を覚えた。
確かに。生きて「難」を受けることこそ「ありがたし」、最大級のラッキーなのだ。

と言うのは仏教で学んだ知識ではなくて、たぶん全ての魂が知っている究極の真実。

必要のない苦難に耐えて死ぬ必要はないが、苦難から学ぶのが人生だ。踏み出す勇気も、続ける忍耐も魂を磨く。
何事も彼女のように「有難し」と思っていればいずれ越えられるのだろう。
生きているうちはなかなか、希林さんのように達観することは難しいが、あのような人を見習って歩いていきたいもの。


希林さんは「人の死を残念と思うことはおかしい」と仰っていたらしい。
私も同感で、葬式で「お悔み申し上げます」と言うのは苦手だ。
「ご冥福を」のほうが腑に落ちる。
「お疲れ様でした。あの世または来世ではどうかお気楽に、お幸せに」と言いたい。


偶然だけど、YouTubeをバックで流しながらこれを書いていたら、ちょうど尾崎豊『卒業』が流れていた。
その通りに一つの人生の終わりは「卒業」なのだと思う。
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