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えぐい歴史の話です。画像リンクは避けますが、文字だけでもショックを受けてしまう方はご注意を。


昨日、家族が池上彰氏の番組を観ていて、初めてポル・ポトによる「インテリ大虐殺」を知ったらしくショックを受けていた。

※ポル・ポトの大虐殺: 1970年代のカンボジア。勉強をして頭が良くなった人間は国家の敵だと言って、知識人たちを虐殺した政策。学校教師や医師はもちろん、メガネをかけている者、本を読んでいる者、少しでも意見を持った者はただそれだけで皆殺しにされた。国民の半数である約300万人が虐殺されたという。
大丈夫な方は検索して詳しいことを知ってください ⇒ポルポト虐殺

私もこの出来事について知ってはいたが、ポル・ポト自身が名家の出身で、学校に行き教師も勤めた経歴があったことは初めて知り驚いた。
てっきり勉強が苦手なタイプだと思った……自分に学がないのでインテリを恐れて皆殺しにしたのだろうと。
そうではなく自分自身が名家出身でインテリだからこそ、そのことがばれて追いやられるのが恐ろしく(K産主義は貴族階級を憎む)、他のインテリを殺したのか? それとも自分だけが他者を圧倒する状況に身を置きたかったのか。

「ポルポトは何故、あんなことをしたのだと思いますか?」
当時の生き残りに池上氏がインタビューしていたのだけど、誰もが
「分からない……」
と目を伏せた。
それはそうだろう。
とにかく、おかしくなっていたことは間違いない。あるいは元々サイコパスの人格障碍者か。真っ当な心を持たない者の行いなど、誰にも理解できるわけがない。
西洋人は「悪魔に乗っ取られ操られたのだ」と言うだろう。そう思いたくなるのも分かる。でも、悪魔に乗っ取られたわけではなく、ああいう人間が存在することは現実だ。――もし仮に「悪魔」と呼ばれるほどの強力な悪霊がいたとしても、それだって元々は人間だった魂。結論、マイナスに傾いた人間ほど怖いものはない。

それでポル・ポト政策を眺めていて、自分にも過去インテリを責めたことがあったなと思い出した。
これは駄目だなと思う記事はリライトした。

 『学業に励むことは、悪いことではないのだが【知識至上主義者とは?】 』
他にもあったらご連絡ください。

当たり前だけど私はインテリを憎む者でもないし、差別する者でもない。
それどころか学問に勤しむ人を尊敬する。可能なら皆、そうあるべきだと思う。
ただ知識を誇って学歴だけに胡坐をかき、勉強が苦手な人たちを「DQN」などと呼んで見下す人はポル・ポトに似て最低だと思うだけだ。
この差別主義者に対して、
「知識を誇るだけではなく自分の頭で考えて勉強しろ。他人を尊重しろ」
と言いたいだけ。

インテリ差別、DQN差別、どちらも完全に同じ。醜い犯罪だ。
恥ずべきと思う。

勉強ができるとか、できないとか、そんな表面上のカテゴリ分けだけで人間の価値が決まるわけがない。
どちらにも素晴らしい人はいるし、悪事をはたらこうとする迷惑な人もいる。
インテリというだけで犯罪者だと思い込む、二時間ドラマに洗脳された人が間違っていることは確か。だが、その逆も同じ。
なんでこんなに簡単なことがわからないのだろう。
血液型差別や、星座差別をして悪口を言っている人も全く同じ。血液型はナチスが使ったものだと知らないの?)

いつになったら人類はお互い本質で付き合えるようになるのか。
もっと表面のカテゴリだけではなく心を見ることはできないのか?

追記
あと、「差別をなくすため」と言って徹底的に個性や属性を排除し、一律に同じ評価を与え・同じ富を与えるのも間違っている。そんなものは公平・平等とは呼ばない。それぞれ違う個性や属性があって、なおかつお互いを認め合っている状態が「公平・平等」と言える/そして能力や行いに応じ、相応しい評価をするのが「公正」だ

私は、勉強できる者・苦手な者がお互いの良いところを認め合い、尊敬し合って同等に生きる世界が夢だ。
しかしいっこうに叶わない。
現代で私は「インテリ差別」を受けたうえ、金がなく学歴が得られなかったことで「学歴差別」を受けてきた。どちらの側にも差別されるという、真っ暗な人生だ。日本、この国にはどちらを向いても差別しかない。※

他者を認め合い尊敬し合って自分の個性を活かして生きる、そんな世界はあの過去に一瞬、実現しただけだったのだろうか。
お互いを認め合った、あのグループは確かに奇跡だった。
徳のあるリーダーがいなければ叶わないなんてな……悲し過ぎる。


※日本は有能な人間を徹底的に潰すシステム。まず、有能な家系から財産を奪い、その子供たちは金で「足切り」している(奨学金を故意に用意せず大学へ行けないようにする)。それでもうっかり世に出てきた者がいたら、権力で暗に潰す。これは緩やかなポル・ポト政策と言える。馬鹿と悪人だけがトップに行けるよう作り上げてきたこの国は、滅亡必至。

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吉野 圭-Yoshino Kei
Posted by吉野 圭-Yoshino Kei


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