2018
Oct
12
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「独裁者とは自らが頂点にいるために信奉者の奴隷になっているひと」に打たれる
ここのところ検索数が下がった件で色々と模索しており、じっくりメールを読むこともなく過ごしてしまいました。
遅ればせながら返信です。
――と、言うよりは深い洞察に打たれて感動し、引用させていただくものです。
B様のメールより、独裁者について
私は虐殺などを行うタイプの独裁者を軽蔑するばかりです。
彼らの孤独さを「憐れ」とは思いますが、理解はできません。
彼らの気持ちを理解しようとして、狂気に感染することを恐れる潔癖症なのかもしれません。
始めから異次元の犯罪者のように相手と自分を別と考えることで、精神の城壁を守ろうとしているところがあります。それが私が「狭量」と呼ばれる理由の一つでしょうか。
しかし私自身、かつて「独裁」と呼ばれるほどの権力を持ちながら、国民に翻弄された経験(記憶)を持ちます。
愛する国民のニーズに応えようとするあまり、自ら操り人形になろうとした時期もあります。
だから形としては、独裁者たちが狂気に至る道を経験していた、と言えるのかもしれません。
彼らと同じ穴に堕ちなかった理由は何なのだろうか、と考えます。
たまたま運が良かっただけなのか、それとも。
思うに、権力が目的になってしまうとそれを失う恐怖に怯え、狂気の虐殺に走ってしまうのかもしれないですね。権力を失った瞬間に殺される可能性の高い人は特にそうなりやすい。
つまり保身が第一目的であるのか否か。
守りたいのは何であるのか? 自分か、他人か、思想なのか。それとも人としての愛か。
私も正しいことだけをしたわけではないので、偉そうなことを言えない身です。
自分は考え続ける必要のあるテーマと思います。
きっと上下を意識したうえで、相手を尊重しようと努めることが成熟した礼儀なのだと思います。
人間同士の付き合いでは、そのような高度な礼儀が何より必要です。
山羊座の人のうち支配者的に上から抑圧しようとするタイプと、礼儀正しく控えめな人に分かれるのは、人を尊重しようとするか否かの違いでしょうか。
「天は人の上に人をつくらず 人の下に人をつくらず」
このことをきちんと意識したうえで相手を尊重する人は、後者の好ましいタイプの山羊座になるのだと思います。
実際、アセンダント山羊座でも後半の人はこちらのタイプが多い気がします(品格があり、礼儀正しい)。前に書いたように、第1ハウス後ろ半分以上で水瓶座の影響を多大に受け、相手と対等になることを意識されているからなのかもしれません。
いっぽう水瓶座は上や下を初めから認識しないのです。人間社会に上下があることは知識で知っていても、本当には理解していない。
そのため水瓶座の影響が強い人が、社会的な意味で「相手を尊重」できているのかどうか疑問です。
むしろ完全対等だと思うから家族も他人と同等に扱ったり、親友に対しても冷たい指摘をしてしまい相手はショックを受ける。
「傍若無人」と呼ばれるのはそれ故に。
〔補足〕→こちら「美醜について」で書いた通り、私は水瓶座にしては世間を知っているほうだと思います。美醜や社会的地位なども、一応は認識したうえで「それは重要ではない」という処理を脳内で行っている、はず。たぶん。
…ただ元々は私も「美醜」や「上下」の認識を持っておらず、後から身に付けた知識に過ぎないのかもしれません。他の水瓶座さんより長く地上にいるために習慣として身に付いてはいるが、元々自分にない概念だから、はずすのも容易なのでしょうか。
「使いどころがない」に笑いました。
よく分かります! あんなスタンプを友達に送ったら間違いなく嫌われるでしょう。
(あ、すみません。冗談です。ジョークとして送るなら楽しいと思いますが、古市氏を知らない相手だと難しいかな)
水瓶座は公平で淡白なので漠然と良いイメージを持たれますが、現実の人間関係では「失礼な奴」と怒られるだけで終わることもあります。
私も嫌われないよう気を付けたいです。いや、もう手遅れですが。笑
最後に、こちらも深いご指摘。
医学の発達した現代ではなおさらです。
お迎えを逃すという想像は、早世するよりも怖いですね。
死期を逃した後はどうなるのか、誰も書いていないので分かりませんが……。あまり悪影響はないのかもしれない。
ただ、意識がないのに回復の見込みがないのに体だけ生かすような、無理な延命治療は避けるべきと思います。
その他の返信はまた後ほど。
いつもながら、私や読者様の考えを深めてくださるお話に感謝。ありがとうございました。
遅ればせながら返信です。
――と、言うよりは深い洞察に打たれて感動し、引用させていただくものです。
B様のメールより、独裁者について
独裁者に関する記事も興味深く読ませていただきました。独裁者とは自らが頂点にいるために信奉者の奴隷になっているひとだと思います。信奉者たちの耳目を常に集め続けなければ地位はすぐに揺らぐでしょう。虫けらのように殺していく名もないひとびとの奴隷でもあると思います。自分を保つために彼らを殺し続けなければならないのですから。支配しているつもりで実は支配されているのです。気の毒なことです(気の毒、という語句を使っていますが、私の感情は全く動いていません)おそらくそうなのだと思います。
私は虐殺などを行うタイプの独裁者を軽蔑するばかりです。
彼らの孤独さを「憐れ」とは思いますが、理解はできません。
彼らの気持ちを理解しようとして、狂気に感染することを恐れる潔癖症なのかもしれません。
始めから異次元の犯罪者のように相手と自分を別と考えることで、精神の城壁を守ろうとしているところがあります。それが私が「狭量」と呼ばれる理由の一つでしょうか。
しかし私自身、かつて「独裁」と呼ばれるほどの権力を持ちながら、国民に翻弄された経験(記憶)を持ちます。
愛する国民のニーズに応えようとするあまり、自ら操り人形になろうとした時期もあります。
だから形としては、独裁者たちが狂気に至る道を経験していた、と言えるのかもしれません。
彼らと同じ穴に堕ちなかった理由は何なのだろうか、と考えます。
たまたま運が良かっただけなのか、それとも。
思うに、権力が目的になってしまうとそれを失う恐怖に怯え、狂気の虐殺に走ってしまうのかもしれないですね。権力を失った瞬間に殺される可能性の高い人は特にそうなりやすい。
つまり保身が第一目的であるのか否か。
守りたいのは何であるのか? 自分か、他人か、思想なのか。それとも人としての愛か。
私も正しいことだけをしたわけではないので、偉そうなことを言えない身です。
自分は考え続ける必要のあるテーマと思います。
自分の上に誰もいないようにするためには、ひとりひとり対峙するひとびとを対等な人間として尊重していくことだと思います。そうやって山羊は水瓶にシフトしていくのかもしれませんね。「自分の上に誰もいないようにするため」、なるほど……深いですね。
きっと上下を意識したうえで、相手を尊重しようと努めることが成熟した礼儀なのだと思います。
人間同士の付き合いでは、そのような高度な礼儀が何より必要です。
山羊座の人のうち支配者的に上から抑圧しようとするタイプと、礼儀正しく控えめな人に分かれるのは、人を尊重しようとするか否かの違いでしょうか。
「天は人の上に人をつくらず 人の下に人をつくらず」
このことをきちんと意識したうえで相手を尊重する人は、後者の好ましいタイプの山羊座になるのだと思います。
実際、アセンダント山羊座でも後半の人はこちらのタイプが多い気がします(品格があり、礼儀正しい)。前に書いたように、第1ハウス後ろ半分以上で水瓶座の影響を多大に受け、相手と対等になることを意識されているからなのかもしれません。
いっぽう水瓶座は上や下を初めから認識しないのです。人間社会に上下があることは知識で知っていても、本当には理解していない。
そのため水瓶座の影響が強い人が、社会的な意味で「相手を尊重」できているのかどうか疑問です。
むしろ完全対等だと思うから家族も他人と同等に扱ったり、親友に対しても冷たい指摘をしてしまい相手はショックを受ける。
「傍若無人」と呼ばれるのはそれ故に。
〔補足〕→こちら「美醜について」で書いた通り、私は水瓶座にしては世間を知っているほうだと思います。美醜や社会的地位なども、一応は認識したうえで「それは重要ではない」という処理を脳内で行っている、はず。たぶん。
…ただ元々は私も「美醜」や「上下」の認識を持っておらず、後から身に付けた知識に過ぎないのかもしれません。他の水瓶座さんより長く地上にいるために習慣として身に付いてはいるが、元々自分にない概念だから、はずすのも容易なのでしょうか。
古市さん、面白いひとですよね。実はLINEのポイントがたまっていたので気の迷いで彼のスタンプを購入してしまったのですが……全く使いどころがありません(大笑そうそう、水瓶座はまさにこの人のよう。笑
「使いどころがない」に笑いました。
よく分かります! あんなスタンプを友達に送ったら間違いなく嫌われるでしょう。
(あ、すみません。冗談です。ジョークとして送るなら楽しいと思いますが、古市氏を知らない相手だと難しいかな)
水瓶座は公平で淡白なので漠然と良いイメージを持たれますが、現実の人間関係では「失礼な奴」と怒られるだけで終わることもあります。
私も嫌われないよう気を付けたいです。いや、もう手遅れですが。笑
最後に、こちらも深いご指摘。
ところで、計画した寿命より早く死んでしまった魂のことを書かれていたと思うのですが、早く死んでしまう魂があるなら、長く生きてしまう魂もあるのかな、と、ふと思いました。端的にお答えすると、あると思います。
医学の発達した現代ではなおさらです。
お迎えを逃すという想像は、早世するよりも怖いですね。
死期を逃した後はどうなるのか、誰も書いていないので分かりませんが……。あまり悪影響はないのかもしれない。
ただ、
その他の返信はまた後ほど。
いつもながら、私や読者様の考えを深めてくださるお話に感謝。ありがとうございました。
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