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先日から返信が滞っていますが、いただいたメールには目を通しています。ありがとうございます。
深いお話に瞠目するばかりです。軽い気持ちでは返せないと感じるため、休暇が取れるまで置いております。少々お待ちを。

先に緊急で、読者様よりご報告いただいた件から。

いつも似たような話ばかりで申し訳ないですが、歴史の話。
でも占星術の話を含みます。(月とアセンダントの見え方の違い)
もしお暇だったらどうぞ。

長いので畳みます。目次をお使いください。
※10/19 加筆修正、他中国サイトより水瓶座の解釈引用
〔目次〕
三国志ポータルで、誤った暦が鵜呑みにされていた
おかげで発見したこと。私がスルーしていた文
月星座の影響はどれくらい? 双子座と水瓶座の違い ←おススメ
余談。「何でも当たっているように見える」は失礼

mizugameza.gif

以下常体。

■三国志ポータルで、誤った暦が鵜呑みにされていた


読者様のご報告で知った。『はじめての三国志』ライター「よかミカン」さんが、例の問題ある中国サイトを参考に占星術に関する記事を書かれたらしい。

『諸葛亮は乙女座!→双子座!』

なお「例の問題ある中国サイト」とは、当ブログ内のこちらでリンクしているサイトのこと。
参考記事:『三国志キャラの星座を考えてみた』

読者様がミカンさんへ誤りを報告してくださったとのことで、若干の修正はされたようだが。
修正前の記事を読んだところによると、始め中国サイトに書かれた誤った暦(旧7月23日を現9月17日とする)を鵜呑みにし、断定的に話をされていたのだった。

修正された箇所:
諸葛亮の誕生日は現在の暦で獅子座になるか乙女座になるか微妙なあたりのようですが
上記のサイトでは乙女座説をとって面白画像を作っているようです。
真相はさておき、ネタとして面白いので乙女座の星占いを見てみましょう。
こらこら、お嬢さん。修正したのは偉いけど、「微妙なあたり」では全くないですよ。
境界ぎりぎりならともかく、太陽で二日以上違っていたらもう「微妙」とは言えない。
陰暦から陽暦への計算が数日ずれたところで彼の出生日は8月半ばなので、明らかに獅子座でしかない。
それに、そもそも「乙女座説」などというものも最初から存在しない。笑
そこはサイト運営者のオリジナル捏造です。

「ネタとして面白い」と言うのは構わないが、乙女座の解釈を裏付けるに演義(フィクション)を持って来るのはアウトね。
秋月さやか先生と同じで、フィクションを現実の裏付けに使っては駄目。
先日触れた『大奥』的な妄想記事といい、無考えにフィクションを鵜呑みにする困ったライターさんだな。

 他に、よかミカンさんについて書いた記事: 三顧礼は諸葛亮が盛った作り話なのよ!という痛い妄想

友だちにめぐまれている乙女座さんは大勢いらっしゃると思うのですが、亮さんは思ったことを素直に表に出しすぎたのかもしれませんね。
うんうん。思ったことを率直に言うタイプだというところはその通り。
だけどその空気を読まない率直さこそ、まさに本質ベースが乙女座ではない証なのだけどね。
占星術に関する知識ゼロなのに、頼むから誤ったことを書かないでくれ。

もちろん最も悪いのは適当な暦変換をした中国サイトなのだが、大手サイトのライターさんがネットサーチを鵜呑みにして記事を書いてはいけないな。
歴史について個人の考えは色々あって構わないと思う。でもフィクションや明らかに誤りの知識を「史実である」と断じて掲載するのはまずいでしょう。
発信力のある大手サイトがそういうことをすると、それが大勢の人にとっての史実となってしまう。どうか慎んで欲しい。


■おかげで発見したこと。私がスルーしていた文

だけど思いがけず、よかミカンさんの翻訳のおかげで発見があった。
私は三国志関連の画像が生理的に受け付けないのでなるべく見ないようにしていたのだが(現代中国語が苦手なこともある)、登場人物たちの吹き出しに意外と重要なことが書かれていたらしい。

以下画像と文言、(C)https://kknews.cc/astrology/j84zx5p.html

人物の吹き出しより、san-futago.gif
ミカンさんの訳を引用:「私のような機知のある人間は必ずや双子座であろう」

ふうん、中国の方々は亮の星座を双子座だと信じていたのだね。

『はじ三』の件をご報告してくださった読者様は、「きっと秋月さやか先生の月星座推測が知れ渡っていたのでは?」と仰っていたのだが、中国サイトを読めば画像の下にこう書かれている。
大家可能都會覺得,聰明絕頂的諸葛亮上知天文下知地理,基本上無所不知,而且樣樣精通,非常符合雙子座的性格特徵。
大雑把な訳: 諸葛亮は聡明で天文地理を極め、何にでも精通していた。これはとても双子座の性格特徴と符合する。

ここは、私はスルーした。申し訳ない。彼に関する褒め言葉に私はスルー本能が発動されるらしい。笑
余談だけど亮が「何にでも精通して知らないことはなかった」ということはないよね。いくらなんでも知らないことはあるでしょう、クイズ王ではあるまいし。
ただ何でも広範囲に興味を抱いたのは確かで、「博識」のイメージはあるのかもしれないが、だとすれば双子座の解釈としても誤っている
双子座は好奇心旺盛だが社会的に役立つ限定範囲での知識を求める。「広く何でも精通する」、「博識」のイメージを持つのは水瓶座だね。

しかし上の文を読むと、中国の一般人民はハズレではあるが風エレメントであることは見抜いている(エレメントだけでも見抜けるのは日本人より凄い)。
と言うことはつまり亮の故郷の方々は、純粋に性格特徴から誕生日を推測したものらしい。
あくまでも太陽星座で読む知識しかないのが苦しいところ。
「夏生まれ」という伝説だけは知れ渡っているので、水瓶座や天秤座よりは夏に近い双子座を採るしかなかったのか。
それで、双子座ということにするために出生日「陰暦4月後半説(陽暦5月後半)」が出てきたのだろう。
ただそのことが偶然にも月星座を言い当てている。

双子座と水瓶座、同じ風エレメントだから似通っている部分があるのは確か。
私も深く知らない相手だと見分けをつけるのが難しいほど似ている。
(天秤座だけちょっと違う。後述)

上の中国サイトも全く占星術に無知な人が書いているわけではなかったのか。
でもこの人は史実の出生日を知っていたため、双子座説を採るわけにはいかなかった。
そこで苦肉の策にて暦変換を少々ごまかし「亮は、実は乙女座だった」ということにしたものらしい。
苦しい捏造だな。

だが。
san-otome.gif
訳文はよかミカンさんの記事から引用:「私が乙女座とは、実に耐え難い!」

画像のオジサンがこう言って泣いているのを見ると、やはり中国の方々は
「乙女座=女々しい」
という安直な解釈をされているのだ。
※漢代の男性は「女々しい」と呼ばれることを最大の侮辱と考え、憤慨する

何度も書くが乙女座に女々しさはなく、色気もさほど強くない。
ウェットさや色気を持つのは水星座だ。特に魚座がウェットで涙もろい。魚座を持つ男性は、「女々しい」と非難されやすくなるかもしれない。

前にも書いた通り亮は(私と同じで)第1ハウスが魚座を内包するため、人前でも泣いたりする女々しさがあるのだと思う。
ただ、「女々しい」と言われても幼少期から自覚済。言われ慣れているから、たぶんそんなことで怒ったりはしない。少し傷付きはするかもしれないが。笑

参考 ⇒諸葛亮のホロスコープ、推測。ASCから詳細に分析しています

/余談ながら亮が司馬懿へ女物の装飾品を送って挑発したのは、自分が幼少期から「女みたい」と言われ傷付いてきたため、司馬懿が憤慨することを期待してのことだと思われる(※ここは冗談ですよ、本気にしないでください、笑。現実には扇動の目的です)。……浅はかですねえ。もちろんそれで戦局がどうにかなると本気で思っていたわけではないだろうが、少しでも変化することを期待した。現代のツイッター戦のようなものと言えば近いかもしれない。
※この件についてはkawausoさんの記事が正確。こちらで感想コメントを書いた


■月星座の影響はどれくらい? 双子座と水瓶座の違い

ところで、ここで話題になっている双子座と、水瓶座の違いが皆様には分かる?

同じエレメントだと見分けづらいかもしれない。
会ったことのない人では特に分かりづらいのだが、じっくり観察していると次第に明らかな違いが見えてくるはず。

せっかくだから双子座と水瓶座の比較を書いてみよう。
占星術館の「風エレメント」解釈をさらに詳しく具体的に書くもの。
(本来、こういう細かいことを書くと囚われて悪口に走る人が多いので、なるべく控えている。今回のみ特別。悪口に使わないでね)

【双子座】 
知性の種類は「機知」「当意即妙」。器用で、ウィットがある。(柔軟宮の表れ)
風エレメントの中で最もドライ。
他の風エレと比べて「青い」「若い」印象。
エリート官僚や、プログラマーのイメージ。
人間関係は事務的、フレンドリーさはあまりない。
好奇心旺盛だが、実利の知識に興味がある。
機転が利く。ミスを嫌う。抜け目がない。
批評好き、ニヒリスト。斜に構えている。
特定のターゲットを定め、揚げ足取りをして絡むことがある。

【水瓶座】 
知性の種類は「博学」「独自工夫」。ウィットはなく不器用。
ドライだが陽性。
風エレの中では老いたイメージ。達観している。
根はフレンドリーだが世俗からは浮いて見える。
知識は広く、考え方は俯瞰で大胆。悪く言えば大雑把。
繊細に見えて抜けている。博学でも常識を知らない。
独自過ぎて奇抜。我が道を行く。臨機応変が不得手。(不動宮の表れ)
非合理を嫌い欠陥を指摘するが、他人に絡むつもりはない。


見分けるポイントは、視野が広い(水瓶座)か限定的(双子座)か。
器用(双子座)か不器用(水瓶座)か。
人間関係の処理はどちらも苦手だが、双子座のほうがまだ他人の目を意識して対応できる。水瓶座は率直な発言をして「傍若無人」にも見られる。

付録で天秤座のことを書くと、天秤座だけは他人に気を遣うのが得意なので好感を持たれやすく、風エレメントの中では見分けやすい。
友達の多さでは天秤座が圧勝。ただし他人の気持ちを読み過ぎて疲労し引き篭もりがちになる人もいる。


さて諸葛亮は双子座・水瓶座、どちらのイメージが強いだろう?
私にはもはや彼について客観的な目がないから間違っているかもしれないのだけど、史実では「詰めが甘い」「臨機応変が不得手」と言われているので、圧倒で水瓶座のほうが強いはずだね。
 ※賛辞よりも欠点で見ると分かりやすいかもよ
「魔法使い」や「宇宙人風(ファンタジー人物)」なイメージも、水瓶座の人でなければ持ち得ない。

と言うことは、月よりもアセンダントのほうが、やはり遠目にもダイレクトな印象を与えることになる。
もちろんこれは個性が知れ渡っている著名人ならでは、と言えるのだが。
(一般の人で、付き合いが浅くプライベートを知らない相手のアセンダントは誰であっても見抜くのが難しい。仕事ぶりなどから太陽星座は見えてくるが、本質個性までは分からないのが普通)

ただし諸葛亮の場合、月が双子座なので、実務に長けた面も確かにある。
振る舞いとしては機知があるように見えるし、一見すると器用にも見えるはず。しかし月はあくまでも表面的な振る舞いのみ、で決して本質個性ではない。それでも浅くしか人間を見ない人には月しか見えないだろう。
そのため人物像がとても浅いフィクション孔明では、「双子座っぽい」イメージがあるのではないだろうか?

★参考、こんな中国サイトもあった。『足智多謀,堪稱諸葛亮的三大星座,洞察先機,料事如神 』
ここでは純粋に亮の性格だけから、星座候補の第一を「水瓶座」と捉えているらしい。解釈文もわりと正確。
※「有的時候他們總是料事如神,像諸葛亮一樣!」は違うと思うが。また、美人な女性たちのイラストは意味不明。笑
(私には分からないのだけど、あれは有名な画家の絵をパクっているのではないかと思う。絵画に詳しい方、ご確認のうえ作者様に通報願います)

解釈文を引用しておきます。翻訳は自力で頼みます、すみません。
水瓶座的人古靈精怪,他們總是有著許多的奇思妙想。有的時候只是覺得他們是小聰明而已,他們相處久了,就會發現,其實他們也是有著大智慧的!也只有長期和他們在一起的人,才會發覺的他們的聰明伶俐!他們心靈手巧,有著天馬行空的想法,不會因為什麼事情而影響了自己的判斷,也因此,有的時候他們總是料事如神,像諸葛亮一樣!水瓶座她們第六感很強,而且有著很強的直覺,只要有人騙自己,水瓶座第一時間就能察覺到一點小事都逃不過水瓶座的法眼,料事如神,內心強悍,很會保護自己,而且,非常精明,從隻言片語之中就能推測出事情的真相,誰也騙不過水瓶座,他們也容不得別人欺騙。水瓶座人的精明也不僅僅在洞察人心上,甚至有的時候對於身邊的人在想什麼,也是一猜便知。水瓶座善於思考,有很強的邏輯分析能力,很有偵探的天賦,她們能夠理智的用大腦進行分析,當她們需要判斷時很相信自己的直覺,但對於她們來說這並不是空穴來風,這都是經過她們縝密的分析和思考的。她們高冷的外表再加上超強的直覺,總是讓人又愛又怕!

ここで自分の話をするのは恐縮なのだけど、私(当ブログ筆者、吉野)はアセンダント・月ともに水瓶座。
そのため実を言うと、自分のこの個性がアセンダント由来なのか、月由来なのか、全く分からないのだ。自分で見分けがつかない。
だから、月が双子座・アセンダントが水瓶座(推測)の亮は、私にとってとても良いサンプルと言える。
自分の個性のうち、どの部分がアセンダントで月なのか、諸葛亮という手掛かりがあってようやく分かったのだった。

読者様も自分と同じアセンダントサイン・違う月サインの著名人を探して手掛かりに分析すると、自分のアセンダントがどのように表れているか分かりやすいと思う。
ぜひ試してみてください。


余談。「何でも当たっているように見える」は失礼

上サイトで、よかミカンさんが
「星占いって、何でも当たっているように見えるんですかね?」
などと書かれているのは占星術をやっている者として最も引っ掛かった。

知識のない素人さんは確かにこういう嫌味をよく吐く。
そもそも、占星術と言っても太陽星座しか知らず、ホロスコープがあらゆる要素を含むという知識さえない。
一度も勉強したことのない人が、差別的に占星術をバカにすべきではないでしょう。

なお、「山羊座の解釈も当たっているように思えた!」件について。
うん確かに山羊座っぽく見える部分もあるね。
それは職務上行った振る舞いの厳格さで、新たに負ったカルマなのだと推測される。

晩年であっても、人生の振る舞いは個性の一部であるかのように身に付くことがある。
たとえば私はドラゴンヘッドが山羊座にあるのだけど、これは振る舞いによって負ったカルマだと思う。
このドラゴンヘッド&テイルをあたかも個性であるかのように語る人もいるが、性格として語るのは誤り。誤りであることはサインをよく分析していけば分かる。

本質を見抜くには、分析力が必要。
分析力がないから、あらゆる事柄がごちゃ混ぜになり見分けがつかなくなる。フィクションと史実の見分けさえつかなくなる。

分析力のためには最低限の知識が必要。
頭の整理整頓がつかない歴マニさんたちよ、どうか少し勉強されてください。
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吉野 圭-Yoshino Kei
Posted by吉野 圭-Yoshino Kei


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