
こんな記事を読み頭痛を覚えていました。
⇒「前世の俺」アピールにうんざり…… スピリチュアル男子に耐えられない3つの理由
(1)現世がダメなら前世の栄光にすがって生きる
『占ってもらったら前世はロシアのスパイだったらしいという元彼。今はフリーター。だから何?』(20代女性/美容部員)
そんな男、現実にいるのか?
実話だとしたらどうしようもないな。
前世アピに完全意味なし(自分はしたことありません)
しかしこれを読み、私は100%こういう奴だと思われているのだろうと思ったら泣けてきた。
考える間もなく脊髄反射でバカにしていい相手、と思われる。
まあ私は、バカにされることは重々承知でやっているのですが。
これは自分で選んだ道。同じ悩みを抱える人たちのため、今は使命感でサイトを運営しているので仕方ないと諦めています。
なお意外でしょうが、私は職場や日常生活で「前世アピ」をすることはありません。
発表したのは小説だけ、前世について語るのはサイトやブログ限定。リアルでは一切話さない。
だからこの件で周りの賞賛を得たいとか、一発逆転したいとか、まして「過去の栄光にすがりたい」などという阿保らしい気持ちは皆無です。 参照 私のアイデンティティは、主に現世の幼い頃の思い出で作られている
未だに「あなたの前世は有名だから羨ましいッ!」と言い張る人もいるのですが、事実たいして有名でもなく。笑
/一般社会ではね。オタク界に限っては知名度あるらしい、という中途半端さ
/あと知っている人たちには「無能」と呼ばれ叩かれているので完全に不利益しかありません
私はこの件で一切の恩恵を受けていない、というのが現実です。
いくらこう言っても「羨ましい」と言う人は決して信じてくれないのだけど。
そもそも私は過去を栄光と思ったことは一度もありません。前世の仲間や私を慕ってくれた人たちのために「汚点」とまでは言わないが、可能な限り隠して生きたいと思っています。
かつて友人らに有りのまま話した結果
とは言え、発表した当時は堂々としなければ恰好悪いと思い込んでいたところがあり、友人たちには小説の内容を伝えてしまいました。
そのため、結果として友人だと思っていた人たちの本性を見ることになった。
今や私にとってこの活動は
「前世」という弱みを抱えている自分に対して、喜んでそこを嘲笑、攻撃してくるかどうかで相手の汚さ卑しさを計っているところがあります。
一番嫌だなと思うのは多くの人が「お前なんか! お前なんか!」という病気にかかることかな。
くだらないことで競争心をぶつけてくる。「コイツに勝ちたい。完膚なきまでに叩きのめして悦に浸りたい」という欲望をあからさまに出す。と言っても私など、勝って悦に浸れるような相手ではない。彼らにとってはそこが「ちょうどいい餌食」に見えるのだと思います。…
この人たちを「ゴミ」とまで軽蔑するのは嫌なので、そう思う前に距離を置きますが。
人間が嫌いにならざるを得ない、そこまでの汚さを見なければならなかった自分の不幸を嘆きます。
【2017/4/9追記】 このように当時は書きましたが、もちろん嫌なことばかりではありませんでした。特殊な体験が人の本性を知るための「リトマス試験紙」に出来るということは、逆に言えば真実良い人や優しい人を見分けることが出来るということです。今、私の周りに残っている人々は差別心のない真の友人たちだと言えます。
差別好きの人々が飛びつくスピリチュアル分野
愚痴はともかく。
現代では「血筋で差別するのは悪」という教育が浸透しているので、差別を恥じる風潮があります。そのため人前で堂々と血統差別する人は少ないと思います。
ところが、どういうわけかスピリチュアル体験者に関しては差別していい、バカにしていいと多くの人が心から信じていますね。
(これは戦後における唯物主義のイデオロギー教育の影響も大きいと思います。かのイデオロギーは魂を否定し神秘世界を破壊せよと教えます。もし狂気に感じられるほどスピリチュアル弾圧をしている者を見かけたら、99%“あちら側”の方だと考えて良いでしょう。そうでなければ唯物教育を鵜呑みにして差別リンチが癖になっている人です)
だから
「前世記憶がある」
「幽霊を見た」
という体験談を話す人を見つけると、「ストレス解消に便利なオモチャ見~つけた♪」と喜んで嘲笑し、いたぶる。
それは人種差別と同じく恥ずべきことなのに気付かないのでしょうか。
ただ、上の記事で挙げられている例のように、眉をひそめられるのが当然なスピリチュアルマニアも存在することは確かです。
前世のことで言えば、自分の体験ではなく霊能者に言われたことを鵜呑みにするタイプには私も眉をひそめます。
スピリチュアルを語るなら他人の言葉など信じるな、自分の体験だけ信じろよと私は思うのですが、霊能者の言葉を鵜呑みにする人はもちろん自分自身での体験などあるはずがない。
※重要 霊能者に言われたことでも自分自身の人生に照らし分析し、納得した(現実に人生が好転した)人は体験者に近いと思います。そのように情報を咀嚼し自分の血肉にする人を私は「鵜呑みにしている」とは呼びませんので誤解なさらぬよう。「鵜呑み」とは「無考え」のことです。唯物主義の信奉者も思考を失った「無考え」のカルトと言えます。
エセ霊能者の言葉を鵜呑みにするということは、霊感商法にも、カルト宗教にも容易に騙され害を及ぼす人であることが推測されます。
実際、最終的に行きつくところはカルト宗教への入信で、家族崩壊でしょう。
そこまで行く前でも家族に迷惑をかけているケースが多い。
人事を尽くせ
まず「人事を尽くす」べきだということを肝に銘じたいですね。
人事を尽くさない者に神の加護はない。
「神」とは正確には指導霊や背後霊などのオーディエンスたちのことですが、実際に努力をしない者はいくら祈っても彼らの助けは得られません。本来、オーディエンスたちの禁忌は「地上人に無用な援助をすること」ですから当然です。
現実的な努力をし、計画された人生設計を歩む人にだけ、そっと背中を押すくらいの援助があります。
そのようなささやかな援助ではなく、急激に人生が変わるような援助を得た時は悪霊の仕業かもしれませんね。生まれつき成功する計画を持たない人が魔法(風水)で運を変えようとすると、後で莫大なツケを払わされます。そんな損害を負わせるのは他者を貶めたいという邪念を持つ霊の仕業以外に考えられません。または、自分自身が欲に囚われて「邪霊化」しているのだとも言えます。
以下記事の引用部分は、この「人事を尽くさない者に神の加護はない」をもっと分かりやすく表現してくれています。
(女性向けの記事、かなり辛口でどうかと思う偏見もある)
⇒そりゃモテないわ! スピリチュアルに依存して迷走する女の特徴3つ
スピリチュアルにハマる女性たちは、その順番を間違っています。まず、自分でやれる努力をする。現実を見る。今日は大事なデートだというときは、自分を落ち着かせるために何かに祈ってもいいと思うのですが、自分でやれることをすっ飛ばして神頼みするのは浅はかでしょう。そんな女を助けるほど暇な神様はいない。自分に手足があることを思い出せ。自分を幸せにするのは、まず自分だと気が付け。
「トラウマのせい」については、現実に囚われのせいで動けなくなっている人は存在します。
ただこれは前世だろうと、現世だろうと同じことです。自分で気付いているでしょう。
だとすれば一発逆転などあり得ないので、じっくりゆっくり生きているうちに改善していけば良いのです。
改善するために特別な神頼みや、パワーストーンや霊能者の力は必要ありません。
目の前の人生を一所懸命に生きていけばいいんですよ、そのために充分な人生計画が用意されているのですから。
裏技を手にして、何の苦労もなく一飛びに神様になれると思うその狡い意識が詐欺師に付け込まれるのだと気付いて欲しいです。
補足。最も詐欺に引っ掛かりやすいのはどんな人?
最も狡い裏技に走りやすく宗教に洗脳されやすいのは、意外かもしれませんが「一度きりの人生」という考えに過剰に縛られて強迫観念に陥っている人です。
高額セミナーに通って自らを「意識高い系」と称するタイプですね。
上の占い師の言葉にしがみついて前世アピする人も同じ、実は本気で前世を信じているわけではなくてただの自己満足です。
自己満足ではなく本心から前世・来世を信じて長期の視点を持つなら、一度きりの人生で欲望を叶えようと必死で貪る必要はなく、良いことも悪いこともその時なりに受け入れられます。
全ては自分の責任であると考えるからこそ、「人事を尽くす」ことが可能となります。