我傍的、ここだけの話

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かつて住んでいた丘の話など、小説解説オマケ

空蝉のリアルな背景


前記事で
「以前、読書館でこの地(空蝉の舞台)についてリアルな話を載せていたものの、ここのブログに移転する際にカットしてしまったようです。たぶん恥ずかしかったのだと思います(笑)。後で掲載しておきます。」
と書いた件。
投稿しました。

『陽の当たる丘の家で 』

このタイトルは東京少年『陽のあたる坂道で』へのオマージュ。古過ぎて誰も知らないだろうが。

上エッセイは私の二十代の頃の思い出です。
『空蝉-utusemi-』のリアル版と言えるでしょうか。
エアコンがないのに、丘上で陽当たりが良かったので、とにかく暑かったのを覚えています。全く情緒がないですね、すみません。笑

当時、『我傍』読者様に住所を告げた際、「スゴイ一致ですね!」と驚かれ
「あー…… なるほど」
と気付き苦笑いしました。(小説モデル人物の若い頃の棲み処と一致しているとの話)

私は畑を耕して自給自足していたわけではないのですが、暇な時間が多かったということでは似たような生活だったでしょうか。 定義上のニートではありませんが強くは否定しません… →理由の解説、記事下参照
住居の隣には、大家さんが耕す畑があっていつも野菜をいただいていたので、情景的には近いものがあったのかな。

なお今は当時の畑も、私が住んでいた建物もありません。だから個人情報漁りをしても無駄ですよ、笑。
上エッセイで「寂れた町」と書いていますが、正確に言えば発展する前で寂れて見えただけ。今はむしろ開発が進み、すっかり賑やかになってしまいました。あの場所に戻っても懐かしい景色はないので、寂しい気持ちですね。

1800年どころかほんの十年しか経っていないというのに、景色は失われてしまった。
その時にしか見られない景色は多いものです。だから今、ここで見られる景色を大事にすべきと思います。


現代版 高楼心譚


もう一点、小説の解説掘り出し。

『高楼心譚』の解説で、こんな文を書いていたようです。忘れていました。
現代に投影された『高楼心譚』。と言うか、何故これを書いたかという裏話です。

 2009年と209年の物語 / 『高楼心譚』について

小説のように良い結末では終わらなかったので、我ながら痛い。
しかし人の幸福を心から祈ることができた、苦くも幸福な年月でした。私には良い思い出です。


補足


この記事にて、「自分は(定義上の)ニートだったことは一度もない」と書いた文を削除したことに関しまして。その理由。転載しておきます。

「~でない」と必死で否定することは、誰かを傷付けるかもしれない


今日、メインのブログに上げた記事で、
「自分は(定義上の)ニートだったことは一度もない」
と書いたところを思い直して削除した。
何故かと言うと、事実として今現在ニートの人を傷付けるかもしれないと気付いて。
私は単に自分の事実を正確に伝えたいだけだったのだけど、「違う、違う」と激しく否定するのは、場合によってはニートへの差別を肯定してしまうかもしれない。

世の中には、「ニートはダメ人間」と呼ぶ差別主義者が大勢いる。
(この人たちが定義する「ニート」とは、大企業に就職していないフリーランスや、農業従事者も含む。頭がおかしい差別主義者だ)
そのような者を後押しするようなことはしたくない。

怠けて働きたくない、親に寄生し・いずれは生活保護で暮らしていけばいいと言っているだけの若者はもちろん褒められない。
でも事情があって、大多数の人が選ばない道を選ぶ人もいる。
フリーランスは悪なのか? 
自宅で仕事をしていて、大企業に勤めていない人は全員「ニート」「クズ」呼ばわりか。
農業従事者は「ニート」なのか?
何故、誰もがコピーのように同じでなければならないのか? コピーでない者は責められるべきなのか?
新卒で同じようなパターンで就職しなければ「ダメ人間」と呼ぶような者のほうがダメ人間だし、心の底から気持ち悪いと思う。
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