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正月休み、終わってしまいますね。残念。
もう少し読書して、ブログの更新もする予定だったのだけど全く進まずに終わってしまった。

と、言うのも実は、正月2日から寝込んでしまったため。(具合の良い時に少しだけブログ更新していました)
原因は屠蘇(おとそ)です。
元旦・2日と、たった二杯の屠蘇を飲んだだけで倒れて寝込んだという。苦笑

いや屠蘇が毒だなどと言うつもりはありません。
むしろ体にとても良いことが証明されました。
何故なら私は一般の人にとって「健康に良い」もの、血の巡りを良くするものを口にすると倒れるという特殊体質なので。

※副交感神経優位体質、このため重度の片頭痛持ちです。血行が良くなるものを口にしたり、温泉に長時間浸かると倒れます。つまり、小学生のような体質と思っていただければ正しいのかもしれません。しかしまさかこの年で屠蘇で寝込むとは……参った。情けない。


豆知識

正月に飲む習慣がある「お屠蘇」は、三国時代の有名な医師・華佗(かだ)という人の考案とされています。
 
 →華佗って誰? +曹操の頭痛について

「諸葛孔明が作った」という俗説もありますが、おそらくその説は間違っているでしょう。孔明は忙し過ぎて、漢方薬まで調合している時間はありませんでした。笑
「華佗が作った」という説も実は怪しいもの。しかしまだ専門家である医師が調合したという話のほうが納得できるのでは。

「屠蘇」には「邪気をはらう」という意味があり、年の始めに飲むと病から身を守ってくれるとされます。
日本名門酒会さんによれば、日本に伝わったのは平安時代だそう。
現代中国人には屠蘇を飲む習慣がないそうだから、日本に残るこの習慣はとても貴重と思います。

ちなみに、お屠蘇の成分は漢方薬であり、しかも酒類に溶け出しているためかなり強めと思われます。
おそらく一般に売られている、カネボウなどの顆粒タイプの薬よりも遥かに濃い成分となっているはずです。
アルコールだからまさか子供に飲ませることはないと思いますが、私のように刺激に弱い体質の人は注意してください。
(はい。……つくづく反省)


屠蘇の薬効

血行を良くする肉桂が中心の薬です。
他に、白朮・山椒など胃の働きを良くする成分が含まれます。
日ごろ血行不良や胃腸の鈍さに悩んでいる人には向くでしょう。
風邪をひいている時は一杯で効く可能性あり。

今回、私の体で実証された通り(笑)、華佗の薬は本当に良く効きます。上記の方にはお薦めです。



付記 華佗の紹介

華佗は西暦200年頃に生きた医師です。
鍼灸や漢方だけではなく、なんと麻酔を用いて開腹手術までしたとされています。これは伝説ではなく信ぴょう性の高い話。
もしや、仁(現代からタイムスリップした医師)……だったのでしょうか……。
と言うのはもちろん冗談です。
現代の医師は生薬の知識がありませんので、古代にタイムスリップしても麻酔はかけられないでしょう。確か『JIN-仁』でもそのような設定があったような。
つまり、ある点で華佗は現代の医師以上の知識と能力があった人と言えるかもしれません。

そんな天才医師も曹操に捕まり拷問死してしまいました。
余裕があれば正史『華佗伝』を翻訳しますが、とりあえずWikipediaより人物紹介を引用させていただきます。
ほのぼのした話ではないので、閲覧注意。
華佗(か だ、? - 建安13年(208年))[1]は、中国後漢末期の薬学・鍼灸に非凡な才能を持つ伝説的な医師[2]。字は元化。諱は不明[3]。本籍は豫州沛国譙県(現在の安徽省亳州市譙城区。また河南省永城市という説もある)。「華陀」とも書く。なお、「華佗」とは「先生」を意味する尊称が人名として用いられたもの。高き医徳を積みつつも権力に屈する事を拒んだ事から非業の死を遂げたとされる。言語学的観点からイラン系胡人との説もある[要出典]。

経歴

徐州で学問を志し、特に『経書』を学んだ。陳珪により孝廉に推挙されたり、黄琬に招聘されたりしたが、出仕しなかった。養性の術に通暁しており、当時の人々は彼の年がもう百歳になるはずだとしたが、見たところは若々しかった。また、華佗は医術や薬の処方に詳しく、麻酔を最初に発明したとされており、「麻沸散」と呼ばれる麻酔薬を使って腹部切開手術を行なったという。そのため、民衆から「神医」と呼ばれた。また、屠蘇や「五禽戯」[4]と呼ばれる体操健康法(導引)の発明者とも言われている。

その評判を聴いた曹操の典医となり、持病であった頭痛や目眩の治療に当たっていた。しかし、華佗は自分が士大夫として待遇されず、医者としてしか見られていないことを残念に思っていた。これは当時の医者の社会的地位が低かったためである。そこで、帰郷の念が募って、医書を取りに行くといって故郷に戻り、その後は妻の病気を理由に二度と曹操の下に戻って来ようとしなかった。曹操は調べた結果、妻の病気が偽りと判明したので、これに怒って華佗を投獄し、荀彧の命乞いも聴かず、拷問の末に殺してしまった。華佗は死ぬ直前に、持っていた1冊の医療書を牢番に与えようとしたが、罰を恐れた牢番が断ると自らの手で焼き捨ててしまった。曹操は名医で頭痛を治せる唯一の人物であった華佗を殺してしまった事、またその事により庶子ながら、その才気煥発な面を愛していた曹沖を治療する事ができず、夭折させてしまった事を、後々まで後悔したと言われている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%AF%E4%BD%97
曹操崇拝者たちは、このように完全なる我がままで人を死に至らしめることを
「法治主義」
と呼び、褒め称えています。 例:よかミカンの記事

はじ三ライター曰く、「華佗は曹操に反抗的だったから殺されたのだ(殺されて当然だ)」。
 ⇒『曹操の偏頭痛は歯ぎしりが原因だった』
権力者に反抗的な人を処刑していいと思っている。これはお隣の拷問大国の方針そのもの。……怖いですね。

なお上の記事は医学的にも誤っていて、偏頭痛の原因が歯ぎしりということはありません。(緊張型頭痛を「偏頭痛」と呼ぶのは、正確に言えば誤り)
緊張型頭痛の人は、カフェインを飲むと逆効果となり悪化します。注意!
カフェインが有効なのは私のように副交感神経優位タイプで、血管拡張を原因とする狭義の「片頭痛・偏頭痛」のみです。
 ※カフェインが交感神経を優位にさせ血管を収縮するので治るのです。逆にこのタイプは温泉などで血行を良くすると悪化します。

曹操の頭痛は医学的に見ると「片頭痛」ではなく、脳腫瘍だと思われます。
記録によれば若い頃から眩暈や幻覚にも悩まされていたようなので、良性の腫瘍が少しずつ大きくなっていき、晩年の死の原因となったのでしょう。
また曹操は明らかにサイコパス(精神病質)ですが、これは生まれつきの脳機能障碍を要因とします。曹操の脳は元々健康ではなかったと言えるのかもしれません。

 関連記事 『あの歯車、(芥川龍之介と片頭痛の話)』
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吉野 圭-Yoshino Kei
Posted by吉野 圭-Yoshino Kei


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