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 占星術サイトから来られている方向けの話。

 そろそろ初級講座を更新せねばと思いまして考えをまとめているのですが、意外と難関なのがIC(天底)の解釈です。
 
 もちろん、テキスト通りに書けば簡単なのですよ。
「先祖・家系・家庭を表す」
「あなたのルーツ」
「あなたが最も心安らぐもの」
 等々。
 プロもこのまま信じて解説していますね。

 でも実際に解読していくと決してそうとは言い切れない結果が出て来る。


 たとえば私のICは双子座2度(数え3度)。
 『テュレーリー庭園』。
 比較的に最近手に入れた直居版のサビアン解釈を読んで、一般的なICの説明について考え直すことになった。
…よい意味では戦略戦術に適性を持ち、卓越した先見性のある企画力となる。
一般的にいえば、頭の良い人だ。だが、エゴの思考は絶えず二元の光と影を持つので、打算、陰謀という側面も出てこよう。

『定本サビアン占星学』P68

  頭痛がしてきた。
 また、「戦略戦術」ですか。しつこいな。

 ほぼMCの『チェス』と同じような内容であり、これを自分の「心休まる場」などと言われても抵抗を覚えてしまいます。
 むしろ心が騒ぐと言うか、こんな指摘をされたら落ち着きを失ってしまうね。
 自分はそんな人間じゃない! と叫びたくなる。

 余談だけど自分のホロスコープの解釈文を読んでいると、まるで他人の手による評価書のように感じてしまいます。
 戦略家、という職業に対して他人が抱くイメージですよねこれは。
 安っぽい三国志アニメで描かれるような、安い「諸葛孔明」のイメージ(笑)。

 ホロスコープは「生まれる前に自分で立てた人生計画書」であることは確かなのだけど、ホロスコープ自体は高次霊など他者の手で書かれ、本人は受け入れてサインする程度かもしれない。(起案は相手方の契約書みたいなもの。もちろんサインすることに関して自由意思あり)
 最近、そんなふうに思いつつあります。


 思えば私が中学時代に自分のサビアンの解釈に出会っていたら、
「全く当たっていない」
 と笑って放り出していた可能性が高いです。
 ゲームにすら興味がなく、戦略戦術など自分には関わりがないと思っていたし、そんな能力など僅かもないと思っていました。(いや今でも、そんな能力はないと思っていますが)
 前世記憶の体験を経て初めてこの解釈が理由あるものなんだなと分かる。

 だから自分のホロスコープが全く当たっていないと感じている若い人も、いずれ人生の秘密が明らかとなるにつれてホロスコープは正しかったと知ることになるのではないかな。


 もう一件、せっかくなので先日触れたヘッセのホロスコープも見てみると、この方のICはさらに分かりやすい。

 http://esotericastrologer.org/?articles=herman-hesse

 牡羊座19度(数え20度)『冬に鳥に餌をやる若い少女』
 強靭な精神で地道な行為を続ける人。孤立するが、恐れない。弱者への慈悲を持つ。

 まさに一般読者が彼に対して抱いている人物像ですね。

 なんと言うのか、やはりICも本人にとっての「心安らぐルーツ」なのではなくて、公のイメージの補完という気がするな。
 あるいは押し込めておきたい自己イメージ。無視したいレッテル。
 押し込めているつもりなのだが周囲には伝わっている、とか?
 
 ICの一般解釈を考え直すべきかもしれない。
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吉野 圭-Yoshino Kei
Posted by吉野 圭-Yoshino Kei


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