現代の幻想に言及「世界じゅうでくすぶる国民の不満とエゴイズム」

吉野 圭-Yoshino Kei

正直言って最近、このブログに何を書けばいいのか分からなくなりつつある。
ここに来る人たちが求めているのは占星術とスピリチュアルだと知っているが、最近はそちらの分野の話をしている時間もなくなってきたと感じる。息抜きの趣味、エンターテイメント?として今後も書くとは思うが。

本当に書きたいのは世界情勢や社会の話。
でもGからペナルティを受けたり、対立する人々からの攻撃も増えて、ブログが潰される可能性が高くなる。さらには閲覧する人たちまでログが捕捉されて危険が及ぶ。だから避けるしかない。
(とても言論が自由の国に住んでいるとは思えないね。この世界のどこが自由なんだ)

以下は世界情勢でも無難かなと思う話。
読書館で自分用に(非公開で)メモしていた文だけど、ここにも少し関係するかなと思ったので転載しておきます。
グローバリズムや「引き寄せ」の話。

引用と所感


こちらの引用は少し前の本、イギリスが国民投票でEU離脱を決めた直後に書かれた『欧州壊滅・世界急変』(渡邉哲也/徳間書店)より。
太字は当ブログ管理者。(同意の意味)
P25 
「グローバル化=平準化」によって中国などの新興国は豊かになったが、先進国の多くでは労働者の賃金が低下したり、職が失われたりしていった。そして、投資家など一部の富裕層だけが恩恵を受けているのが現実である。そうした光景に対して、各国の国民が不満をもちはじめたわけだ。
 リーマンショックによって金融面での利益が得られなくなったアメリカやヨーロッパにとって、新興国の発展が必ずしもプラスではなくなってきたのは事実だ。

『世界じゅうでくすぶる国民の不満とエゴイズム』
 もうひとつ、大きな要素がある。
 新興国が急激に発展したことによって、いわゆる「資源限界」に突き当たったことだ。

P26
経済規模が際限なく膨れあがっていくとき、モノも同じように際限なく存在するのであれば、問題はない。
 しかし、実際には地球上に存在する資源は有限であり、その限界が見えはじめたときにパイの奪い合いが始まることになる。簡単に言えば、新興国が豊かになれば先進国の取り分が減るわけで、それがサブプライムローン問題の前後から見られた資源価格高騰の要因でもあった。

……
P27
 そうしたなか、イギリスがEUから離脱することが決まり、世界を混乱させる要因になっているのである。この問題のいちばん深刻な点は、解決策が見当たらないことにある。民意も大切だが、民意がすべて正しいとはかぎらない。各国がエゴイズムをぶつけ合えば、紛争の大きな要因になるのは事実だ。
 こうした流れのなかで、いま、世界の景色は大きく変わりつつあるのである。

三人がいたときに食料が一個しかないとする。
この場合は取り合いになるか、あるいは二人が飢えて死に一人だけが生き残ることになる。(分け合うことをしなければ)
……物理の世界では全員が勝者になることはできない。
そんなの当たり前。

幼稚園児でも分かる、ごくごく基本的で単純な算数計算が現代の大人たちにはどういうわけかできない。
「グローバリズムで全員が豊かになる! 経済は永久に発展し続ける!」
とユートピア幻想を叫ぶ人たちは物理的にそれが実現不可能だと、どうして分からないのだろうか。

たとえば「引き寄せの法則(際限なく欲望を貪るスピリチュアル)」のセミナー講師たちは、「この法則を使えば全員がビル・ゲイツなみの億万長者になれる」と説くのだが、それが100%実現不可能な狂った思想だということは普通の人には理解できるだろう。地球上の全員がビル・ゲイツなみの億万長者になるのは絶対不可能だ。
(富は限られている。また概念上も貧富の差とは比較なのだから、全員が同じになった時点で億万長者もいなくなる)

「引き寄せ」はそもそも魔術であるという時点で胡散臭い、信じられないと思う人が多いだろう。
 しかし同じことがグローバリズムにも言えるのだとは気付かないのか。

「引き寄せ」を信じない人も現実経済やグローバリズムになると何故か理解できなくなり、 皆が豊かになるという幻想を鵜呑みにして理想論を叫び続ける。
そして際限なく欲望を貪り続ける。
分け合うこともせずに独り貪ることの、どこが「グローバリズム」?

現代人は狂っていて壊れているようにしか見えない。
ようやく今になって多くの人が限界に気付き、不満だけを叫んで誰かのせいにしている。
こんなときはただ戦争を起こせばいいとだけ考える民が増えるのがパターンだ。

いつの時代も戦争は「民意」が起こす。
民主主義も人権が守られる点では良いのだけど、ただひたすらに甘い夢ばかりの体制ではない。


追記


念のためお断り。
この話は社会主義体制を奨励しているものではありません
民主主義の対極は社会主義ではない。

他記事でも書いた通り、私は社会主義(K産)に反対している者
現代の『墨家』では全くないよ、K産サイト恥三。笑

100%の確率で虐殺が起こるという、思想の真相にプログラムされた凶暴性がK産主義に反対する第一の理由だが、これもまた絶対実現不可能だからという点でも反対。

完全なる平準化で、人類の全てが生き残れるわけがない。
「分け合う」率は差異に対応した適宜な配分でなければならない。

健全な競争と差異を認めるべきと思う。
必要なのは努力にふさわしい報いがあるという「公平性」。
現実を無視した一律の平準化は不公平感と悲劇しか生まない。

公平であれば王制でも構わない。(と言うより実は人類にとって最も適した体制は「賢者が治める」王制だったのかも、プラトンが言う通り)
各国が自主独立し、最低限の食糧や生活資源を得られる状態がかろうじて皆が生き残れる道なのではないか? そうして他国を侵略せずに、ささやかな資源を大切に生きていければ……。

などという理想もまた今となっては実現不可能だろうか。
今の段階の地球はもう、人口調整しか道は無いのだと神々が思っていそうだ。
多くの国は少子化が進み人口が減ることを悲劇と考えているが、私は自然の摂理だと思う。人間という一種だけが際限なく増え続けることは物理、自然に反する。
しばらくは苦しいだろうけど緩やかに人口を減らしていくしかない。
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