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続き。
TBS『クレイジージャーニー』(録画)にて、テレビ画面を通じ諸葛村を眺めて思ったことを書いておく。

正直どこまで本音を書けばいいのか分からないな。
本当は何も書きたくないのだけど、こんなご時世だから書かねばと思う。

正統性について


まず、否定する人も多い「諸葛孔明の子孫」という話の正統性について思うこと。
死んだはずの孫、京が生きていた()という話の真偽・家系図の真偽は私には分からない。
でもそんなことはどうでもいい。
「諸葛」という姓を代々受け継いだことは間違いなく事実で、ただその姓だけでも中華では目立ってしまうため社会的に不利益を感じられたことがあるだろう。他の諸葛家の方々も含め。

なかでも最も危険性の高い「亮(孔明)の子孫」を名乗られているということは、不利益も承知で名を背負われているはず。
そんな彼らの歴史だけで充分、正統性/正当性があると私は思う。

〔追記〕
ただ余計なことだけど諸葛亮の誕生日はあらゆる情報で「真夏(陽暦8月)」ということが分かっていて、4月14日(陽暦6月)に誕生日を祝うのはどう考えても間違っている。
 諸葛亮の誕生日→グレゴリオ暦181年8月19日
4月14日というのは西洋占星術の太陽星座「双子座」から想像した誕生日か、または村を設計した諸葛大獅の誕生日なのでは?

「死んだはずの京」:記録文には特に、若くして死んだという記載はない。ただし子がいたという記載もないのだが。出世したという記録があるので天寿をまっとうした可能性はある。〔要確認。他の記録をご存知の方はお教えください〕

観光地化と心配


次に、現代で観光地化されていることについて。
入口に「諸葛八卦村」と村名が掲げられた案内所ができていることには驚いた。まるで大きな都市の駅舎のようだ。
佐藤健寿さん曰く
「十年前に来た時とかなり変わりました。(村の中へ観光客を乗せて行くカートがあったり、案内人がついていることに驚きつつ)前はこんなのなくて、普通に村の中へ入っていけたのに」
とのこと。
日本人目線では「商魂たくましいな。さすが現代中国」と思ってしまうが、まあいいんじゃない。

彼らが観光で潤うのは良いこと。
数々の悲惨な時代を隠れて生きて来られたのだから、祖先の名で少しくらい報われても良いだろう。

だけど私は心配になる。
名がもたらす富は毒にも転換するもの。
家系図を公開したことでいつか名が災厄とならなければいいのだが……。


杞憂で終われば良いが


祖先たちが家系図を隠して生きてきたのはそれなりの理由があると思う。
あの国のトップは、遠い時代のファンタジー化した人物さえも政治で利用したり攻撃したりするのだから。

今は諸葛村など三国志関連の観光地が外貨を稼ぐための商売道具になっているから認められているのかもしれない。
でも、党首がほんの少しだけ心を変えれば攻撃対象となり得る。
ブンカクが再来したり、日本でK産党員たちが行っている諸葛亮への攻撃が本土でも始まったら、諸葛村の住民たちは無事では済まないと思う。

少なくともK産主義の概念のなかで、「正義(善・徳)」を投影されている劉備や諸葛亮、京劇という伝統、陰陽道・八卦が「敵」であることは確かだからだ。

※K産思想のベースに善悪はない。だから蛮行の邪魔となる「正義」「善」のシンボルは叩き潰さなければならないものとされる。(過去の文化や宗教もK産思想に対立するため、徹底破壊の対象である)


道教のシンボルを掲げ続けることの危険性


諸葛村はそもそも、十四世紀の宗主だった諸葛大獅という風水師が設計したとのこと。
このために村自体が道教の八卦を表している。

「諸葛亮がよく用いた八陣図を模範とした」
と言われているのだが、私が思うに諸葛亮が用いたのは古代的な実用のための基本陣形に過ぎず、道教的な八卦をもとにしたとは言い難い。
(諸葛亮はそこまで純粋な道家ではないし、まして風水師でもない)
だからあの村は亮ではなく「十四世紀の風水師、諸葛大獅の思想が反映された村」と呼ぶべきだと思う。

ただいずれにしても現在、道教の気配が色濃く残っている村であることは事実。

テレビ画面に大きく八卦のシンボルが映し出された時、背筋が寒くなった。
村の中央の池も太極図を表しているらしい。
手放しの完全なる道教推し。

shokatumura.png
こちらより引用:諸葛八卦村とは

本来なら何の罪もなく問題もない、むしろ世界遺産に登録されても良いくらいの意義ある文化建築なのだが、今このご時世で八卦を掲げ続けることは危険ではないだろうか。

目下、K産党は仏教や道教の取り締まりを強化し、文化施設を破壊しつつある。
日本においても孔子学院が「道教の革命はなかった」という捏造話を拡散していることから読み取れるように、K産党員たちは道教そのものをこの世から抹消するつもりなのだ。

 参考
 ⇒【特集|宗教弾圧】中国、仏教と道教の取り締まりを強化

十年前の政府が「保護対象」とした仏教・道教施設も、今の党員たちが破壊したいと思えばいつでも破壊できる。
諸葛村も決して安泰とは言えない……。


願うこと


諸葛村の人々へ、どうかこれ以上、目立った活動はなさらないように願う。

せめて壁の八卦は隠すべきだが、村の形や村名を変えることは不可能だろう。
まして「本当は、我々は諸葛亮の子孫ではありませんでした」と宣言したところで今さら覆せない。
できれば外国に引っ越して欲しいと思うのだが村人は4000人もいるそうで、移住も無理がある。
姓を変えることもその国の戸籍法では不可能か。

何故、名乗ってしまわれたのだろう……と苦々しく思う。
あのまま隠れていてくれたならこのような心配をせずに済んだのに。

しかし本来、誰かの心配をしなければならない国家体制がこの地上に存在することが間違っている。

最も良いのは人権を踏みにじる政権と、虐殺構文を備える悪魔の思想が潰えること。
どんな血統・家系であっても、どんな文化を持っていても破壊や殺戮に怯える必要のない社会が訪れることだ。

どうか早く、まともな国になりますように。
(諸葛村の人々が無事でありますように)
強く願い、祈る。
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吉野 圭-Yoshino Kei
Posted by吉野 圭-Yoshino Kei


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