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ここのところ義父の墓を探してあちこち見学へ行っていた。
義父が亡くなったのは今年始めなのだが、しばらく墓地を探す時間がなくて骨壺のまま自宅に安置していた。せめて夏までには埋葬したいと思い、急いで探し始めたもの。

色々見て回った結果、高台にある眺めの良い霊園でほぼ決定。
うちは後継ぎもないし、義父も古風な墓に納まることは嫌がるはずの現代的な人だったから、最近流行りの「樹木葬にしよう」と家族会議で決まった。
 ※樹木葬についてはこの記事下で解説
民間経営の霊園だったので正直どうかなと私は思ったのだけど、とにかく景色が良くて「彼が気に入りそう」と皆が言うので、まあいいかと。

その霊園に行った時、義父の「ここがいいなあ。ここにしてよ」という声が聞こえた気がしたことも決めた理由。
末永く霊園が続いていくかどうかは分からないが、葬られる場所が良いのが死者にとっても良いと思った。


葬る場所だけは大事に決めたい


そもそも墓など、どこであっても永久に残るものではない。
どれだけ高い墓地を購入しても一緒。

たとえば経営者が運営を放棄し、ほんの数年で墓地そのものが消滅してしまったとしても埋葬された本人にはあまり関わりがない。
墓地の場所や、ましてどれだけ費用をかけたかなどということが死後世界の地位や生まれ変わった後に影響するわけがない。

ただ埋葬された状況や場所のことだけは少し、本人にも関わる気がする。

まず、場所について。
死んですぐにこの世との繋がりが切れるわけではないので、しばらくは帰って来ることもあるだろう。
その際に埋葬された場所を見るかもしれないから、そこが景色の良い場所だったら愉しんでもらえる可能性がある。

それと非常なレアケースだが、たとえば我々のように、生まれ変わった後に前世の自分がどこに埋葬されたか調べることがあるかもしれない。
その時、本人が嫌な気分にならないような場所へ葬ることは大事。

「生まれ変わり」を信じるかどうかは別として、埋葬する場所くらいは最低限の気遣いをしたほうがいい。その人への愛や敬意があったのなら。

 続きで書きました >>私の場合。埋葬場所やおくり名について、どう思ったか


死者にとって良い埋葬スタイル


スピリチュアル的な観点から、どんな埋葬スタイルが良いかについて考えてみる。

死後世界を語る霊の話によれば、生きているうちに様々な罪を犯した人や生に執着ある人は死んでからも肉体に縛られやすいという。つまり棺桶のなかに閉じ込められて、自分が朽ちていく痛みや苦しみを感じなければならないらしい。
その霊曰く、
「土葬は辛い。死者にとって最も優しいのは火葬」
とのこと。
だから火葬文化の日本は死者にとって優しい国ということになる。

ただしケースは様々で、全ての霊が同じではないと思う。
生前に悔いがない霊は土葬であってもすぐに空へ昇るだろうし、罪深き霊は火葬であってもいつまでも「地縛霊」となって悔いある場に縛り付けられるだろう。
(私は前世でおそらく土葬だったはずだが、すぐに体を離れて昇ったらしい)

なお自殺した人は土葬だろうが火葬だろうが、本来の寿命が来るまでお迎えは来ないそう。
だから自分が死んでいることにも気付かず何度も自殺を繰り返して苦しみ続けるらしい。
これは罪があるかどうかとは無関係で、罰せられているわけではなくシステム的(自然法則的)なものらしいから救いはない。鬱病で死んでしまった場合などは病死ということになり、違うのかもしれない。

いずれにしても、早いうちに肉体が地上から消滅するほうが多くの死者にとって良い気がする。
土葬だったら普通に木の棺桶に埋葬するほうが良い、石棺に閉じ込めたりして肉体の保存が長引くのは酷と思う。
アジアはたとえ火葬されなくても木の棺桶なら100年ほどで骨が土に溶けて消滅するらしい。これは本来、幸運な土地と言える。石棺などに閉じ込められて、二千年近く経って掘り出され博物館で展示されるなんて悲惨過ぎる。
火葬であっても、骨壺に長年閉じ込めておくのは酷だ。(地上的に考えても問題ある習慣で、今後は骨壺を保管する墓地のスペースもなくなる)
ましてミイラやホルマリン漬けは絶対やめたほうがいい。もしも肉体に縛り付けられるタイプの霊なら最高度の拷問になりかねない。凶悪犯はそのようにして肉体へ永久的に閉じ込めたほうが霊界は助かるのかもしれないが。

このようにスピリチュアル的な知識で眺めると、現代の「樹木葬」や「海への散骨」などは死者にとっては最高の優しさと言える。
素早く肉体から解放されるうえ、肉体は自然に還ってリサイクルされる。

スピリチュアルではなく地上限定の物質次元のことを考えても「樹木葬」などの自然葬はお奨め。
今は人類の数が爆発的に増えている。
これから大量の人間が寿命を迎える。
最も多くの食料資源を貪っている人類の死骸が土に還らなかったらどうなる? 地球生物は全て、飢えて絶滅するだろう。
だから人間は死んだらなるべく早いうちに他の生物たちへ肉体をお返しすべきだと思う。

私自身も今、「樹木葬」を望んでいる。
この地上で仮の姿で存在するためにお借りした肉体を、感謝とともに地球にお返しするのは当たり前ではないか。
「いつまでも地上に存在し続けたい」というエゴで壺の中に居座り続けるという我が侭は、私には理解できない。


樹木葬とは


せっかく調べたので現実的な知識をご提供。
☆この記事内にアフィリ情報はありません。記事下、自動挿入の広告に関しては責任持てませんので、ご自身でよく精査してください

樹木葬(じゅもくそう)とは骨壺で墓に収めるのではなく、直接に骨を土に埋めて自然に還す新しい墓のスタイル。
埋葬される場所には、たとえば桜などの樹木が植えられる。

例: 
東京都港区
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樹木葬の検索サイト(NHKで紹介されたらしい)より画像引用

横浜市泉区 つどいの森 ↓おススメ。曹洞宗のお寺が管理
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公式ホームページより画像引用

大勢が同じ場所に葬られる合祀形式が大半だが、埋葬場所が個別に決まっていて、その場に小さな石のプレートを設置してくれる霊園もある。例えば上のリンク参照。
「樹木葬には惹かれるけど、他の人と混ぜられるのは嫌」
という人でも個別埋葬なら悪い気分はしないのでは?
(とは言え、結局しばらくすれば土に還って混ざるのだけどね)
あと埋まっている場所に名前があると、お参りに来た人も手を合わせる方向に困らない。これなら親族からの反対も出にくいのでお奨め。

樹木葬で注意しなければならないのは、民間経営の霊園と、寺院経営の墓地とがあること。
健全な長期運営が見込めるのはもちろん本物の寺院経営のほう。そのなかでも、寺院の敷地内なら最も安心。ただし檀家にならなければならない、管理費が必要などしがらみがあるかもしれない。ご住職へよく確認すること。

お寺のような名前の法人が運営しているように見えても、寺院っぽい見せかけだけの宗教法人も多いので注意が必要と言える。
そういう霊園は経営母体も運営も「民間」ということになる。
母体が営利企業だから、ビジネスとして立ち行かなくなれば運営放棄してしまうこともある。実際、経営者が行方不明で墓地が放置されるトラブルは多い。
民間であっても大手の石材屋が経営者ならすぐに潰れることはないだろうが……。

自分が死んだ後なら墓などはどこでもいいと思える。
だけど、生前の早いうちに墓を買った場合、入るまでに潰れて消滅してしまったという事態があり得る。死んだ自分には関係なくても、再び出費を強いられる家族が悲惨。
だから墓地の区画を買うならせめて自分が死ぬ頃までにはなくならないだろうという場所を選ぶべき。
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吉野 圭-Yoshino Kei
Posted by吉野 圭-Yoshino Kei


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