2019
Jul
02
-
旧『高楼想話』→『高楼心譚』 タイトル変更のお知らせとご感想
ずっと仮題のままだった『高楼想話』という小説のタイトル、中国在住の方からアドバイスをいただきタイトルを変更しました。
『高楼心譚』というタイトルをご提案いただき、痺れたのでこのままいただいて変更です。
小説ページ:『高楼心譚』
素敵だ……良いセンス。この漢字の並びは私も好みです。
発表から十年を経てのタイトル確定でした。ブタノハナ様、心から感謝致します!
タイトルと同時にいただいた小説ご感想も掲載させていただきます。青字は筆者による言い換えです。
「無駄のない文体」とは、無駄な長文ばかりの当ブログを眺めている方には信じられないと思いますが…(笑)、小説ではずっと目指していたところです。
ただでさえ小難しく感じられる東洋系小説、なるべく表現をさっぱりと現代風に表現したいと思っていました。
私自身も歴史小説の「くどい」表現が苦手なので、自分と同じ感性の人へ届くようシンプルな表現を目指したものです。
そのため、歴史ファンには「表現が足りなくて入り込めない」「一騎当千の戦闘描写がないから退屈」などと言われてしまうのですが……。
もう一点、公開でも答えておかねばと思ったのが
回答:
もちろんです。
フィクション『三国志』の知識が皆無な人間が書いたので当然、日本語を解する方ならどなたでも読める小説となっています。
(今の私はぼんやりフィクションの知識もありますが、『我傍に立つ』を書いたときはほとんど知識がなかった)
そもそもあれは登場人物名も変えていますし、一般的な『三国志』とはストーリーも全く違います。
「自分の曖昧なイメージを現代文で表現する」というコンセプトで書いた小説なので、ファンタジー・架空小説というジャンルに分けられます。
ストーリーも『三国志』とはかけ離れていますから、むしろ一般の『三国志』ファンには嫌悪される内容となっています。(三国志ファンの方、本当にすみません)
『我傍』の設定を『三国志』だと思ってファンの人たちに話すと怒られるので注意してください。特に中国大陸の人に話すと物凄く怒られるはず……。
『高楼心譚』だけは記録文を参考にする割合が多かったため実名に変換したのですが、これも実は私自身(現在現実)の体験をもとにしたストーリー。だから現代的な小説になっているのだろうと思います。
『高楼心譚』も、『我傍に立つ』も、現代に引き寄せて読んでもらえるのが何よりもありがたく、嬉しいことです。
いつの時代でも人間の心の本質は変わらないものですから。
古代を「歴史小説」という特殊過ぎるジャンルに閉じ込めないで、今この時の皆さんと重ねて読んでもらえることが最も嬉しいのです。
『高楼心譚』というタイトルをご提案いただき、痺れたのでこのままいただいて変更です。
小説ページ:『高楼心譚』
素敵だ……良いセンス。この漢字の並びは私も好みです。
発表から十年を経てのタイトル確定でした。ブタノハナ様、心から感謝致します!
小説ご感想
タイトルと同時にいただいた小説ご感想も掲載させていただきます。青字は筆者による言い換えです。
(吉野)の書かれる文体は丁寧で無駄がなく、あまり小説を読まない私でもスラスラと読めて内容もスッと頭の中に入ってきました。目指していたことを受け取ってくださったのでとても嬉しく思いました。
今まで歴史系小説は難しい気がしてずっと抵抗があったのですが、思いのほか「高楼想話」が面白くて"あの方"と(小説主人公)を重ねて読むと、彼の言葉に重みが増して、すごく実体的(リアルという意味)な現代語訳された古書を開いたような気分でした。
「無駄のない文体」とは、無駄な長文ばかりの当ブログを眺めている方には信じられないと思いますが…(笑)、小説ではずっと目指していたところです。
ただでさえ小難しく感じられる東洋系小説、なるべく表現をさっぱりと現代風に表現したいと思っていました。
私自身も歴史小説の「くどい」表現が苦手なので、自分と同じ感性の人へ届くようシンプルな表現を目指したものです。
そのため、歴史ファンには「表現が足りなくて入り込めない」「一騎当千の戦闘描写がないから退屈」などと言われてしまうのですが……。
『我傍に立つ』を読むのに知識は必要か?
もう一点、公開でも答えておかねばと思ったのが
質問なのですが、「我傍」は三国志の登場人物にあまり詳しくなくても読めますか?というご質問。
回答:
もちろんです。
フィクション『三国志』の知識が皆無な人間が書いたので当然、日本語を解する方ならどなたでも読める小説となっています。
(今の私はぼんやりフィクションの知識もありますが、『我傍に立つ』を書いたときはほとんど知識がなかった)
そもそもあれは登場人物名も変えていますし、一般的な『三国志』とはストーリーも全く違います。
「自分の曖昧なイメージを現代文で表現する」というコンセプトで書いた小説なので、ファンタジー・架空小説というジャンルに分けられます。
ストーリーも『三国志』とはかけ離れていますから、むしろ一般の『三国志』ファンには嫌悪される内容となっています。(三国志ファンの方、本当にすみません)
『我傍』の設定を『三国志』だと思ってファンの人たちに話すと怒られるので注意してください。特に中国大陸の人に話すと物凄く怒られるはず……。
『高楼心譚』だけは記録文を参考にする割合が多かったため実名に変換したのですが、これも実は私自身(現在現実)の体験をもとにしたストーリー。だから現代的な小説になっているのだろうと思います。
『高楼心譚』も、『我傍に立つ』も、現代に引き寄せて読んでもらえるのが何よりもありがたく、嬉しいことです。
いつの時代でも人間の心の本質は変わらないものですから。
古代を「歴史小説」という特殊過ぎるジャンルに閉じ込めないで、今この時の皆さんと重ねて読んでもらえることが最も嬉しいのです。
- 関連記事