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三国志ジャンルに溢れる工作員たちの犯罪を眺めていると本当に心が参ってしまう。
少しだけ、自分の好きなジャンルの話を書いていいですか? 
マニアックなのでほとんどの人の興味を引かないでしょうが。笑


MBTI記事でヘッセを見るとは思わなかった


前にも「INTJ・INTP文章の違い」でリンクさせていただいたブログさんがこのような記事を書いていて、興味深く読ませていただいた。
(なんと)私の好きなヘルマン・ヘッセの小説『知と愛』でINTJとINTPの比較分析をされている。

 ⇒INTJ vs INTP―似ているようで違う「根暗」
根暗なみなさんこんにちは。

「同じ根暗でもあいつはなんか違うぞ」と思うときがありませんか? 私はけっこーあります。
根暗でもいろいろと、タイプがあるんですね。

そんなわけで、根暗の二大巨塔であるINTJとINTPの違いを調べてみました。

>「同じ根暗でもあいつはなんか違うぞ」と思うときがありませんか?

うん、非常によくありますね。
と言うより私は他人と自分が同じように感じることはほぼないのだけど……。
当たり前のことながら、人は一人一人全て違う。その違いに私はかなり神経質にこだわる。似ていると感じたことのある有名人でも僅かな違いを見つけては「この人と自分は根本が違う」と思って、共鳴を踏みとどまったりする。(だから、例の人物の行いに自分との違いを見つけられなかった時、白旗を上げるしかなかったわけです)

正直、MBTIなどで同じタイプの人とも完全に話が合うとは思っていないので、警戒は緩めないのだが。
むしろ同じタイプほど僅かな違いが際立って感じられ、警戒が強まる気がする。
理想的なパートナーとは「内心で目指している理想が同じ」で、なおかつ表面の性格タイプに逆の要素を持つ人のほうなのだよね。たとえば私と前世主人のように。

私と上のブロガーさんは性格分類で似たタイプに振り分けられるらしい(INT)が、きっと実際に会ったら話が噛み合わないだろうなと思う。
一般に使われる用語での「近親憎悪」というものでぶつかりそう。あるいは、ぶつからないよう始めから距離を取るか。

ただ今回上の記事を読んでやはり趣味は似ているのだなと驚いた。
好きな本のジャンルが似ているではないか。
なかなか日本で遭遇することは少ないよ、ヘッセが一番好きだと宣言する変人など。笑

どうやらヘッセの文はIかつTタイプの孤独人に響くらしいな。


INTJかINTPか問題、結論


上記事ではINTJ・INTPの違いを簡潔に抜粋してくださっているのだが、これを見て私は最終的に「自分のベースはINTPだ」と確認できた。感謝。

引用

INTP, INTJの共通点

INTJ、INTPは以下の共通点があります。

・知性的
・論理的
・社交的ではない
・感情をため込む
・抽象的
・思想家

INTPの特徴

・哲学的(ただしINTJも哲学的)
・極度に緻密
・INTPの最優先は知恵を求め、自己を理解すること
・過去から現在への繋がりを重視する
・知的な議論において強く主張するのではなく、疑問を投げかける、可能性を提起するなど配慮する
・INTJよりも社会に溶け込みやすい
・服装など見た目に気を使う
・退屈な仕事は長続きしない
・おもしろそうなこと、魅力的な物事に注意を向ける
・無計画
・意思決定を先延ばしにする
・他者の意見に流されやすい
・環境に適応する
・リーダーとなることは避ける
・興味を持つものはとことん追求する
・自分の「ガッツ」に信頼を置く
・情報を積み重ねていく
・机の上が汚く、物をなくしやすい
・他者からの直接的な挑戦はストレスである
・デカルト、アインシュタイン

INTJの特徴

・策士的、俯瞰的
・自分の考えを理解するために、議論や執筆を重ねる
・口数は少ない
・机の上は整頓されている
・過去を語るよりも、現在~未来志向
・科学的な生き方(ただしINTPも科学的)
・分野を越えて知識を収集する
・情報を取捨選択する
・知的な徹底さ
・生まれついての問題解決者――よき戦略を生む
・事実の分析に基づく構造的な意思決定
・想像力に富むが決定志向、野望的だが個人的、驚くほど好奇心が強い
・自己確信に満ち、神秘的な雰囲気
・環境を支配する
・強固に独立的
・怠惰でいることは少ない
・偉大な指導者になりうる
・明瞭で正確、直接的なスピーチを行う
・他者へ挑戦することを恐れない
・強い理想主義と完璧主義
・理性的であり続けるよう配慮する
・冷徹になりうる
・プーチン、ニーチェ

(参考: 16Personalities、How to tell if I am an INTP or INTJ - Quora、Key Differences Between INTP and INTJ | Personality Club)
確かに自分は表向き「INTJっぽい感じ」はあると思う。
特に前世の晩年などは(あるいは現世の仕事では)。努めてそうしようとしていたのか。

現実に自分が「混合型」でありテストのたびにこの二種で揺れるのは、プライベートと仕事でPとJの切り替えが得意だからだろう。
おそらくもともとの性格はPのほうで、プライベートではたいていPなのだが、Jもほとんど性格に等しいほど身についているのだと思う。

ただ、「デカルト・アインシュタイン」か「プーチン・ニーチェ」かと問われれば、明らかに前者タイプだな。他人はどう思うか知らないが、私自身は前者に共鳴する。

それと今このブログでも行っている通り、「過去をほじくり返して検討し直す」ことが大好きだ。
自分の文章もしょっちゅうほじくり返して修正している。ほじくり返すこと自体が、好きなのである。
これはたぶんINTPの特徴でしかない。(Jは未来志向で過去を振り返らないらしい)

ちなみに、過去の戦略の練り方も実はこの「P」タイプ的だったと思う。
頭の中で戦略をループさせて練り直すことが大好きだった……と言うか戦略とはそういうものだと思っていた。
だから思考が止まらずカロリーを消費するし、眠れない。
戦闘直前(現場とのタイムラグがあるので正確には出征直前)まで作戦変更は有り得た。
ただし大筋の基本方針(大綱・長期戦略)はなるべく変更しない。――だから不動宮らしく「臨機応変が苦手」になるのだけど、周りを混乱させないため大綱を変更しないことが肝要と思っていた。思っている。

他、

>机の上が汚く、物をなくしやすい

これはどうかな。整理整頓が趣味でもあるので机や引き出しが汚いことはないのだけど、ごちゃっとなっている状況も嫌いではないな。※菌が発生するゴミ屋敷的な状況は絶対に無理。理想的なのは本と書類でごちゃっとなっている状況
「物をなくしやすい」のは子供のときそうだった。

>他者からの直接的な挑戦はストレスである

全くその通り。
自分の意見を押し付けるためだけに攻撃してくる相手は、面倒臭い。無意味で時間のロスだから相手にしたくない。

>リーダーとなることは避ける

本音を言えばそうだな。自分の好きな世界だけ追求しているのが幸せだ。
不可抗力でリーダーにされると辛い。

いっぽうで、

>偉大な指導者になりうる(J)

については目指したいところ。
「リーダー」ではなく「指導者」だったらいいかなと思う。
おそらく目指したいと思ったので(あるいは他者から背負わされたか)、Jの特徴も少し身についたのかもしれない。


感覚感情派(S・F)との混同


リンク先のブログ記事に戻る。
上の列挙は概ね正しいのだけど、次の項目「まとめ」は少し勘違いがあるかなと思った。

まとめ

INTP: 協調的。マニア。遊び人。浪費癖。だれからも好かれる。激しい恋愛。岩波文庫の赤帯。過去の関係を大事にする。小説家、芸術家、俳優。刺激を求める。美食家。気分の浮き沈みが激しく、爆発的な創造力を持つが、ストレス下では鬱病。ギャンブルや酒など、依存傾向。

INTJ: 理性的。議論好き。SNS嫌い。潔癖症。岩波文庫の青帯。徹底して理性的、批判的。宗教家、哲学者。他者への辛辣な態度。隠遁傾向。ルーチン、静謐を求め、思いのままにならない環境が苦手。質素な食事。吝嗇。ストレス下では神経症。易怒、インポテンツ。

一言で言えば……INTP=美大生、INTJ=文学部哲学科かな? どうでしょ。

うーん。
苦言を呈して申し訳ないけど、ここで書かれた「INTP」は明らかに感覚・感情優位の「SFP」の特徴だと思うな。

そもそも「N(直観)」という時点で、五感が鈍い人になってしまうので快楽を求めることがなくなる。
※ユングの定義で、直観と感覚を同時に持つことはできない。どちらかが高ければもう片方が反比例して低くなる。/なお、この方はNを「本能」と訳しているが本能と直感は真逆のものである。本能は肉体に属するので「S(感覚)」に同じ、直観は降りて来るインスピレーションのことで魂に属する。「魂は存在しない」という教義を頑なに信じる形而上否定の唯物論者に直観という概念は許されていないので、そもそもユング分類が理解できず混乱するかもしれない。

だから「N」が快楽に貪欲でギャンブルやアルコールに溺れたり、刺激を求めることはほとんどない。「N」でアルコールに溺れる人がいたら、それは単に何事からか逃げるためであり、快楽に溺れているわけではない。
特に、Nの人が「美食家」であることは絶対有り得ない話だ。

むしろ、「N」の人は味覚が弱いので美食家を羨ましく思うものである。もし「N」で美食家を名乗っている人がいたら似非だろうと断言して良い。自分の舌では感じられないくせに知識で「美食家の振り」を装っているだけなのだ。
Nは快楽全般が苦手なので、どうして他の人々があれほど快楽を追求できるのか理解できず、欲望が弱いことをコンプレックスに思っている。コンプレックスが強いからこそ時々「N」の似非「S」が現れるのだと思う。

それと美術大もINTPには難しい。INTPが最も多いのは物理学とか科学分野では? 発明が得意なのがINTP。見た目の美しさには、興味が薄い。(アインシュタインが良い例)
PにしろJにしろ「N・T」の人の選択肢は、理系でなければ文学部哲学科で限定されがち。Jなら法科にも行けるかな。

で、この勘違いに基づき上のブロガーさんはこう分析する。

ナルチスとゴルトムント


「知と愛」に見るINTPとINTJ

余談ですが、筆者はINTPとINTJの違いを調べていて、ヘッセの名作「知と愛」を思い出しました。原題は「ナルチスとゴルトムント」。
いや……だから、快楽を追求する詩人気質・旅人であるゴルトムントは「N」では有り得ないと思うのだよね。
明らかに「S」だよね。
あと「愛」で表されていることから分かる通り、「知」すなわち「T」のナルチスと対照的に、感情「F」の人だろう。

コメント主曰く
「僕は、ゴルトムントはISFPだと思いますね。」
に私も同意だな。

と言うことはヘッセ自身もISFPなのかもしれない。いや、FではなくてTのような気もするが。(そうでなければあれほどオタク的に知を求めることは有り得ない)

ゴルトムントはヘッセ自身の投影と、昔憧れを抱いた学友とのミックス。(おそらくこの学友がF)
いっぽうナルチスは過去に別れを告げた昔の自分、もう一つの未来であるイフを表す。こちらもヘッセ自身ではあるのだけど、閉じ込められて義務を負っていた仮面の姿と言える。

そもそも「S」の人でなければ、詩人になりたい!などと欲求爆発させて学校から逃亡したりしないよな。

現に私も詩人ではないからな。
実は詩に惹かれることはあまりない。ヘッセも小説は読むが詩を深く読み込んだことはない。

私はよく、「文章がメランコリックで詩情的。詩も得意ではないのか」と言われるのだけど詩は苦手だ。
(ちなみにこれは当たりまえだが前世の評価を除いた話。純粋に今世の文章について言われ続けたこと)

感覚が弱いので、詩的な表現に苦手意識を持っている。意識せず自然に書いたとき「詩情」が出ているのかもしれないが、意識すると駄目だ。
たぶん、詩という型にはめ込まれることが苦手なせいもあるのだが。
「詩は感覚タイプのもの」と思っていて、苦手意識があるので始めから踏み込むことを躊躇してしまうのだと思う。

だからこそ「S」のヘッセには尊敬の念がある。自分の苦手な感覚世界を見せてくれる。

さらに、彼の「I・TP」というところに共鳴しているのだきっと。
それと本質的に、この性格分類では測れない善悪観念がヘッセと自分は近いと感じる。(おこがましいな、ノーベル賞作家に対して。もちろん私のほうはレベルが遥かに低いという前提で言っている)

性格タイプが違えど見ている世界が同じ、目指している方角が同じ。
こういう人とはお互いの弱いところを補い合ったうえ共鳴し合える。
だから私はヘッセがとても好きだし、「世界観が似ている」と仰ってくださる方もいるのだと思う。(恐縮……)


参考にさせていただいたブログ主さんへ


今回は「違うかも」という突っ込みを書いてしまいましたが、もちろん悪意からではありません。
個人的に私はMBTIの記事でヘッセの作品に触れて語ってくださったことが嬉しくてたまりませんでした。

ヘッセの話ができること自体、現実ではほぼ皆無なので心が躍ります。
久しぶりに趣味の世界に触れて幸福な気分です。少しはストレスが緩和されたかも。

記事を書いてくださってありがとうございました。



【注】
※上ブログは引っ越しをされたそうですが、はてなのほうが検索にヒットしているため旧でリンクさせていただいております。

※「MBTIに対する批判」で上のブログ主さんも書かれている通り、この性格分析は心理学者でもない人が作ったので裏付けはありません。皆さんもあまり枠に囚われ過ぎることのないよう願います。たとえば筆者のように仕事で身に着けたPJ混合型もいます。ほとんどの人は高低の差はあれど、対極の要素も持っていると思われます。そもそもユングは「対極は反比例」と言っているので完全なる二元論者ではありません。
なお、ユング自身がオカルト好きだからと言って性格分類そのものをオカルトと決めつけるべきものでもなく、彼の提唱した理論は現実を正しく反映していると思います。
こういう性格分類は、分析し過ぎて枠に囚われるのは駄目。まして「〇〇は性格悪い」と言うための差別に使うのは犯罪で絶対ダメですが、適切に使用するなら自分を知るには役に立つでしょう。
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吉野 圭-Yoshino Kei
Posted by吉野 圭-Yoshino Kei


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