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『エーテル体に目覚める本』読後感想。我々は地上の修行で充分です

ばらばらに感想をメモしてしまったので、この記事にまとめます。

『エーテル体に目覚める本』松村潔著

以下、上の本の読書感想です。

松村先生の変化


占星術家だったはずの松村潔氏が、ある時期からスピリチュアルな話を堂々と語り出したのは知っていました。
しかし長いこと仕事以外の読書が出来ず、特にスピリチュアル本を避けていた私は、今回初めて松村氏の「スピ本」を購入して驚いています。

エーテルに、アストラル?
まさか、ここまで踏み込まれていたとは。

松村氏はもともと霊感があるらしく、占星術家の中でも「スピリチュアル寄り」な方でしたが、あくまでも学術的な知識で冷静に文を綴られている印象でした。昔は。
かつて『夢分析』や『サビアンシンボル』の本で、
「夢に中毒してはならない。シンボルについても大げさな深読みをしてはならない。現実的な、日常に即した読み方をしろ」
と仰っていた松村氏に私は共鳴、尊敬したのです。

と言うのも、私は神秘体験しながらも、現実の地上に足を置いて生きていくことを願っていたからです。
それが正しいものと信じてきました。
だから十代の私は、神秘の世界を知りながら地上にしっかりと立つ姿勢を持つ松村氏に憧れたわけです。

ところが近年「エーテル」だの「アストラル」だのと言い始めた松村氏には正直、困惑しています。(私は若い頃、シュタイナー『神智学』を読んだ時それらの用語をあまり受け入れられませんでした)
いや、ご自身の霊体験を話されるぶんには全く構わないし、むしろそれを期待して買ったのが上の本だったのですが、「エーテル体に目覚める修行をしましょう」と説くというのは……。
うーん。どうなのでしょうか。
私は、エーテル教室に通うのは遠慮したいです。


ヘミシンクはアウトです、先生


エーテル教室に通うことを遠慮したくなるのは、松村氏を信じていないからではありません。
あまり、その必要性を感じないからです。

松村氏は上の本で「エーテル体に目覚める修行をする必要性」を説かれていますが、私はその点において反対意見です。修行することに反対なのではなくて、全員が絶対に修行しなければならないと言うことについて反対です。
何故なのかはまた後で書きます。

その前にまず、エーテル体に目覚める方法として「ヘミシンク」を一般の方に薦めるのは駄目だと思いました。
ヘミシンク業界の人とも対談をされているようですが、名のある先生が器具の安全性を保証をするかのような宣伝をするのはいかがなものか。
ご本人はそんな意識もなく話の来るままに受けられたのだと思いますが、芸能人が広告塔にされるようなもの。何か事故があったら先生の責任にもなってしまう。

ところで「ヘミシンク」とは何でしょう?
ヘミシンクとは特殊な音声を録音したCDで、CDを聴くだけで意識が抑制され、無意識が活性化。そのことにより幽体が離脱して別次元に飛んだり、宇宙の果てにまでも飛んで行けるという触れ込みのCDです。(大雑把な説明なので正しくはGoogleで「ヘミシンク」を検索してください)
なんとも怪しげですね。
そんなことが現実に可能なのか?

実際、私はこれは一時的に「てんかん発作」に似た症状を起こさせ、幻覚を見せるものではないかと想像しています。(個人の想像です)
松村氏やモンロー氏のように、もともと霊感があり幽体離脱した経験のある人は、もしかしたらヘミシンクの刺激で本当に幽体離脱できるのかもしれません。
でも全ての人にそんな体験が可能だとは私には思えません。
日本において、ヘミシンクで幽体離脱を体験したという人たちの本やブログを読みましたが、現実に裏付けのある話は一つもありませんでした。(裏付けとは:たとえば自分の見た霊が現実にそこで死んだ人だったと後で知るとか、自分の前世の記録を後で発見したとか)
また「ガイド」や「高次霊」と話している内容からも、私はリアリティを感じませんでした。私自身が話をした高次霊とはかなり違う印象を受けたからです。

しかしまあ、本人たちは現実に体験したと信じているのでしょうし、その体験が楽しくて安全ならいっこうに構わないのです。リラックスして健康になるのだとしたら得でしょう。
ヘミシンクのCDは高額で、セミナーも高額なのは問題。ただ今はネットで無料で配られている音源もあるしその気になれば安く体験することが出来るようです。

最大の問題は、絶対に安全とは言えないCDであることです。
ヘミシンクを販売している人たちは「100%安全だ」と主張していますが、人体に影響を及ぼすもので100%安全なものなどこの世にあり得ない。多くの人が食べている食物だって100%の人に安全と言えるものは存在しないのです。

また仮に、一時的にしろ「てんかん」発作に似た幻覚症状が起きたり、誤って「てんかん」の人が使用してしまったとき、車の運転をしていたとしたらどうなるでしょうか?
ある人の本で「ヘミシンクを聴きながら運転していて危うく事故」という記述を読み、ぞっとしました。
正しく使えば安全だったとしても、誰かが交通事故などを起こせば合法ドラッグと同じように問題視されるでしょう。

このような危険性のある器具は、それを製造販売する会社が責任を負うべきものです。
無関係な人がやたらと宣伝すると「巻き込まれ賠償責任」を負ったり、名誉失墜しかねないので、控えるべきと思います。

(特に、個人的に敬愛する松村先生には関わらないでいただきたいです)


水素表の素晴らしさ


――上のように思考であれこれ考えてしまう私は、水素表で言うところの「思考48」で、「暗い想念96」に足を引っ張られる人間(ゴラム予備軍)ということになるのでしょうか?(笑)


水素表の解説部分には感動しました。
グルジエフという神秘学者の提唱した『水素表』は、全ての物質や精神は水素という一つの素で構成されているとして、その速度によって値を付けたものだそうです。速いものは軽くなり、遅いものは重くなります。
たとえば人間の精神は軽く、石は重い、といったように。

これは現代人の知識で「水素」をHの元素記号で示される物質として考えてしまうと、
「全ての物質が水素で出来てるわけないだろ。バカじゃねーの」
と思ってしまいこの時点で受け入れられませんね。
それを松村氏はタロットのメタファー等へ変換し、現代人にも分かりやすく説明してくださっているところはさすがでした。

この深くて広い知識に裏付けされた、体系だった解説が松村潔の真骨頂と思います。
素晴らしいです。
知識がなく、霊感もない我々は、この先生の言葉を手がかりとして歩いて行くしかありません。
松村氏は優れた法学者のようです。

おかげでグルジエフの言わんとすることが何となくですが、分かるような気がします。
水素の速度は、現代物理学で言うところの「弦振動」に近いものとイメージされます。
もっとも、それは目に見える物質だけではなく人間の精神や交流、異次元も構成している。
つまり
「ただ一つの真実」
という古典的な核理論に近いと思います。

私は幼い頃、「全てのものの中に同じ核がある。全てのものは一から出来ている」と知覚しいていました。
今はその知覚は失ってしまいましたが、おそらくあのことだろうなと感じて、懐かしく読みました。
(勘違いかもしれませんが、笑)

『水素表』の対応は確かにうまく出来ていて、これを一度覚えてしまうと何にでも当てはめてしまう癖がつきそうです。
この当てはめて分析する思考法は、やはり占星術的ですね。


修行をしなくて良い理由


魂は螺旋状に輪廻する』の記事でも書いた通り、松村氏の「輪廻は螺旋だ」に同感です。(私の言っている「螺旋」は単に、似たような人生であっても完全に同じ人生ではなかったという体験を述べているに過ぎないのですが)
特に、横方向の回転に縦方向の軸、という喩えはとても分かりやすく鳥肌が立ちました。

ところで松村氏は、
「(魂が上次元へ離脱するためには)12、24という上次元の救済が必要。素直に生きていれば救われると思うのは間違い」
と仰っています。
この上次元からの救済のパイプを作るために、「エーテル体に目覚めなければならない」、つまりエーテルを活性化する修行を行う必要があると説きます。

でも私は、特別な修行を行う必要はないと思います。

地上の修行で充分です。

と言うよりも、まず先に地上の修行を終える必要があります。
地上の修行を終えて初めて「欠け」が補われ、輪廻の輪が閉じ、上への扉が開くからです。

地上の修行を終えない者が、いくらヘミシンクで幽体離脱しても高次の次元へは離脱出来ないと言えます。


そもそも、一度の人生でどうにか卒業しようと焦るから妙な宗教につかまったり、「もっと修行をしなきゃ駄目だ」と強迫観念にかられてドラッグに手を出したりするんですよ。
抜け道などありません。
遠回りしてください。
輪廻は「螺旋」ですから、かなり遠回りになるのです。それが正道です。


だから全ての人よ、目の前の人生を一所懸命生きよ!
それだけが唯一の修行である、と言えます。


でも健康には良いから、少しくらい運動はしたほうが良いかもしれませんね。特に私(笑)。
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