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ネットの文筆、ずっと遠慮していたことの後悔

先日はトランプ氏の「スゲェ発表(本人曰く)」がイランや中国との宣戦布告ではなくて良かった。
彼は自慢話でしか騒ぐことはないから、たぶん「バグダディやっつけたよ」報告なのだろうと思っていたが、この時勢だと何が起きてもおかしくないから身構えてしまった。
大げさに表現してしまって申し訳ない。

でも、現実の世の中はそれほど安泰でもない。

『蜀同盟』アカウントのツイッターではもはや平和的な話ができなくなってしまっている。毎日血を流す戦争状況にいる人たちがフォローしているから、平和な日本の話を流すことが申し訳なさ過ぎて。
ツイッター、どこが「自由な呟き」ツールなんだか。フォローシステムがあるから話題に縛られてしまうよな。

別館ブログも言論統制されてしまい、書きづらい。
あちこち話をしづらい雰囲気になってしまった。次第にディストピア中国へ近付いている。

やはり本音はここでしか書けないようだ。

“ここでは本音が書ける”とは言っても、長年ずっと遠慮はしていたのだが。
それは別館やツイッターとは逆の遠慮。
「極力、キナ臭い話はしない」
「政治話は禁忌」
「分かりやすい、ライトな文にする」
「エンターテイメントに徹する」
ということを自分にルールとして課していた。

理由は、小難しい話を書いているとアクセスが全く取れないことが第一。
私のネット活動の目的は小説(我傍に立つ)を宣伝して、なるべく多くの人にメッセージを伝えること、ただそれだけにあったので閑古鳥サイトやブログでは意味が無かった。

政治話を禁忌としたのは、極端な右や左の人たちが寄って来てブログなどの場所を潰されてしまうからだ。
議論不可能なややこしい人たちに絡まれ潰されてしまうことは、「小説メッセージを伝えたい」という目的に照らせば最も避けたいことだった。
それでもたまに我慢できず書いてしまって反省したが。

結果、残ったのが神秘ジャンルと占星術という、世の中から少し離れたエンターテイメント?ジャンルだった。
ライトな文で書いてはいるがとても大事なジャンルだと思っている。
形而上を排して唯物思想に突き進み、イジメや幼児虐待を愉しむようになってしまった非道な現代人の薬になり得る。
おかげ様でこのジャンルではご好評いただき、多くの方に読んでいただけるようになった。

ただ、今は少し後悔しているのだよね。
アクセスや「潰されないこと」だけを優先して、本当に書きたかった“真の呟き”を残しておかなかったことに。
閑古鳥でも、キモイと言われても、どこかにこの湧いてくる思考を書き残しておくべきだったなと思う。
それはまとまりのない混沌としたメモ集になっていたかもしれないが、自分にとっても役に立っただろう。

たまにあまりアクセスのない、ネットの片隅に埋もれている古いブログでそのような誰かの思考メモに遭遇することがある。
まとまりはないのだが、インスピレーションに溢れた原石と言える。そのほうが高アクセスのブログよりもとてつもない価値があると感じる。
できれば自分もそのような原石を残しておきたかった。


何故、今さらこんな後悔をしているかと言うと、ほぼ同世代の学者たちが今、歴史を動かそうとしているから。
「歴史を動かす」と言っても明らかに悪いほうへ。
そのような悪しきコントロールに抗するための思想を、食い止めるブレーキを、せめてメモ書き程度でも用意しておきたかった。
職業として学者をしてきた人々に比べれば、素人の自分は知識も文筆のために注げる時間もとうてい敵わない。でも素材となる原石だけでも提供できれば良かったのにと今になって後悔している。

やはり、そのつど自分に正直に生きた人が勝ちだなと思う。
たとえ悪しき幻想にとり憑かれた人であっても、他人の目を意識しないほうが強い。

他人の目を気にして遠慮している(今の)私のような者は何事も成せないな。
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