「自閉症スペクトラム」テスト再受診。独自性ある変人でもASDとは限らない
「自閉症スペクトラム」について書かれた記事が話題になっていた。
ここに書かれたテストが気になったのでネットで探し、自分もやってみた。
(以前同じテストを受けて結果を書いた気がする。今回は再確認のため受けた)
話題の記事:
チェックテストってたぶんこちら? 第一問は同じだから合っているかな:
〔追記〕上と同じテストなのだけど、結果の表現が違う。
サイト消滅。アーカイブ:https://web.archive.org/web/20190814000226/https://smart-a1.com/asperger-test.html
テスト結果
実は、筆者も昔からよく「アスペでしょ?」と決めつけられることが多い者。
- お勉強ができる(高知能っぽく見られる)
- マイペース
- 孤独を好む
- 率直で失礼に当たることを平気で言う …等々
こんなタイプなので、いかにも「アスペルガー・高機能自閉症」らしく見える言動をしているのかもしれない。
だけどいくつかテストを受けてみると、どうやら違うらしいと分かった。
今回の結果も同じ。
テキスト起こし:
yoshiさんは91です。自閉症スペクトラムの可能性は「低」です。きっと普通の人です。羨ましいです。これからも普通の人でいてください。
前に受けた時より若干、数値が高いかな。
でも自閉症スペクトラムの可能性は低く、「普通の人」だってさ。
2022/6/14 [マイペース」「融通がきかない」について、歪んだ解釈で誹謗中傷している者たちがいるので解説してみました。
【別館です。閲覧注意】 他者の言うなりが「人道主義」?? 赤**氏の悪口メールに反応してみた
〔追記のテスト結果引用〕
あなたのアスペルガー指数は => 24/5040人~60人に1人はいる、典型的な隠れアスペルガーの可能性があります。隠れアスペルガーとは、病院で正式なアスペルガーという診断が出ないものの、ある程度の症状が見られるグレーゾーンに位置する人のことをいいます。
この隠れアスペルガーの人たちは診断テストを受けると、ある部分は当てはまり、他の部分は当てはまらないため、病院では明確にアスペルガーとは診断されません。そして、隠れアスペルガーの人たちは繊細で頭が良い人が多く、周りの人とうまく合せている場合があるため、周りの人にアスペルガーであるとは気づかれません。
しかし、本人は理由が分からない生きづらさを誰にも言えず、長い間苦しんでいるのです。
ある意味、病院でアスペルガーと診断される人よりも悩みが深いといえるでしょう。当サイトでは、このようにアスペルガーの症状で苦しんでいる、隠れアスペルガーの人たち150人以上の症状を改善した、須藤裕司さんの教材をお勧めしています。
まあ、孤独を好んでマイペースな人は誰でもこのテストで「隠れアスペルガー」と診断されるだろうな。
でもたぶん数字に強いこだわりがあったり、日課を邪魔されるとパニックを起こしたり、一方的に話し続けたり…等々といった根本症状が自分と違う気がする。
>須藤裕司さんの教材をお勧めしています。
いや… 特に治すようなものではないので結構です。笑
※後に筆者はHSP(高感度脳)のスキゾイド傾向ありと分かってきた。敏感過ぎる脳への情報を遮断するため隠遁したり、マイペースに行動したりするので結果として自閉症の方と似た言動をしているらしい。でも数字や日課へのこだわりはなく、パニックも起こさないのでやはりASDではないなと思う
この結果に私は特に何も思わないが、なかには「普通の人」という診断にガッカリする人もいるかもしれない。
たぶん「普通」と言われてガッカリする人は社会生活を苦痛と感じていて、苦痛の原因を探しているのだと思う。
「特別になりたい」という憧れとはちょっと違って、苦痛に対する解決策が欲しいだけなのだよね。
診断があれば何か解決策もあるのではないかと思える。
苦しい毎日が少しだけ過ごしやすくなるのではないか、と。
身体の病気と同じ。
確かに痛いのに「原因不明」と言われることは絶望だ。何か診断がついたほうが救われるように思える、希望が見える。
周囲と同調しない、「常識がない」生き方は大変だ
上記事の元記事。
世間では「普通をはみ出す」とか「まともから外れることが成功の鍵だ」というようなライフハックがよく紹介される。そして、僕は「常識外れ」だ。しかし、彼らの言う「常識外れ」と僕の言うそれは大きく異なっている。そして、常識はずれであることは苦痛だ。「普通をはみ出す」というのが、「自分で考えた証」だとか「成功への近道」だとかいう、ふざけた考え方が嫌いだ。
「常識である」という言葉が出されて初めて、「あぁ、そういう常識があるのだな」と思う。
簡単に同調してしまっては怒られると思うが、私も少しは分かるねこの人の気持ち。
上のテストで裏付けられる通り私は自閉症ではない。でも変人と言われる。
おそらく人間としては大多数と同じ感性があって、同情心も人一倍強いし涙腺も緩い。だけど一般的な欲望という感情があまりない。野心は絶望的にないらしい。
それで大多数の人が「成功したい」「有名になりたい」「金・権力を持ちたい」と夢を抱くことが全く理解できず、不用意に否定してバッシングを受ける。
今は大人になったのでサッカーを愉しんでみたり音楽を聴いたり、だいぶ世間と合わせることができるようになってきたが、全ては「合わせているだけ」であって本気で流されているわけではない。
(で、『僕は異常だ』の人も私と同じで自閉症ではない可能性がある。外見上、似て見えるからといって診断上一つの枠に分類されるとは限らない)
私は幼い頃から「独自の感性・視点を持っている」と言われてきた。
でも自分では何が「独自」なのか分からない。
上の人は「中二病」と叩かれているそうだが、自然にそうなってしまうのだとしたら「変人」や「異常」を装っているだけの中二病とは違うのだろう。
私などは文字通り「中二」だった中学二年生の時、女子の友人から
「わざと奇抜なことやって変人を装ってる! あんたのそういうところ、すごく嫌い」
と言われて心底驚いた。自分が奇抜なことをしていること自体に気付いていなかったからだ。それなのに今で言うところの「中二病」と決めつけられたことはショックだった。
それと、
「世間には、人と違ったことをやって奇抜さを装うことをカッコ良いと思う価値観があるらしい」
という現実もそのとき初めて知った。装っている人が存在すること自体、私には理解不能で驚いた。
大人になり『独自の感性が成功の鍵!』などと説くマニュアル本(今で言うライフハック本)をよく見かけるようになり、ようやく変人は現代のステイタスなのだと理解するようになったが。
しかし「変人」と呼ばれる側のほうは自分でそのように生きようと意識しているわけではないし、どうすれば成功につなげられるのかも見当がつかない。
だから、
「あなたの独自性を活かしなさい」
と言われると困ってしまい、
「独自の感性が成功の鍵!」
という説教にイラつく気持ちも物凄くよく分かる。
実際、(現在の)私は成功していないし上の方が仰る通り苦痛のほうが遥かに多いので。
だからと言って私は独自性に妙な価値を持たせる世間の風潮に噛み付くつもりはない。
もうかなり大人になったせいなのかもしれないな。
大多数と同じ感性で生きられないことを悲劇とも思わないし、得意にもなったりもしない。
正直言って、どうでもいい。笑
「独自性」を認められようが、その逆であろうが。どっちでもいいよと思ってしまう。
自分は自分でそのまま生きていくだけだ。
それがいつか、多くの人に認められるような成功につながるなら嬉しいし。
大勢ではなくても身近な人のお役に立てるだけでも嬉しく思う。
結局「自己肯定感」の記事で書いたことと同じになるが、今のままの自分で生きていてたまたま認められたらそれも良し。そうでなくても良し。ということになる。
「オンリーワン」なんて、そんな気張って成るものではないよ。
今この時にあなたとして生きているのは、あなただけ。
振り返ってみれば誰もが皆オンリーワン。これは綺麗ごとではなくて本当にそう。
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