STAY HOME! おうちで本を読もう~読みやすい電子書籍の無料本5選 (電子書籍デビューのすすめ) 

2020年9月22日

緊急事態宣言が全国に出されることになりました(4/17)。不要不急の外出をやめるよう呼びかけられています。

そんななか、
「自宅で読む本を買うため、書店へ大勢の人たちが殺到している」
というニュースを見かけました。

本屋に殺到…? 今はダメです!

今、飲食店などは普段より客足が減っているのですが、逆に書店は増えているそうです。
書店を訪れる皆さん
「この機会に読もうと思って長編の文庫をまとめ買いに来ました~」
などと仰っている。実際に狭い書店内は大勢の人たちで混雑し、密接し合っていました。

いくら自宅で過ごすためとは言え……。
本屋で三密(密閉・密集・密接)していたら意味がないです!!
また感染者が増えてしまいます。

いえ、いいんですよ。読書は。
本を読むことはとても良いこと。読書好きが増えるのは私も嬉しい。
それに大手ネット通販に圧され、経営が傾いていた書店が盛り返してくれるのもいい。普段なら。

でも今は、書店に押しかけたら駄目ではないですか?

たぶん書店は雑誌や新聞など、新しい情報を仕入れるために必要な場所として自粛対象となっていないのだと思います。
古書店が自粛対象であることを考えれば分かることです。
だから、娯楽の本を求めて殺到するのはいかがなものかと思います。

スマホ・パソコンが使える人は電子書籍を試して!

インターネットが使えない年配の方は、書店で娯楽の本を買い求めるのも仕方ない。
だからなおさら若い世代は、行ってはいけません。
重症化リスクの高いお年寄りのために「密集」を作らないように、ネットが使える人は書店へ行くのを遠慮しましょう。

一度も電子書籍を使ったことがない……という方はぜひ、この機会に電子書籍デビューしてみてください。
始めは慣れないかもしれませんが、使っていると軽くてクリーンなので無くてはならないものになります。
そして図書館などの本と違って感染リスクゼロです。当然ながら。

※ただし外出先でスマホを使った後は感染リスクがあります。アルコールウェットティッシュでの消毒をお奨めします(アルコールスプレー噴射や水洗いはしないように。壊れてしまいます)

目に対するダメージを防ぐためには、ブルーライトカットの眼鏡などを使いましょう。
スマホならブルーライトカットの無料のアプリもあったはず。探してみてください。

お奨め電子書籍アプリ

私が個人的にお奨めする電子書籍アプリをご紹介しておきます。なお、これはアフィリでもステマでもありません。本読みの率直な感想。

◆Kindle

個人的にお奨めなのは最もユーザー数の多いKindle。
(アマゾンと喧嘩?したことのある私としては)悔しいけどやはり、圧倒で使いやすいです。

細かいところまで行き届いた設定。
ページめくりのスムーズさ。
アンダーラインの引きやすさ、検索のしやすさ……等々、他のアプリに比べて使いやすさで軍配が上がります。

個人的にはセピアが好きです。Kindleセピアの画面と文字のちょうど良い色合いがいい。
画面の明るさもアプリ単独で自由に調節がきいて、システムの自動調節に縛られないことも良いです。

Kindleのインストール方法は、→当ブログでもこちらで解説しています。ご参考にどうぞ。

◆楽天kobo

他に日本で有名なのは、楽天のkobo

私も使っていますが、正直言って操作性がイマイチ。
個人的にkoboの現実の本をイメージした「カール」というページ送りが好きなので、惜しいです。
(この「カール」。めくったページの裏に薄っすら透ける前ページの文字!まで表現されています。本好きを魅了する、にくい表現です)

アンダーラインを引いたページへ直接に飛べなかったり、画面の明るさを設定するために毎回システムの自動調節をオフにしなければならなかったり、単語の辞書検索やネット検索がすぐにできなかったり… 等々、数え上げればきりがないくらい不便なことが多い。
これはKindleに慣れたユーザーだとストレスが溜まります。
koboユーザーがあまり増えない理由も分かる。

今のまま電子書籍界でアマゾン独占が続けば言論の自由が危ぶまれます。もう少し改善して、koboにも頑張っていただきたいです。

お奨めの電子本5選(大きな括りで)

電子書籍は有料だったら山ほどあるのでお好きなものを検索してくだい。

アマゾンだとアンリミテッド(Unlimited)に登録しておけば、有料作品でも無料で読める場合があります。

ちなみに筆者の拙著も概ねUnlimited対応です。良かったらぜひ。

と、ここで「さてはお前、自分の小説を奨めるために電子書籍を奨めているんだろう~?」と思われた方。
それも、若干あるかもしれません(笑)。拙著がSTAY HOMEのお暇つぶしになれば幸い。
でも今の時期はダークな小説は避けられたほうがいいですね。
私の小説にはダークなものもありますのでご注意を。『僕前』『我傍』をお奨めします。
恋愛小説好きの方には『あの君』を。(これはめちゃくちゃ恥ずかしいのですが、恥を忍んでアピール)

しかし、Unlimitedでも会費は取られてしまいます。
料金は安くても実質有料なので、どうか無理なさらないでください。

拙著などより遥かにお奨めなのは無料で読める有名作家の電子書籍です。

著作権が切れた文学は無料でダウンロードして持ち歩ける時代なのです。
ありがたいですね。

先ほど別館でリンクリストをアップしましたが、吉川英治『三国志』という大作も無料でダウンロードできてしまいます。なんと豪勢な!
昭和初期の人がこの未来を知ったら腰を抜かしますよ。
長い外出自粛の時を過ごすに、これほど有意義な読書体験は無いだろうと思います。
(吉川英治作品は、三国志以外でも無料なので検索してみてください。どれも長編エンターテイメントで愉しめるはず)

お奨め1.『三国志』リンクリストはこちら。

お奨め2.夏目漱石もお奨めです。

他に、昔書いたもので今は消してしまったらしい記事より転載しておきます。

お奨め3.太宰治

走れメロス
走れメロス

太宰は、あまりにも『人間失格』のイメージが強過ぎてメンヘラのレッテルを貼られているが、どちらかと言うとこういう童話っぽい小説のほうが私は「太宰らしい」と感じます。
もちろんこれは原作ありの物語。しかしここに太宰の人格が乗っていることは確か。
なので、太宰を知りたかったらここから入るのがやはり良い。
ストーリーとしても面白く、明るさがあり、子供から大人まで安心して読めます。

御伽草子
お伽草紙

もう一点、太宰の人格が伝わってくる小説です。
防空壕で父親が幼い娘にお伽噺を聞かせるという設定。もちろん父親は太宰自身。
太宰流のユーモアがきいています。

人間失格
人間失格

太宰の代表作であり、日本一のベストセラーです。
暗いので、他の作品で慣れたら読むといいでしょう。

斜陽
斜陽

個人的に共鳴したのがこの『斜陽』。
戦後に没落した“華族”のお嬢様の日記をもとに書かれた小説だが、太宰のイタコ(潮来)としての才能が存分に発揮され、名家の暗さがよく描かれています。(私が共鳴したのはここの“家の暗さ”というもの)
女性心理の描写がうまいので、たぶん女性にもお薦め。

お奨め4.芥川龍之介

芥川は「無料」で検索すると真っ先に出て来るので必要ないかなと思ったのだが、とりあえず芥川の何を読んだらいいか分からないという人向けに、安心して読めて面白いものだけ選んでみました。
(とは言え、全て若干の死体描写や残虐描写がありますが)

杜子春
杜子春

他記事(別館)でも取り上げている定番の童話です。富豪から落ちぶれて貧乏人となった青年が、仙人に会って再び金持ちとなり…。
中国が舞台だが、難しいところは全くないので読んでみてください。
ストーリーとしても起承転結がしっかりしていて面白いです。

蜘蛛の糸
蜘蛛の糸

教科書にも載っているので必要ないかなと思いつつ。
しかしこの完璧なストーリー構成は大人になった今でもため息が出る。面白い物語として読めます。

藪の中
藪の中

これも完璧です。
他にも素晴らしい短編が膨大にあるが、きりがないのでこの程度にしておきます。

お奨め5.その他 サクッと読める短編

風立ちぬ
風立ちぬ

ジブリ映画化でダウンロード率が上がっているらしい。
ただジブリの映画とは別物と思ったほうがいいです。
結核となった恋人とのサナトリウムでの生活が描かれている。一見、淡々としているので文学が苦手な人は退屈かも。
ただ、美しい情景描写にこそ切なさ苦しさという心の叫びが織り込まれていることをぜひ感じ取って欲しいと思います。叫びたくても叫べない日々というものがあるのです。

桜の森の満開の下
桜の森の満開の下

坂口安吾と言えば『堕落論』だがちょっと難しいと思うので、まずは小説からどうぞ。
『桜の森の満開の下』は恐ろしく美しい名作。
(ただし気持ち悪い描写あり、食事しながら読まないようご注意を)

セロ弾きのゴーシュ
セロ弾きのゴーシュ

ちょっと一息。宮沢賢治の童話もありますよ。
童話だから、読みやすいかも。

変身
変身

言わずと知れたカフカの名作。
虫に変身してしまった男の悲哀。虫が気持ち悪いなどと言っていないで、これが何の比喩なのか考えながら読むといい。

フランダースの犬
フランダースの犬
あの名作アニメ『フランダースの犬』の原作です。
主人公が幼い子供ではなく、ちょっと大きめな少年なところがさらに悲哀をかきたてる。
ベルギーの名作なんだが、何故かベルギー人には知られていないというのも複雑。

――とりあえず、以上。いつかまた第二弾を上げます。