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吉野圭のプライベートブログです。自作品『我傍に立つ』裏話と世間雑記、占星術メモ
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お奨めドラマ『琅琊榜』第6話まで視聴。そろそろ「策士」礼賛、やめません?

今、公園やパチンコ店のほかにレンタルDVD(BD)店へ客が殺到していることが問題となっているそうです。
自粛で家に篭もるため映画を大量レンタルする人が多いのだとか。
レンタル品はウイルスが付いている確率が高いのだが、あまりの混雑ぶりに店員の消毒作業が追い付かずにそのまま貸し出すしかないそう。たぶんレンタル用の袋も危険。
感染拡大必至です。

あの、皆さん。
今はネットで映画・ドラマを観る時代ですよ?

いまどきのテレビなら、直接ネットに繋いで家族全員で動画を視聴することもできるはず。
たいていどこの映像配信会社でも一ヶ月ほどなら無料期間があるので、今のSTAY HOME期間にちょうどいいのでは? 

お奨めの映像配信会社は、たとえば下のような比較サイトさんで調べてみてください。参考になります。
※当方の記事内にアフィリエイトはありませんがリンク先までは責任を持てません。広告を了解のうえでお読みください



琅琊榜は第6話まで観ました


偉そうにこう言いつつ、私は映像配信会社の定額登録など一切していません。
今のところ無料配信と単品レンタル作品が多いGYAOかDMMでしか借りたことがないという。動画に関してはかなり意識低い系(笑)。
実は映像が苦手でして、観るのがおっくうなんです。文字処理(読書)のほうが得意な脳らしい。
だから観るのはよほど気に入ったものだけ。

さて先日ここで紹介しました『琅琊榜』は、第6話まで無料配信済。
私も今のところどうにか追いついて観ています。

・無料配信中 『琅琊榜』検索結果

・『琅琊榜』 有料レンタル一覧

ストーリーは思ったよりも現代的ですから面白みがあります。
主人公の怨みがどのような内容か、どのような復讐劇が展開されるのか興味が湧きます。
ただ今のところは少々残念な「策士」さんですが。笑

他にワイヤーアクションの多用は萎えるからやめてくれないかな…等々、辛口でレビューしたいことはたくさんあるのですが控えるとして。

情景描写は圧倒で美しい、と言っておきます。音楽もいい。人物の美しさもある。
だから映像を眺めるだけでも価値があるドラマと思います。

製作時2015年。
この蘇った東洋美に深い感動を覚えます。感謝。

気に入り場面


個人的に気に入った景色を引用しておきます。
※著作権法第32条に基づく
seturo.png
この入口の造形、中に見える景色もたまりません。
こういう建物を、レプリカとは言え現実の物として見られるのは幸福です。
rouya6-1.png

rouya6-2.png
いいですねえ……。この部屋、この景色。
板の間から一段上がったところが畳の間で、くつろげそうです。
こういう所でお茶をしながら延々と読書していたい。疲れたら視線を上げて眺める景色も良い。

または、日本人としての条件反射で蕎麦でも食べたくなるね。笑
鎌倉か京都にこんな高級和食店、ありそうな気がしないでもない。

なおこれは撮影用に造られた街だそう。観光地になっているのでしょうか? 上の部屋は中国茶を出すカフェにすると良いですね。
いつかまともな国になったら、(そしてその時にこの撮影場所が無事に残っていたら)行ってみたいものです。

策士の描写は複雑な想い


内容について少しだけ気になったことを。

繰り返せば、ストーリーの描き方は現代的だから面白い。少々雑でご都合主義なところはあるものの、今までの中華ドラマより見られると思います。

ただ個人的に主人公の「策士」ぶりは複雑な想いで観ています。

あの主人公は中華における「智者」の標本でしょうね?

このドラマを観ていると、中華で“ショカツコウメイ”がどのように描かれてきたのか分かります。
と言うのも前にも書いた通り、これはイメージとしての“コウメイ”を抽出したかのような主人公であるだろうから。私は『三国志』フィクションを詳しく知らないのだけど、たぶんそうなのだろうと分かります。

主人公・梅長蘇には義憤がある点、私も共鳴します。
まだ明らかにされていないがよほどの事情があるなら、「手段を選ばず」になるのも仕方がないでしょう。

しかし幾つか納得しかねる展開が。

~ネタバレ注意~

主人を得るのに脅迫的な交渉をするとはどういうことだ……。と、そこにまず怒りを覚え。

靖王が「善良な人を巻き込むな。傷付けるな」と憤りをもってクレームした件、私も激しく同意です。

何か戦う理由があるなら完全な正義を守るということは不可能(たとえば戦争なら必ず兵士が死ぬ)、だけど最低限のこととして踏み越えてはならない一線があるのでは。
「脅迫」「巻き込み」はその一線を越えていると思う。
私は他人よりその一線が手前にある、“潔癖症”なのかもしれませんがね。

こういう展開を見せられると主人公にあまり共鳴できなくなり、物語へ入り込めなくなります。
靖王がクレームをつけてくれて長蘇が「もうしない」と約束する場面が描かれているので、かろうじて先を観られる。

あるいは『罪と罰』(『デスノート』でもいい)のように主人公の過ちを眺め、考えるテーマを読者・視聴者に投げかける物語なら良いのですが。
策士を褒め称えるだけで罪への葛藤もなくスルーしていく物語は生理的に受け付けません。

私が「中華の物語で入り込めない」と言っているのはこういうところ。
しかもそれが“コウメイ”や、彼をイメージした象徴人物の行いとして描かれることは、まあ耐え難いです。表現しきれないほどに。

中華の思想で悪用されがちな誤り


中華の思想はきちんと正しく学ぶなら精神免疫を高める人類最強の教養となり得ます。
しかし、昨夜も別館で書いたのですが、曲解し悪用されてしまった歴史もありますから気を付けなければなりません。
(現状として今、歴史上最悪に悪用されています)

悪用されてしまった思想の一つに、策士崇拝・奇策礼賛がありますね。
フィクション『三國演義』は有害だと私が言う理由の第一。
もちろん物語の面白さとして「策士」の活躍は必要なのだろうから、絶対的に否定するわけではありません。弱者が強者と戦うために知恵を用いるという考えは良い。京劇などの文化も大事。
ただ、最終的にリアルな戦争についても知っておかねば身を滅ぼすだけ、と覚えておいてください。
何度も書く通り、奇策に中毒して溺れたからこそ東洋は西洋に凌辱されたのです。

中華の真髄を学びたければ、下の記事で書いた通り日本人はまず
「少年ジャンプ三原則」
として理解してください。これが本当に核心のポイントなのですから。
詳しいことは後から学べば良いと思います。でも核心のところで誤ってしまえば、いくら学んでも有害なだけです。

【別館の更新記事】 中華哲学の真髄は「少年ジャンプ三原則」と心得よ。中華の良い思想、悪く曲解された思想


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