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吉野圭のプライベートブログです。自作品『我傍に立つ』裏話と世間雑記、占星術メモ
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偉業を成す人が特殊アスペクト持ちとは限らない(中村哲さんのホロスコープ)

占星術の話です。メールでいただいたご質問の回答、遅くなりました。

Q.中村哲さんのホロスコープ を見てみたのですが、あんなに偉大なことをした方なのに素人ではやっぱり読めないなぁと思うくらい、特殊アスペクトのないものでした。あのような方の特殊さはどこで読み取れるのでしょうか?

そうですね、確かにあれほどの偉業を成した方にしては一見シンプルにも見えますね。

中村哲さんのネイタル(出生)ホロスコープ:
nakamura1.png
(C)さくっとホロスコープ さん

ただ出生時間が分からないので重要なASCもMCも不明。各惑星が入るハウスも不明。
これでは彼の本性や人生を読むには不充分です。ほとんど薄闇の中で手探りしているようなもの。
(後でASC推測してみますが、さほど彼の個性に詳しくないので難しいかもしれない)

それに私はシンプルなアスペクトのネイタルをお持ちの方が偉業を成すことができない、とは思っていません。

少し長文になりますが解説していきます。


中村哲さんとは


まずはこの偉大な人の紹介をさせていただきます。

1946年9月15日生まれ。福岡出身の医師。
アフガニスタン等で始め医療活動に従事していましたが、大干ばつで多くの人が死ぬ事態を目の当たりにし井戸掘りを始めます。
その後信玄堤などを導入し治水・用水路建設も行い、アフガニスタンの人々の命と生活を支えました。このためアフガニスタンの人々から大変に敬愛されています。
ところが残念なことに2019年末、テロリストの凶弾に倒れました。
亡くなるまで人々のために力を尽くしきった、見事な生涯でした。

こちらの紹介記事の
「一隅を照らす/Brighten the World in Your Corner(今いる場所で希望の光を灯す)」
との言葉には深い感銘を覚えます。

【リンク】 中村哲さん “一隅を照らす”

世界人類全てを救うシステムを開発することは不可能。
だが、目の前の苦しみを取り除くことならもしかしたらできるかもしれない。(それも大変なことながら)
目の前の人のために全身全霊、尽くす。

人間として模範とすべき生き方です。
私も不遜ながら彼の歩いた道の僅か端でも歩かせてもらったらいいな……と思い生きています。

アスペクトがシンプルな人が平凡な人生を送るとは限らない


占星術の話へ戻ります。

冒頭で書いた通り、シンプルなアスペクトのネイタルをお持ちな人が無為の(何もしない)人生を送るとは限りません。
それどころか一極集中の偏りあるホロスコープのほうがエネルギーがあるので、この地上で偉業を成すことに向いています。

特に、新規の事業起ち上げや、中村さんのように障壁を乗り越えて何かを開拓するにはエネルギーを集中させることが必要です。このため偏りのあるホロスコープのほうが目標を成し遂げやすいでしょう。

ところで過去に私が書いた記事で、「特殊アスペクトが無い者は未来も平凡で何も成すことができない」などと言ったことは無かったと思いますが……。
どこかにありましたか?(汗) あったら修正させていただきます。ご指摘ください。

もし、下のような記事が誤解させてしまったのならすみません。
これはあくまでも過去生について述べた記事です。

【出生ホロスコープが過去を表すという話】 
1.かつて有名だった人のホロスコープ
2.単純な人と、複雑な人

この通り出生ホロスコープのアスペクト形状はどちらかと言えば過去生を表すもの。魂の成績表と言えるでしょう。
経験値も表します。何度も転生を重ね、他者との因縁が多ければ障害も支援も増えるはず。
一概に言えませんが、これで老いている魂か・若い魂かを推測できることもあります。このことも絶対的な公式ではありませんから決めつけないよう注意してください。

特に善悪とは無関係です。
若い魂だからといって悪いことをするとは限らない。老いた魂だからといって絶対犯罪しないということではない。未熟な魂のほうがコントロールを失いやすく犯罪に走りやすい、ということは確かに言えますが、暴走できるほどパワーがあるから偉業も成し遂げやすいとも言えます。

また老いた魂が必ず有名になるとは限りません。
私が眺めている限り、むしろ老いた魂のほうが穏やかな人生を望み質素に暮らすことが多いと思います。
多くの課題を過去に終えているため冒険する必要が少なくなってくるのでしょう。大学四年生の学生生活(ほとんど単位を取り終えているから学校に来ない)、という余裕なイメージですね。

老いた魂で世に出る人は破格のイレギュラー

老いた魂なのに世で名を馳せる人は、もしかしたらもうマスターに片足を入れている伝道師なのかもしれません。
こういう人の特徴は、中村さんのように自分の意志で事業を起ち上げ切り込んで行く雰囲気がありません。隠棲している人も多いはず。
ただ活動力があれば何らか世界へ影響を与え、後世まで語り継がれる人生となる可能性はあるでしょう。

【好例】 レオナルド・ダ・ヴィンチ

多重ヨッド(天才性)にグランドセクスタイル(活動力最大)という、圧巻のホロスコープ。
この尋常ではないアスペクトからダ・ヴィンチは成熟した魂であると推測されます。現実の人生全体を見ても本人は飄々とマイペース、楽しいことをやり続けていた印象。あまり強い意志をもって人生開拓していった印象はありません。しかし結果として世界的に語り継がれる作品群を遺し、人類へ貢献しています。明らかにマスタークラスなのでしょう。


中村哲さん、ホロスコープ具体的な解読


中村さんのホロスコープ解読は、すでにプロの方が詳しく読んでいたので参考にしてみてください。基本を踏まえていて勉強になる解読だと思います。


※こちらの先生はソーラーハウスで図を作成されています

ASC-MCを重視する私としては、彼のアセンダントを推測してみたかったのですが……。
確定できるほど詳しく存じ上ず。すみません。
なので下の推測はあくまでも直観です。

現実へはたらきかける力の強い彼からは“地”の匂いを感じていました。このことから始めアセンダント牡牛座かな? と思っていたのですが、ホロスープを開くと月が牡牛座、太陽が乙女座。“地”の匂いが強いのは月と太陽で増幅されているせいかもしれません。
もしアセンダントが地の星座でないとすれば、たとえば不撓不屈の射手座。
決して諦めない、負けない、どんな困難があろうと最後までやり抜くという射手座の本性が発揮されたなら、大事業を後押しするでしょう。
決して優しいだけではない、骨太な人生を送った彼には似合っていると思います。如何でしょうか。

冒頭に掲げたホロスコープ図は、出生時刻が分からない人の作成方法としてスタンダードな正午にセットしたもの。これがたまたま射手座がASCとなっています。
もし時刻がこの付近であれば、太陽×水星の完全合がMCとも合となり、力強く人生を牽引していくことになります。
さらに「社会活動」を表す上半分が強くなり、グループ交流を表す11室に強力な惑星が入る。断然このハウスが強くなります。しかもその11室がコミュニケーションを得意とする天秤座です。アフガニスタンの人々と友好的な、深い関係を築いていった彼には相応しいと感じます。

あくまでも推測ですがこのような読み方ができます。
(他の可能性があればお教えください)

どのような出生ホロスコープをお持ちだったにせよ、偉業を成したのは中村さんの絶え間ない努力と行動の力。

アスペクトがシンプルであろうと特殊であろうと、努力・行動なくして備わった人生計画は実現できないということです。
それ故に、私は何度も「行動が大事」と言っているわけです。
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