誤字はどうして無くならないのか? 特定用語をスルーしてしまう脳の機能(AIとの比較)

吉野 圭

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いつもブログ更新するのは夜中が多く、「半分寝ながら書いている」などと言っていますが、5/14記事執筆時は疲れていたのか八割寝ていました。
しまいにパソコンに頭をぶつけそうになったので観念し、下書き保存して就寝。朝起きてから下書きを開いたらまるで宇宙語のように意味不明な文となっていて驚きました。……いや、それを言ったら私の話はいつも宇宙語かもしれませんが(笑)。いつも以上に文章そのものが日本語として意味を成さなかったということです。

あれです、授業中にウトウトして気付くとノートの文字がミミズになっている状態。
あるいは半分寝ているときに話しかけられて答える回答。
自分では目を開けて起きているつもりでも実は意識が飛んでいる、そんなときに行ったことの結果には自分で驚きますよね。
(だから居眠り運転はダメ。ゼッタイ)

話を元に戻すと、昨日はそんな自分の宇宙語に驚きつつ、出勤前で急いでいたためにざっと直してUPしました。
ところが日本語は直したものの英文字のほうはスルーしてしまったようで、「togetter」が「toggeter」になっていました。笑
目撃された方は笑ったでしょう。すみません。他にもあったら教えてください。

このように私は寝ながら書くことがあるのでなおさら誤りが多いのですが、誤字というものは、いくら見直してもなくなりませんね……。
相当後になって気付くこともあります。

誤字はほとんど恥ずかしいだけで済むが、大損害を生む場合もある


誤字は個人ブログであればただ恥ずかしいだけで済みます。しかし、たとえば契約書だと命取りになります。
たった1文字間違えただけで損害賠償数億円を請求される(事態になる)、ということが現実にあるのですよ。
そのため、プロが契約書を作る場合は2~3人でチェックする仕組みを持ちます。1人で作る場合はプログラムなどでチェックをかけます。それでも完璧ということは絶対に無いので、プロが入る保険もあったりします。

要するに「完璧にミスが無い状態」を作ることは不可能、との前提でセーフティシステムを確保するわけです。

 検索参照。⇒みんな、誤字をなくす解決法を考えているが「無くならない」と思ったほうがいい

実際これは軍事・政治でも同じと思いますね。医療でも。
人間は必ずミスをする。その事実を直視し、いかにミスを減らすシステムを構築できるかが肝要。

…などと偉そうなことを言っている場合ではない、私は。すみません。
趣味のブログとは言え誤字が多くて申し訳ないです。気付いた方はご指摘ください。

誤字が無くならないのは脳の機能のせい


上の検索でも分かるように、皆さん「そもそも誤字が生まれるのは何故か?」と考え続けているようです。

・あわてんぼうの性格のせい
・能力が低いから
・自信過剰だから
等々、適当に思いついた持論を書いているブログが多いですが、そんな悪口で読者を釣るビジネス系ブログこそ誤字が多かったりして笑えます。

そんな中、こちらの話は真実を突いていると思いました。
人はある一点に集中してしまうと、
すぐ横のものは見えていません。

自分が意識しているものだけが見えていて、意識していないものは視界に入っても気が付かないのです。
何かの記事に、人間は見えるものが見ているのではなく、見ようとしているものを見ている。ともありました。


これは、自分が一生懸命に書いた文章にも、そのままあてはまります。
特に表現に悩んだフレーズがある。
がんばって事細かに説明をかいた箇所がある。
こんな場合は、
いくら読み返しても、毎回、そこにしか目がいかず、
そのフレーズのちょっと前にある誤字や脱字に気付けない事がよくあります。

『誤字脱字、文章のミスを防ぐ本当の解決方法』
言えてますね、これは。

“直近の要素”に集中してしまうために見落としてしまう、ということもありますが、もう一点。特定の用語で脳がスルー癖を持つことがあるようです。

最近の自分の誤字で発見したスルー癖は、「補足」という言葉。
これが私のPCでは「捕捉」と変換されてしまうことが非常に多く(何故ならいつも国家やGに捕捉されることばかり考えているからですよ、苦笑)、しかし目では間違いに気付かずスルーして投稿していました。
見直しの時も目に入っているはずなのに気付かなかったという。
どうやら私の脳にこの言葉に関する情報スルーの癖がついてしまっていたようです。
最近やっと気付いて修正しました。ずっと誤ったままで申し訳なかったです。他の場でもたくさんありそう……困ったものです。これから気を付けます。

文章作成以外では、私の場合「褒め言葉のスルー癖」があります。
前も書いた通り
「頭イイ!」「優秀!」
等々というお馴染みの言葉をスルーしてしまう癖です。
「言われ慣れているから何とも思わない~♪」という天狗の気持ちで無視するわけではなく、本気で脳内でカットされます。これは超能力だと思います。(いや、障碍)
自己防衛のために培ったスルー癖でした。決して自惚れているわけではないのでどうか怒らないでください。

※最近はようやくスルー癖が少し治りつつあります。関連話→賛辞を無視してきた私も、人間の言葉は無視できない

このような実体験から、私は人間の脳の情報カット機能の高さを思い知っています。

脳は全ての情報を同じ力量で処理しているわけではない。
重要と思う箇所にフォーカスし、取捨選択を行ってから処理しているのです。だから取得する情報の空白が生まれる。

それは決して人間の欠陥などではありません。
情報を取捨選択する脳の機能とは、人間が進化の過程で獲得した高度な能力と言えるでしょう。

もし全ての情報を同じ重要度で処理していたら脳がフリーズしてしまいます。野球場くらいの大きさの脳があっても足りません。そんな脳は持ち歩けない。モバイル化した脳で高度な処理を行うには情報の取捨選択をしなければなりません。
さらに言えば、取捨選択を行うからこそ情報に意義を見出せます。
もし全ての情報を同じように見たらそこに何の意味も見出せず、「判断」「決断」が実行できなくなってしまいます。

文章で言えば、「文脈」を理解できるのはまさにこの取捨選択能力によります。
文脈を理解できずに表面的な言葉に取りついて脊髄反射してしまう人は、正しい取捨選択能力が元々欠如しているのか、衰えているのでしょう。

よく私が言う『俯瞰で見る』との話も、情報を全て同じ力量で見ろという意味ではないのです。
「全体からポイントを見抜いて選ぶべき」と言っています。
優れた判断というものがあるなら、この全体から選び出した情報ポイントが的確だったということです。

まとめ。AIに創作は不可能


情報を取捨選択する高機能な脳を持つが故に必ずミスしてしまう。
それは人間の欠点でありながら長所でもあります。

だからこそこの進化の結果としての情報処理能力を、過剰に敵視する必要は無いと思うのです。
敵視して封じ込めようとしても絶対不可能ですし。
それ故、「人間は必ずミスするもの」という前提でセーフティシステムを構築するほうが得策と考えられます。

これからAIに多くの仕事が奪われると言われていますが、この独自な“情報処理能力”を持つゆえに人間に残る仕事がたくさんあるのではないでしょうか?
芸術などの創作活動も、その情報処理の先にある意志の発動です。
いつかAIも芸術を解し創作するようになるという話は、おそらく実現しないファンタジーと私は思います。何故ならAIには情報を取捨選択したあとに発信する意志、「主体」が無いからです。

(AIも表面的に創作に見える物を創ることは可能でしょうが。意志を持つ主体、言い換えれば「魂」の発信でなければ創作とは呼べない)
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