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焚書ばんざい(?)、な人たち

職場の人たちと『図書館戦争』という映画の話をしていたところ、60代の男性が「焚書」という言葉を知らなかったので驚いた。
「フンショ、ってなに?」
との発言……。(脱力)

「え、映画でさんざんやっていましたよね。本を燃やすことですよ。現代で言えばC国がやっているようなメディア規制のこと。あの映画、焚書との戦いがメインテーマだったと思ったけど」
と私。
「へー、そうなんだ? それってC国(現・C国)の法律用語か。怖いねぇ、C国は」
と訳知り顔の60代男性。

うんまあ確かにC国の法律用語というか行為だったけど、現・C国ではなくて古代発祥の用語ね(笑)。秦の時代。

なんのこっちゃと思った人は、こちらへ 「焚書」とは何か? 人類史に刻まれる言論弾圧


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◆ストーリー
あらゆるメディアを取り締まる法律「メディア良化法」が施行され30年が過ぎた日本。 公序良俗を乱す表現を取り締まるために武力も厭わぬ検閲が正当化されていた。 そんな時代でも読書の自由を守るため、検閲に対抗すべく生まれた図書館の自衛組織「図書隊」に笠原郁が入隊する 。…

※この映画の設定には突っ込みどころが多いが、焚書の恐怖を分かりやすく描こうとした努力は素晴らしい。感想はまたの機会に。


ちなみにこの60代男性も四大卒。
私は、知識がない人=バカ、と思っている人間ではないので念のため。
知識がないことは構わない、知識がなくても「やってはいけないこと」(悪事)を知っている人がいる。そういう人はむしろ真の頭の良さを感じて尊敬する。
しかし多くの日本人は、知識が一切ないだけではなく自分で物を考えることをしないので、漫画や映画で作られた偽物のイメージを鵜呑みにし
「始皇帝かっけー!(カッコイイ) 惚れるわ」
などと言う。
これを、心底恐ろしいバカと呼ぶ。

先日も
「始皇帝や曹操は遠大なる思想を持っていた」
などと仰る年配男性からのメールを受け取り、脱力した。
(曰く、C国は始皇帝を再評価して賞賛しているとか。焚書や生き埋めが日常業務の国なんだから当たり前だろう。そんなに始皇帝や曹操に憧れてしまうなら、今すぐC国へ移住すればいい。自由を奪われて幸せな気持ちになれるだろう)

そもそも新聞を読み、その新聞の社説だかを鵜呑みにしてコピーペーストで喋る人種にはうんざりだ。
権威に容易に洗脳される。権威の宣伝文句を繰り返す「いい子ちゃん」。
何も考えずに生きていて恥ずかしくないのだろうか?

かつて、チャン・イーモウの映画『HERO』を観て、そのまま洗脳されて
「始皇帝かっけー! 萌え萌え~」
との阿呆丸出し感想を書いていた日本人が多く、世界中から不興を買ったことを思い出す。
あの映画を観て、天下統一バンザイ!と叫んだ外国人は日本人だけ。台湾やウイグルの問題は本気で知らないらしい。日本が「併合」されてもバンザイと言いかねない。
『蒼天航路』も同様。あれをフィクションと知らず萌え萌えしている日本人。無知過ぎて、もはや気色が悪い。

日本は小学校から教育を改善すべきだな。
本当に恥晒しだ。

参考映画:
英雄 ~HERO~ Blu-ray
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