(2/13夜、大きな地震がありましたが皆様お怪我はないでしょうか…?)
気付けば前回の更新からもう一週間経っていましたね。世の中が変化するスピードが速くて時間の感覚を失っています。
現代世界についての話は別館でするとして、ここは通常運営に戻りましょう。
本日は久しぶりに輪廻転生の話です。
占星術で、今世のホロスコープに前世がどのように表れてくるか? 他の方のケースをもとにお話しします。
前世の自分を近代で発見された方より、貴重な資料
先日、当ブログの読者様よりメールにて貴重な資料をいただきました。
その方もご自分の“前世記録”を発見されたとのこと。
近代だったので正確な名簿などが残っていたそうです(有名人ではないが国家の仕事に携わっていたため、当時の名簿がインターネット上で閲覧できる状態にあった)。生年月日や住んでいた地名まで判明したらしい。このため前世の出生ホロスコープを作成することができ、今世のホロスコープと照らし合わせることが可能でした。
ホロスコープは重要個人情報であるためここに公表はできませんが、私が見ても前世のものだと考えて差し支えないと思いました。
そう述べる根拠は、まず何より共通項が多いことです。
前世の出生時間不明なのでアセンダントは推測とのことですが、今世と同じ星座にセットすると、重要な意味を持つ惑星が同じハウスに入ります。(このことは逆に言えば、前世と今世のアセンダントが同じ星座である可能性を高めます)
また、アスペクトにも幾つか共通項があります。
〔イメージ図〕※情報をいただいた方の実際のホロスコープではありません
前世ネイタル

↓
今世ネイタル

画像はwww.horoscope-tarot.netより
私が「一つ前の前世を表す」と考えている月のサビアンシンボルも、確かにその方の前世人生を表していると感じられます。
このように私の前世/今世のホロスコープ比較と似通った共通項があるのですが、私のケースとは少し違う特徴も発見できました。
たとえば次のような点。
前世の太陽が、今世のDSCと同じ
その方のホロスコープでは前世の太陽が今世のDSCと同じ星座の同じ度数でした。
この完全一致には鳥肌が立ちます。
私は前世の太陽星座と今世の太陽星座が同じ(獅子座)なのですが、たぶんレアケースです。前世で課題への挑戦が及第点に満たなかったのかもしれませんね。
太陽はその人生の課題・テーマを表します。このため通常、転生すれば動くと考えられます。つまり別星座となるのが当然かと。
前世の太陽が今世のDSCということは、もう前世で課題をクリアしたということになるのではないでしょうか。今は前世の人生を、夕日のように遠く眺める感じ。
あるいは、今世で周囲の人々に与えている印象・影響がその前世イメージなのかもしれません。
※DSCの今世的な解釈はこちら。
今世の土星が、前世の命日だった
以前に私は「冥王星ログアウトポイント説」を提唱したことがあります。
これは私が前世で死んだ月日(命日)の太陽が、今世出生ホロスコープの冥王星であると推測されることから「冥王星は前世で死んだ日を表す」と考えたものです。
【記事】冥王星は、前世でログアウト(死亡)した月日かもしれない説
公開版
冥王星は現代の占星術で「死と再生」を表す惑星と言われていますので、前世の死んだ月日=今世の冥王星と考えるのは筋が通るかなと考えた次第。
しかし、今回情報をご提供いただいた方のホロスコープでは今世の出生ホロスコープ・土星が前世命日の太陽でした。
(私の前世命日は推測に過ぎないのですが、その方の前世命日ははっきりと記録されており今世の土星と一致しています。このこともまた鳥肌ものです)
〔イメージ図〕※情報をいただいた方の実際の命日・出生日ではありません
前世命日

↓
今世の出生ホロスコープ

これは新たな発見です。
土星は冥王星が発見されるまで、古来「死」にまつわるイメージを担ってきた惑星。
ですから今世出生ホロスコープの土星が前世命日を表している場合もあるかと思います。
土星と冥王星との違いは何でしょう?
たとえば、転生するまでの長さの違いなどでしょうか?
なんとなく、冥王星が発見されていなかった頃の古代人のほうが土星をログアウトポイントとしたほうが、理に適っている気がしますがね……。その前に古代東洋人は土星の西洋占星術的な概念も知らないから関係ないか。笑
やはり地上の人間が感知するかどうかには関わらず、太陽系惑星は地球の運命に影響を与えているようです。
(正確に言えば、地球に関わる霊たちは太陽系惑星を用いて出生ホロスコープという現況書・兼計画書を表現している)
一人のケースでは分からないことでした
輪廻転生や占星術ホロスコープなどの人智を超える情報では、人間ごときが読み取り可能な絶対共通項など存在しないと私は思っています。
だから一人のケースで発見できた法則に囚われてはならないでしょう。
それでも昔から「死にまつわる」と言われてきた土星・冥王星が前世命日に関わるなど、一定の法則はあるようです。
このようなことは私一人だけのホロスコープ照合では分かりませんでした。
情報をご提供くださったおかげでまた一歩、研究が進んだと思います。
貴重な情報をありがとうございました。
前世記憶がある方、または鑑定等で前世を知り記録も発見されている方へ、引き続き情報のご提供お待ちしております。