神秘・占星術

    MC(人生目標)は生まれ変わっても同じなのか?

    前記事に書いた通り、どうやら輪廻転生で一個の魂の本質的なキャラクターは変わりません――表面的な態度は成長とともに変化するが、根の性格タイプは変わらないという意味。

    このことは私一人の主張なのではなく、アラン著『天国と地獄』でも霊たちが裏付ける話を述べているのでご参照を。(霊魂には個性があり、何度も生まれ変わって自分の傾向に合った仕事をするという話が出てきます)

    今まで、この「魂の個性」とは単なる繰り返しによって身に付くものだと私は考えてきました。
    しかしどうもそれだけではないらしい。

    確かに、能力は繰り返して訓練することだけでしか高めることは出来ません。
    「天才」と呼ばれる能力を持つ人々はそれだけ過去生で苦労して訓練してきた人です。だから他の人の能力に嫉妬してはならないのだし、嫉妬している暇があるなら今ここで自分が努力すべきです。
    ただ得意ジャンル・不得意ジャンルの方向性は、最初から決まっているような気がします。

    つまり、この世に魂として生じた時から「どの分野で生きるか」がある程度、決まっていることになります。
    これは花の種がどのような花を咲かせるか、種の段階で既に決まっていることに似ています。
    (ただし花を咲かせることが出来るかどうかは可能性に過ぎず、経験が重要となります。経験によって花の大きさも変わってきます)

    この魂のDNAと言えるもの、つまり「どの分野で才能を開花させる魂か」という方向性が、占星術・出生ホロスコープのアセンダントサイン(度数ではない)に表れるようです。


    アセンダントは長期に変わらない魂の性質を表す」。

    このように書くと、揚げ足取りをしたいと思っている人が、
    「アセンダントが生まれ変わっても変わらないなら、来世もMCは同じなのか? ということは人生目標が毎回同じことになる。そんなことはあり得ないのではないか。ASCが魂でMCは人生目標、という解釈が間違っているのでは」
    などとクレームをつけてこられます。

    まあ、そうですよね。
    アセンダントサインが同じなら、MCもほぼ似たり寄ったりの位置になります。サインで言えば同じとなる確率のほうが高い。

    ※なおMCを「人生目標」と解釈するのは私のオリジナルの考えではなくて、現代占星術の教科書に従ったまでです。これはほぼ今の占星術のスタンダードな考え方です。
    「MCは人生目標」という解釈を私オリジナルのものだと勘違いされてバカにしている方は、もっと最近の占星術の本を読んでいただきたいです。そのうえで「MCは人生目標」とする解釈に不満なら、大物の占星術家たちに反旗を翻して、正々堂々とスタンダードに対抗してください。


    クレーマーさんの仰る通り、「MCは人生目標」というスタンダードな解釈そのものが間違っている可能性もあります。
    しかし「太陽サインがその人の全個性」と改ざんした時のような商業的な動機が、MC解釈を変えることについて考えられません。だから私は「MC解釈改ざん」までは考え過ぎだろうと思っています。
    それに実際、MCを「人生目標」として実現している人の例を私自身も多く見てきました。
    MCが人生目標とする解釈は間違いないという実感があります。

    だとすればやはり輪廻転生中、「人生目標」は常に必ず同じなのか?

    そんなことはないはずです。
    生まれる地域によっても違いますし、輪廻転生でASCの度数まで変わらないわけではないので、MCの度数はかなり変わるはずです。
    度数に神経をとがらせて解釈する人であれば、人生目標が大きく変わることに気付くはずです。


    ただしサインは同じである確率が高い。
    このことは大雑把に言えば、確かに人生の方向性は毎回似てしまうということになります。

    私はそれであっても不自然ではない、と最近思うようになりました。

    どうやら魂はその誕生から終わりまで、一定の方向性を目指すもののようであるからです。
    と言うよりも、「ある方向を目指す」こと自体が、一個の魂の存在させる運動だと考えられるからです。

    私の例で言えば、
     ●MC射手座 = 戦闘
    がそもそも始めからのテーマでした。参照
    ある魂と対立する形で私の魂の旅は始まり、そして戦闘終結とともに輪廻の輪が閉じたわけです。

    このように遠い過去の地で、何事か方向性を決定する出来事があり輪廻の輪に放り込まれたなら
     ASC → MC
    の同一方向の運動が生じます
    この一定運動そのものが、魂を存在させて輪廻の旅を続けさせます。

    ただ個々の人生は同じに見えても同じものではなく、螺旋状に輪廻していきますので※、一つの人生ごとに同じサインであってもテーマが異なる(レベルが変わっていく)ことになります。

    ※「魂は螺旋状に輪廻する」とは松村潔による表現ですが、私自身の記憶とも合致します

    そして全ての因果を回収する人生を迎えたなら、魂は今の形ではなくなって消滅し、次の段階へシフトするのでしょう。
    ここで初めて別の個性を持つことになるのか。
    もしくは同ジャンルの類魂たちと合流して大きな魂になるのかもしれませんね。



    以上、「MCの方向性は輪廻しても同じ」という話はとても大きな枠のことを言っているので、どうか単純に考えないようにしてください。
    一生のホロスコープ(出生ホロスコープ)を読む場合は、その一つの人生だけの、地上レベルの目標を読む必要があります。
    大きなMCの括りの一部を地上レベルに引き下ろすイメージです。
    地上に引き下ろす作業のためには 月→太陽 を見て、直前の過去から現在の流れを読まなければ不可能と思います。

    占星術や運命の話は、一つの人生だけで正しく考えるのは絶対不可能です。
    そもそも「魂とは何か」「いつ生まれるのか」という話は、また別の機会に。
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