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華流ドラマ『孔子』(3/18別館にて詳細執筆)

もう一つ、近況報告です。

また例の華流マニアとなった上司に誘われて『孔子』というドラマを観ています。
なんとあの伝説の思想家、孔子の人生を描いた大河ドラマです。

前に書いた通り私はCを眺め過ぎて“中華酔い”しているのですが、やはりこれだけは観ておかねばと感じ視聴しています。

2011年作。
C政府の命令によって、政治的な意図で創られたものでしょう。
しかし監督さんは厳しい制約のなかで、必死に真実を描こうとしているように思えます。
毎度のことながら大陸人の命懸けで真実を伝えようとする勇気と賢さに頭が下がります。

純粋に映像作品として観ても大変な芸術性の高さに驚愕しました。
画も音楽もストーリーも、素晴らしい。などというものではない。もっと外国で評価されていい。(撤回。外国で評価するのは不可能。下の追記参照)

描かれているのは「人間・孔子」。
神格化され伝説で持ち上げられてきた孔子ですが、このドラマでは様々な困難に葛藤しながら失敗もするリアルな人物として描かれています。
(記録が無いところはたくさんのフィクションで穴埋めされているものの、そのフィクションこそが素晴らしいという異例のドラマ。本質をつかむまで相当に勉強されている。素晴らしい)

「優しいが礼にうるさく煩わしいお説教お爺さん」というイメージだった孔子のキャラクターが根底から変わります。
ドラマ主人公は不器用で失敗ばかりの人物ですが、だからこそ一段上の偉大な魂だということが浮き彫りになります。
神秘エピソードで飾りたてるよりも遥かに感動しますし、心の糧になります。

【追記】別館にて詳細な感想と、プロパガンダに関してガイドを書きました

真実を知って民が奴隷のままで過ごせるはずがない。これは人間性という素晴らしい種。いずれ芽を出し花開く。
人間性を蘇らせる思想は、どれほど優秀なスパイより核ミサイルより優る。

今、人間的な心を失いかけている日本人にも絶大お奨めです。
ちょうど日本の大河ドラマでも渋沢栄一を描いた『青天を衝け』が始まりましたが、渋沢が『論語と算盤』で言わんとしたことを理解するには、やはり基礎を少しでも知っておいたほうが良いと思います。
吉沢亮の顔を眺めるだけではなく、渋沢栄一が未来の日本人へ残したメッセージもぜひ感じ取っていただきたいな。

そう言う私も(現代では)正式に儒教を学んだことはありません※し、悪用されてきた儒教が嫌いだと公言してきた者。
今回の『孔子』ドラマで正しい教えを再インストールしています。
それで悟ったことは、やはり私は人物としての孔子が好きだった!ということ。また、儒教の良い側面に深く共鳴できるということです。

※さすがに『論語』を読んだことくらいはありますが、“読んだことがある”程度では学んだとは言えないのがこの分野

改めて、『論語』の教えは東アジアに必ず蘇らせなければならないものだと思いました。
「上位者へは絶対的に従うべし」「上が下を虐げてもお咎めなし」など、悪用されがちな面はどうにか改善されなければなりませんが、『論語』が高める善良な人間性は今の世に絶対必要です。

〔別館の感想記事、中ほどで引用した画像について〕 第14話『老子の教え』より。古代の星空を模した建造物が表現されている。…この場面は素晴らしく美しい画、打たれました。個人的にたまらなく好きです。占星術好きな人は同じく痺れるのでは? 孔子へ教えを説く老子(この対談はフィクションですが)の言葉にも感動です。孔子と老子、どちらが正しくどちらのほうが偉大ということはなく、二者が対となり東洋思想は完璧なのだと思いますね。
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