他、作品の裏話・創作について

    恩人の高畑さん(エスパー魔美)へ、気付かずにオマージュ作品を書いていた

    この話は始め短文メモだったのでtumblrで上げようとしたのですが、後半思いがけず自作品の話となりました。こちらへ上げておきます。

    本文常体。

    高畑は藤子F先生自身がモデルでしょう


    ギフテッドの記事で、そういえば若い子たち「エスパー魔美」なんて知らないよなと思って解説リンクするためピクシブの記事を読んでいた。

    改めて、リアルなキャラクターだなと思う。

    【ピクシブ】高畑さん


    > 反面運動能力は低く、友人に「野球さえやりたがらなければいいやつ」と言われてしまうほど

    笑。
    「ドラえもん」でも、のび太は野球やりたがることで迷惑がられる、という設定がある。
    フィクション設定にしてはリアル過ぎるし何度も使い回されている。

    作家は、自分の実体験でのトラウマを作品中で繰り返し出しがち。
    もう明らかに高畑は藤子F先生自身がモデルということで確定でしょう!

    まあ勉強できる奴はたいてい運動神経が鈍くて、そのダサいところでキャラクターとしての均衡をとる、というのはありがち設定かもしれないのだが。
    現実にそういう人は多いし。
    もちろん、私も高畑のダサい一面には共感しまくりだった。

    人生初めての恩人・高畑へのオマージュ


    ところでピクシブの記事を読み、こんな設定があったのかと知って笑った。
    ちなみに作中では、魔美がヌードモデルをやっている為、裸を見られることにさほど抵抗がないせいか、代わりに彼が魔美に入浴の際に裸を見られて悲鳴を上げる(誰得だが、いわゆるしずかちゃんポジ)担当。本人も『これじゃまるで僕はしずかちゃんじゃないか』とぼやく回がある。
    しずかちゃんポジ!(笑) 本当に誰得。

    >これじゃまるで僕はしずかちゃんじゃないか
    に個人的事情で驚く。

    拙著『僕の見つけた前世』で、私は主人公の名を「静香」にした。※男子です
    で、同級生が「しーずーかーちゃん」といじってくるので「のび太みたいに呼ぶな」、と返す設定を書いた。

    なんと、知らずに高畑へのオマージュになっていた! のだった。(?笑)

    小さな偶然に過ぎないが、ちょっと運命を感じて嬉しかった。

    思えば、前記事で書いた通り高畑はこの人生で初めて私を救ってくれた存在。
    もし高畑というキャラクターをF先生が生み出してくれなかったら、私は自分が孤独だと勘違いしたまま早めに人生をやめてしまっていたかもしれない。
    だから私は藤子F先生に魂の恩人として深く感謝している。

    そんな恩のある『エスパー魔美』も、考えてみれば友人から借りて冒頭を読んだだけで終わっていた。(当時は家が貧乏で漫画など買えなかったので)
    だから上のピクシブに書いてある設定のほとんどを知らない。

    高畑のことを思い出して良かった。
    今読んでいるブラックな本を読み終えたら、心を浄化するため藤子F作品を大人買いして読み漁ろう。


    あの設定は、パクりではありませんので念のため


    追記。

    「エスパー魔美の高畑さんって漫画史上もっとも好感の持てる男キャラだよね」
    ※匿名掲示板です

    というタイトルが意外過ぎて、思わずクリックしてしまったスレッドより。
    腰を抜かす設定。
    16 :2012/01/29(日) 22:06:28.80 ID:m71uAF8I0
    普段テストでわざと間違えてるのに
    熱で朦朧としてうっかり100点とったりな
    ま……まさか。こんな設定まであったのか!

    私も高校時代、現実でそんなことがあったのだった。
    熱ではなく、あの時は激しい寝不足で朦朧としていたのだが。
    いつも以上に眠かったのでよく考えず一気に回答を書いたら、ごまかしができなかったらしく、うっかり満点を採ってしまった。

    この実話も『僕前』で書きましたっけ。

    パクったわけではありませんので誤解なきよう!! 

    どうも、高畑とは気が合ってしまうようです。

    そんな高畑が「漫画史上もっとも好感の持てる男キャラ」と呼ばれていたこと、自分とは関係なくても嬉しかった……。

    インテリが現代日本で好かれることがあるとは、今の今まで知らなかった。涙
    「男に好かれる男の子キャラ」ということも知らなかった。ただ嫌われるだけかと。

    もちろん高畑の場合、インテリだが魔美を思いやるキャラだから好かれるのだろうが。インテリの時点で性格関係なく、ヘイトで排除されると思い込んでいた。

    孔明がかつて人気だったという話にも救われたが、「過去形」と思っているので今いち人を信じ切れずにいた。
    今この時にこう言われている高畑を見て、何か決定的に救われた気がする。
    関連記事

    2015年~カウント: