2021
Sep
18
-
【別館更新】史実の曹操について書いてみました。
こんにちは。こちらではご無沙汰しています。
最近ブログ更新が鈍くなってしまいましたが、私は無事に過ごしています。
メールも受け取っていて勇気をいただいています。
返信不要との方には返信を控えていますが。心温まるメッセージに胸を熱くしています。いつもありがとうございます。
先日から重い重い腰を上げて、史実の曹操について紹介記事を書き始め。本日、ようやく後編をUPしました。
ブログ記事としてはけっこうな長文になります。後半は非常にエグい内容ですので、メンタルが弱い人はクリック注意。
・曹操ってどんな人?〔前編〕 意外に知られていない実像。生い立ちと生涯、評価
・曹操ってどんな人?〔後編〕 曹操による*******リスト。全て史実です
(22:37 誤字が多かったため修正しました)
これらの記事を書くのになんと10日以上かかってしまいました。
長時間座っていると体調を崩すため、少しずつ書いていたせいでもありますが。
とにかく、あちこちにバラバラに書かれている記録文を辿りながら書くことにとても苦労しましたね。
マニアさんのご助力がなければとうてい書けない記事でした。心から感謝。
『三國演義』など馬鹿にしていましたが、今回つくづく凄いと思い知りました。
あれだけ膨大で、なおかつバラバラに書かれた内容を時系列で一つの物語に仕立ててエンタメ化した仕事は偉業です。
しかもフィクションで盛った部分はともかく、本質の精神性では史実とかけ離れているとは言えませんし。(あくまでも本質は)
作者の方々(“羅貫中”という集団だそう)には今までクレームを叫んで申し訳なかったです。あの世で会ったら謝っておこう。
何度も書きますが、私はもともとフィクション的な「歴史人物」というキャラクターに興味がない人間です。
「歴史ジャンル」を趣味として嗜むという愉しみも、ついに理解できないまま人生が終わりそうです。
特に曹操は興味が持てない、と言うよりも記録文を眺めているだけで不快を覚える人物ですから、今回の執筆作業はとてもキツかったと言えます。
別館では「アンチ曹操ではない」と自己紹介していますが、これは歴史ファンとしてそのような感情は持たないという意味になります。ある意味では、本物の“アンチ”かもしれないとは思います。
ただまあ、別に嫌いという感情は無いですけどね。本当に。
「どうでもいい」が正確な感情です。
ただひたすら軽蔑するだけで、同時代にいれば地獄へ送還せねばと思うが過去人物ならどうでもいい。
リアルな殺人狂に対する感情は、嫌いなどという次元ではないのです。たぶん皆様も同時代の相手なら分かるはず。
その点、ゲームキャラとして無責任にあの時代の人々を「好き」「嫌い」と言って応援?したりする一般ファンとは、やはり全く心理が違いますね。
だから私はファンの気持ちが理解できないし、ファンの方々も私の気持ちを永遠に理解できないでしょう。
(なので、会話が噛み合いません。「どっちのファン!?」などと訊ねられても困りますね本当…。ファンの枠の中で話をされても引いてしまったりする。ゴメンナサイ)
私は曹操に対しても、ヒトラーに対しても、マオに対してもほとんど同じ意識で眺めているだけです。「軽蔑」という。
そして同時代の殺人狂を警戒するだけです。つまり私が今最も注視しているのは、あの黄色いクマさんです。
過去の殺人狂については、研究材料として観察する気持ちしかありません。
虐げられ、人生を奪われ、殺された人々のことを想うと悲しみを覚えますが。さすがに帝などの気持ちを想像し過ぎると参るから、引きで眺めるようにしました。
他、異次元感覚で想うことはありましたが、今日のところは控えます。
それと、上記事を執筆している以外の余暇はずっとアニメの『MONSTER』(前記事参照)を観ていました。
今さらですが、めちゃくちゃ面白いです!!
一度見始めると目が留まらない。前半の話しか知らなかったので、後半はこんなに面白かったのかと驚いています。
意外なことに曹操の記事内容とリンクするところもありました。平気で人を殺すサイコパスが登場する話ですから、行動には似たところがありますね。
しかしフィクションと現実はやはり違います。
フィクションのサイコパスは必ず天才的に頭が良く、感情が一切ないクールなキャラクター。しかもたいてい美形(苦笑)。ヨハンは現代人がイメージする典型的なサイコパスでしょう。
いっぽう現実のサイコパスは、曹操のように「感情だけ」で生きている獣のような印象を受けます。
人を殺してしまう理由が常人には理解できないものなので、行動が想定外だと感じ、一見すると知的だったり感情が無いかのように見えてしまいます。しかしむしろ感情は強いのです。ただ抑制が全くできないだけ。
純粋に利己的な感情、赤ん坊のような爆発的な我がまま欲求で生きているのが現実のサイコパス。本当は頭も悪かったりします。
実際、彼らは動物と同じでその場その場の反応だけで動いていますから、スピード感のある想定外の行動をして戦闘では勝利を得やすくなります。爬虫類のようなものでしょうか。食欲や怒りを感じた瞬間、脊髄反射で筋肉が動いているという感じ。
もしかしたら、フィクションと現実が違うのではなくて、後天性サイコパスと先天性サイコパスが違うのかもしれませんね。
何か虐待や洗脳などで障害を受けて後天的にサイコパスとなった高知能な子は、ヨハンのようになってしまうか。
……等々
現代知識で比較分析しつつ、色々考えが深まったので、『MONSTER』と曹操の記録書を行き来する体験は意義深いものがありました。
また後日、“悪とは何か”、“悪魔は現実にいるのか”といった本質的なテーマを考えてみたいと思います。
究極で求めたい解は、こういう人物が浮上しないような社会にするにはどうしたら良いのか、です。
最近ブログ更新が鈍くなってしまいましたが、私は無事に過ごしています。
メールも受け取っていて勇気をいただいています。
返信不要との方には返信を控えていますが。心温まるメッセージに胸を熱くしています。いつもありがとうございます。
別館更新のお知らせ
先日から重い重い腰を上げて、史実の曹操について紹介記事を書き始め。本日、ようやく後編をUPしました。
ブログ記事としてはけっこうな長文になります。後半は非常にエグい内容ですので、メンタルが弱い人はクリック注意。
・曹操ってどんな人?〔前編〕 意外に知られていない実像。生い立ちと生涯、評価
・曹操ってどんな人?〔後編〕 曹操による*******リスト。全て史実です
(22:37 誤字が多かったため修正しました)
これらの記事を書くのになんと10日以上かかってしまいました。
長時間座っていると体調を崩すため、少しずつ書いていたせいでもありますが。
とにかく、あちこちにバラバラに書かれている記録文を辿りながら書くことにとても苦労しましたね。
マニアさんのご助力がなければとうてい書けない記事でした。心から感謝。
『三國演義』など馬鹿にしていましたが、今回つくづく凄いと思い知りました。
あれだけ膨大で、なおかつバラバラに書かれた内容を時系列で一つの物語に仕立ててエンタメ化した仕事は偉業です。
しかもフィクションで盛った部分はともかく、本質の精神性では史実とかけ離れているとは言えませんし。(あくまでも本質は)
作者の方々(“羅貫中”という集団だそう)には今までクレームを叫んで申し訳なかったです。あの世で会ったら謝っておこう。
何度も書きますが、私はもともとフィクション的な「歴史人物」というキャラクターに興味がない人間です。
「歴史ジャンル」を趣味として嗜むという愉しみも、ついに理解できないまま人生が終わりそうです。
特に曹操は興味が持てない、と言うよりも記録文を眺めているだけで不快を覚える人物ですから、今回の執筆作業はとてもキツかったと言えます。
別館では「アンチ曹操ではない」と自己紹介していますが、これは歴史ファンとしてそのような感情は持たないという意味になります。ある意味では、本物の“アンチ”かもしれないとは思います。
ただまあ、別に嫌いという感情は無いですけどね。本当に。
「どうでもいい」が正確な感情です。
ただひたすら軽蔑するだけで、同時代にいれば地獄へ送還せねばと思うが過去人物ならどうでもいい。
リアルな殺人狂に対する感情は、嫌いなどという次元ではないのです。たぶん皆様も同時代の相手なら分かるはず。
その点、ゲームキャラとして無責任にあの時代の人々を「好き」「嫌い」と言って応援?したりする一般ファンとは、やはり全く心理が違いますね。
だから私はファンの気持ちが理解できないし、ファンの方々も私の気持ちを永遠に理解できないでしょう。
(なので、会話が噛み合いません。「どっちのファン!?」などと訊ねられても困りますね本当…。ファンの枠の中で話をされても引いてしまったりする。ゴメンナサイ)
私は曹操に対しても、ヒトラーに対しても、マオに対してもほとんど同じ意識で眺めているだけです。「軽蔑」という。
そして同時代の殺人狂を警戒するだけです。つまり私が今最も注視しているのは、あの黄色いクマさんです。
過去の殺人狂については、研究材料として観察する気持ちしかありません。
虐げられ、人生を奪われ、殺された人々のことを想うと悲しみを覚えますが。さすがに帝などの気持ちを想像し過ぎると参るから、引きで眺めるようにしました。
他、異次元感覚で想うことはありましたが、今日のところは控えます。
余談の近況報告
それと、上記事を執筆している以外の余暇はずっとアニメの『MONSTER』(前記事参照)を観ていました。
今さらですが、めちゃくちゃ面白いです!!
一度見始めると目が留まらない。前半の話しか知らなかったので、後半はこんなに面白かったのかと驚いています。
意外なことに曹操の記事内容とリンクするところもありました。平気で人を殺すサイコパスが登場する話ですから、行動には似たところがありますね。
しかしフィクションと現実はやはり違います。
フィクションのサイコパスは必ず天才的に頭が良く、感情が一切ないクールなキャラクター。しかもたいてい美形(苦笑)。ヨハンは現代人がイメージする典型的なサイコパスでしょう。
いっぽう現実のサイコパスは、曹操のように「感情だけ」で生きている獣のような印象を受けます。
人を殺してしまう理由が常人には理解できないものなので、行動が想定外だと感じ、一見すると知的だったり感情が無いかのように見えてしまいます。しかしむしろ感情は強いのです。ただ抑制が全くできないだけ。
純粋に利己的な感情、赤ん坊のような爆発的な我がまま欲求で生きているのが現実のサイコパス。本当は頭も悪かったりします。
実際、彼らは動物と同じでその場その場の反応だけで動いていますから、スピード感のある想定外の行動をして戦闘では勝利を得やすくなります。爬虫類のようなものでしょうか。食欲や怒りを感じた瞬間、脊髄反射で筋肉が動いているという感じ。
もしかしたら、フィクションと現実が違うのではなくて、後天性サイコパスと先天性サイコパスが違うのかもしれませんね。
何か虐待や洗脳などで障害を受けて後天的にサイコパスとなった高知能な子は、ヨハンのようになってしまうか。
……等々
現代知識で比較分析しつつ、色々考えが深まったので、『MONSTER』と曹操の記録書を行き来する体験は意義深いものがありました。
また後日、“悪とは何か”、“悪魔は現実にいるのか”といった本質的なテーマを考えてみたいと思います。
究極で求めたい解は、こういう人物が浮上しないような社会にするにはどうしたら良いのか、です。
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