2022
Apr
12
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『パリピ孔明』アニメ観ました…思いがけず笑った。そして良い話
再びの歴史話。でもプライベート雑談、アニメの感想です。
今日はようやく明るい話だから許してください。
少し前にTwitterのトレンドなどで見かけ気になっていた『パリピ孔明』がアニメ化されたようで、お馴染みGYAOにて無料配信していました。
パリピ孔明 第1話「孔明、渋谷に降り立つ」 2022年4月5日放送分より
アニメ紹介文引用:
原作について紹介したネットメディア:
三国志ファン唖然、のちに感動…『パリピ孔明』とは何者か?
「名作の予感しかしない!『パリピ孔明』が話題になった理由」
基本的な話:
「孔明って何それ? おいしいの?」と思った方は、とりあえず人名であることだけでも覚えて帰っていただけると嬉しいです…。
【筆者による解説】孔明ってどんな人だったの?に回答。諸葛亮の実像・性格分析
迷ったけど観ましたよ。上の箱崎さんのレビューを読んで、プロパガンダの類ではないと分かったので。
優しいギャクの連発に思いがけず声を出して笑ってしまいました。
『三国志』の話で笑ったのは初めてかもしれない。
「設定甘っ!」に一番笑いました。自覚あるんだ作者さん。笑
でもいいんじゃないですか。
「もしもフィクション孔明が現代東京・渋谷に“異世界転生”したら」の、もしもマンガだということで即座に了解できます。
そのわり転生時がハロウィンで、フィクション孔明の恰好をしている人が歩いていても自然に馴染んでしまい「コスプレ」として受け入れられるなど、けっこう細かい設定で話に入り込むことができました。
それと案外リアルなのです。
何がリアルかというと、現代日本における『三国志』の認知度や一般人の反応が。
たまたま“孔明”というゲームキャラクターをご存知だった渋谷のパリピAくん、
「孔明?誰?」
と三国志を知らない仲間に問われて
「あれだよ、めっちゃアイキュー1億の…軍師?」
などとふわっとした回答をするのに笑いました。とてもリアルだと思います。
だいたい日本人の認識こんな感じですよね。
(しかしチャラくていいなあ、笑。このチャラい会話自体がリアルで、なんだか懐かしいものを感じました。※現世の懐かしさです)
あと三国志オタクのクラブオーナーが、
「ずっと三国志の話ができるバイトを探してたんだよ! 最近の若い奴わかるのいなくてさぁ」
と嬉しがっているところリアルだと思いました。
ただ「若い奴わかるのいない」は微妙ですね。このオーナーの年齢はおそらく筆者と同年代ですが、彼の若い頃のほうがゲームもなかったし全く誰も『三国志』を知らなかったと言えます。今の若い人のほうがゲームを経験しているため、我々世代に比べて知っているのではと思う。
それでも過疎ジャンルだとは思いますが。
馬謖の件については、ここで簡単に触れるべき話ではないのでパスさせてください。
(というわけで私だったらあのクラブの面接に落ちてしまうな)
全体に、人としての優しさが感じられる良いストーリーでした。
本筋は敏腕プロデューサーに出会った歌姫のシンデレラストーリー… ですよねきっと。
一見ふざけた設定のギャグ漫画に見せかけておきながら、実は感動の物語のようで期待できます。
『三国志』を知らない人でもシンガーとプロデューサーの物語として楽しむことができるのでは、と思います。
私も今後そのように普通のアニメとして観ていきたいと思います。
個人的な愉しみとしては、フィクション孔明ってあんな感じなのかー と学べるところ。
※筆者はフィクションを深く知りません
どうしてフィクションの孔明は、おフランス帰りみたいなザーマス(古い)キャラなのだろう?
昔はキモくて嫌でたまらないと思うだけでしたが、今は冷静に「あれが日本人のインテリイメージなんだろうな」と面白がって眺めています。
ああいう貴族系インテリキャラクター、日本のマンガ・アニメによく出てきますよね。何のキャラだったか具体的に思い出せないけど。
とにかく、気楽に観ることができて楽しめます。
史実と『演義』文化へのリスペクトがありがたい。
冒頭の
「願わくば… 次の人生は、命のやり取りなどない平和な世界に… 生まれ変わりたい」
というフィクション孔明の台詞には私も激しく同意です。でした。
〔追記〕
ただし今のような180度善悪反転、堂々たる嘘がまかり通るディストピアは望んでいません。嘘だけが信じられているこんなディストピア上の平和ならやはり「地獄」と呼ぶべきでしょう。
私が本当に願うのは真実が実現する世の中。
誰も不当に殺されない。蛮行をした者が裁かれる、努力した人は報われる。そんな人として当たり前のことが通る世の中です。
★限定公開(要パス):以前にこのマンガに触れた記事
★2022/4/17 残念なお知らせ:「『パリピ孔明』炎上したってよ」 放火したのはまさかのアノ人たち…
今日はようやく明るい話だから許してください。
少し前にTwitterのトレンドなどで見かけ気になっていた『パリピ孔明』がアニメ化されたようで、お馴染みGYAOにて無料配信していました。
パリピ孔明 第1話「孔明、渋谷に降り立つ」 2022年4月5日放送分より
アニメ紹介文引用:
五丈原で星になった天才軍師・諸葛孔明。
死んだはずの孔明が目を覚ますとそこはハロウィンで超アゲ↑の渋谷!
孔明はパリピに連れられていったクラブで、歌声のバイブスがエグいシンガー・月見英子と出会う。
しかし英子は自信を失って超サゲ↓状態。
どうする孔明!?どうなる英子!?
原作について紹介したネットメディア:
三国志ファン唖然、のちに感動…『パリピ孔明』とは何者か?
「名作の予感しかしない!『パリピ孔明』が話題になった理由」
基本的な話:
「孔明って何それ? おいしいの?」と思った方は、とりあえず人名であることだけでも覚えて帰っていただけると嬉しいです…。
【筆者による解説】孔明ってどんな人だったの?に回答。諸葛亮の実像・性格分析
自分でも意外なことに笑えた
迷ったけど観ましたよ。上の箱崎さんのレビューを読んで、プロパガンダの類ではないと分かったので。
優しいギャクの連発に思いがけず声を出して笑ってしまいました。
『三国志』の話で笑ったのは初めてかもしれない。
「設定甘っ!」に一番笑いました。自覚あるんだ作者さん。笑
でもいいんじゃないですか。
「もしもフィクション孔明が現代東京・渋谷に“異世界転生”したら」の、もしもマンガだということで即座に了解できます。
そのわり転生時がハロウィンで、フィクション孔明の恰好をしている人が歩いていても自然に馴染んでしまい「コスプレ」として受け入れられるなど、けっこう細かい設定で話に入り込むことができました。
それと案外リアルなのです。
何がリアルかというと、現代日本における『三国志』の認知度や一般人の反応が。
たまたま“孔明”というゲームキャラクターをご存知だった渋谷のパリピAくん、
「孔明?誰?」
と三国志を知らない仲間に問われて
「あれだよ、めっちゃアイキュー1億の…軍師?」
などとふわっとした回答をするのに笑いました。とてもリアルだと思います。
だいたい日本人の認識こんな感じですよね。
(しかしチャラくていいなあ、笑。このチャラい会話自体がリアルで、なんだか懐かしいものを感じました。※現世の懐かしさです)
あと三国志オタクのクラブオーナーが、
「ずっと三国志の話ができるバイトを探してたんだよ! 最近の若い奴わかるのいなくてさぁ」
と嬉しがっているところリアルだと思いました。
ただ「若い奴わかるのいない」は微妙ですね。このオーナーの年齢はおそらく筆者と同年代ですが、彼の若い頃のほうがゲームもなかったし全く誰も『三国志』を知らなかったと言えます。今の若い人のほうがゲームを経験しているため、我々世代に比べて知っているのではと思う。
それでも過疎ジャンルだとは思いますが。
馬謖の件については、ここで簡単に触れるべき話ではないのでパスさせてください。
(というわけで私だったらあのクラブの面接に落ちてしまうな)
人としての優しさがあるアニメ
全体に、人としての優しさが感じられる良いストーリーでした。
本筋は敏腕プロデューサーに出会った歌姫のシンデレラストーリー… ですよねきっと。
一見ふざけた設定のギャグ漫画に見せかけておきながら、実は感動の物語のようで期待できます。
『三国志』を知らない人でもシンガーとプロデューサーの物語として楽しむことができるのでは、と思います。
私も今後そのように普通のアニメとして観ていきたいと思います。
個人的な愉しみとしては、フィクション孔明ってあんな感じなのかー と学べるところ。
※筆者はフィクションを深く知りません
どうしてフィクションの孔明は、おフランス帰りみたいなザーマス(古い)キャラなのだろう?
昔はキモくて嫌でたまらないと思うだけでしたが、今は冷静に「あれが日本人のインテリイメージなんだろうな」と面白がって眺めています。
ああいう貴族系インテリキャラクター、日本のマンガ・アニメによく出てきますよね。何のキャラだったか具体的に思い出せないけど。
とにかく、気楽に観ることができて楽しめます。
史実と『演義』文化へのリスペクトがありがたい。
冒頭の
「願わくば… 次の人生は、命のやり取りなどない平和な世界に… 生まれ変わりたい」
というフィクション孔明の台詞には私も激しく同意です。でした。
〔追記〕
ただし今のような180度善悪反転、堂々たる嘘がまかり通るディストピアは望んでいません。嘘だけが信じられているこんなディストピア上の平和ならやはり「地獄」と呼ぶべきでしょう。
私が本当に願うのは真実が実現する世の中。
誰も不当に殺されない。蛮行をした者が裁かれる、努力した人は報われる。そんな人として当たり前のことが通る世の中です。
★限定公開(要パス):以前にこのマンガに触れた記事
★2022/4/17 残念なお知らせ:「『パリピ孔明』炎上したってよ」 放火したのはまさかのアノ人たち…
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