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人を騙していいのか? ゲーム理論と「道理=合理」の話、振り返り

前記事で追記のお知らせ。追記したところ、ここに転載しておきます。

※の後が追記部分です。
史実孔明の主義にも反します。「心を攻める」(これは史実です)とは騙すことではなくて、本心から納得していただくことだから。
いくら最終的に英子さんの歌が良いから留まったのだとしても、騙すようなことをすればわだかまりが残りますよ。「不誠実なことをしてわだかまりを残すな」と本人が言っているでしょ。※

※言っていなかったかもしれません(笑)、すみません。「道理を守れ」とは私が記事で書いたことでした。ただ孔明のほうは、そのままの言葉で記録に残っていないかもしれないけど、行動で分かるでしょうと思います。かろうじて上の異民族統治の話で「禍根を残すから引き上げるべき」と言っていますね。これは自分たちの利益だけを考えてのことではなく、実は相手方を守るため。言い訳がましい仮面マキャベリです。

「道理を守れ」は上でリンクしたサッカーW杯の記事だけではなくて、いつも繰り返し、繰り返し書いている気がします。
アホなのかな?と自分で思うほどワンパターン(笑)ですから。

これも何度も書いてきた通り、私は「正義の味方」になるつもりはさらさら無いですし、自分自身を「正義の人」と思ったことは一度もありません。他人が勝手に道徳教師の側へ振り分け、「偽善者」と呼んで攻撃してくるだけです。

むしろ現代日本では「インテリ=サイコパス・悪人」という強烈なレッテルが君臨しているため、ただ勉強ができただけで偽善者の悪人とみなされイジメられた経験のほうが多いと言えます。
(正確な話をすると、私は「勉強できない振り」を装ってきたから集団イジメの餌食とはなりませんでした。でもカミングアウトしてからはチクチク嫌味を言われ続けるなどプチ・イジメをたくさん受けましたね)

私自身、「仮面マキャベリ」を自覚しておりまして、ついあれこれ言い訳がましく理屈をつけがち。そのことも謀略好きの詐欺師と誤解される要因ではないかと思っています。
反省しているのだけど、なかなか抜けない癖です。
小学校の時もハブられ(仲間外れにされ)ている子や虐待されている動物を救うため、イジメっ子にあれこれ屁理屈を言ってやめさせようと苦心した覚えがあります。

本音では少年ジャンプの主人公のように
「弱い者イジメしてんじゃねえぇ!! ブッ飛ばすぞ、てめーーー」
と叫んで突進していきたいのですけどね。笑
多勢に無勢では玉砕するだけ。
それと私には絶望的に腕力がないので、取っ組み合いの喧嘩などできません。
だから、イジメっ子を誘導する「仮面マキャベリ・合理主義ふう」の説得方法を編み出したように思います。

気分としてはスパイです。
イジメっ子の巣窟に潜り込み、彼らの味方を装い、あれこれ「君のための利益」を囁いて誘導している。

よく考えればこれ↑も詐欺の謀略ですか。苦笑
とは言え他人の裏をかくのが苦手なので成功率は低いのですが。

言っておきますがイジメっ子には「仮面マキャベリ」は速攻でバレますよ。
匂いで「自分たちの仲間ではない=イジメ好きではない」、と分かるのでしょう。だから彼らの敵として吊るされています。
その代わり観衆がいるときは、彼らのイジメ行為を抑えることができます。イジメっ子は自分たち側の利益を大衆へ説いて、残虐欲求を正当化しようとするからです。そこに反対の行動を説き、こちらのほうが君たちの利益になると言ってやれば反論の余地なしとなるでしょう。(それが「心を攻める」仮面マキャベリ屁理屈)

詐欺・謀略は「相手を選ぶ」


詐欺について、たぶん私は堂々と相手を選ぶタイプなのでしょう。
善良な人を騙したり苦しめたり餌食にするのは耐えられない。僅かな詐欺も嫌でたまりません。
(だからフィクション孔明の、善人も巻き込み手あたり次第に詐欺をしているような描き方には耐えられない)

しかし相手が虐待者や詐欺師などの犯罪者なら騙して誘導するのも可と考える、かもしれない。
被害者を救うため犯罪者は抑え込まなければならないからです。
その代わり現実では相手が誰であろうと残酷なことをするのが耐えられないので手控えてしまい、中途半端に終わってしまうのですが…。

今までで私が最も共鳴したマンガ等の主人公は、『クロサギ』の黒崎ですかねえ。
今の私はあそこまで優秀で博学なわけでもないので現実ではできませんけど、少し状況の違う人生を生きていたら黒崎を目指して訓練したことでしょう。

でも頑張っても最高が黒崎と思う。少年ジャンプで生きる力がないので、頂点になっても青年マンガがせいぜいということです。

だからもし、少年ジャンプ的な主人公と組めたら全力で支援したい。自分にはできないことを叶えてくれる相手なので。
その「理想の少年ジャンプ的主人公」が孔明の場合は劉備だったということになるでしょう。
(いや当時は少年ジャンプ無いですけどねもちろん、笑。古代中華の義侠精神→三国志→→少年ジャンプ精神と受け継がれた文化なので、前後しますが同じことです)

ゲーム理論を復習


他に似たような話を書いた記事はこちら。ここでは『デスノート』で語っています。
 →手段を選ばず、について私が思うこと。私にとっての悪事の定義

転載。
最後に合理の観点からの意見を書いておきます。

現代ゲーム理論によれば、
「道理に反する行いをする者は最終的に敗北する(劣勢となる)」
ことが分かってきたそうです。

古代など少人数の集団しかいない未熟な社会においては、道理を逸脱する者が圧倒的に優位となることがあります。
たとえば人道に反して女子供も含め大量殺戮する虐殺の王が、優勢に立つことはよくあります。
このためサイコパスが才能あるように見え、「サイコパスこそ英雄」だと崇める狂信的な信者が一時期は増えることも事実です。

しかしそのような人道に反する行いをする者は、ゲームに参加する人数が増えていけばいくほど(つまり集団が成熟し観察者が増えるほど)賛同者が得られなくなり、結果として不利になることが分かっています。
したがって、人道を守り正当な行いをするほうが、始めは劣勢でもいずれ優勢となるわけです。

これが現代のゲーム理論だそうですが、このことは軍事の計算にもかなっています。
(軍事では「支持者」という目に見えない力も計算に入れます)

私は決して合理のためだけに道義を目指す者ではありません。
ただ無意識的、本能的に道理=合理だと確信しているだけです。
その確信が間違っていなかったという裏付けが現代で得られたことは、嬉しく思います。
私の思う、「道理=合理」が真実である、ということが現代ではゲーム理論で解明されてきましたよ。という話です。

これは誰からも学んだことのない独自の考えなのですが、先日『正議』で完全に同じことが書いてあったので笑いましたよね。
ご興味ある方は再度、原文確認願います。

【別館】 『正議』諸葛亮著 現代日本語訳(原文あり)

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