神秘・占星術

    ホールサインハウスは当たりますか? 自分のネイタルで考察してみた

    22991378.jpg

    前回記事を書いたことで、久しぶりに占星術へ興味が戻ってきました。

    と、言うより、占星術こそ世界の思想戦争の最前線であったことを確信したため一周回って戻った感じです。
    “知識欲が湧いて眠れなくなる”という子供のような体験をしました。今さら本当に遅過ぎるのですが。

    さて、この件に関し、昨晩はもう一つ占星術館にて記事を上げました。

    【別館】ホールサインを考える。伝統に偏り過ぎないこと

    ホールサインハウスという、東の地平線上にあった星座そのものを起点とした古代の計算手法があります。
    最近このハウス計算を激しく推して、「伝統が正しい」と他の手法を全否定する人たちが出てきたらしい。
    それはそれで偏った形での「伝統回帰」の思想。
    伝統的な善悪を復興させるべきと考える私にはありがたい流れですが、原理主義はいただけない。
    あまり伝統復古という思想活動にのめり込み過ぎないでくださいね、という話です。

    経世済民で大切なのは生きている人々の生活、現存の国を守り継続していくこと。
    同じように、占いで大切なのは鑑定対象のための真理です。

    そのために原理主義で思考停止するのではなく、現実に照らして道理・合理の方法をその都度選んでいくべき。
    これが「第三の道」つまり中道です。

    面倒ですが、常に思考活動していくしか人の生きる道はないと言えますよ。
    車の運転に似ていますね。運転手はハンドルを調整しながら車線内の中央を走り続ける。両端へ寄り過ぎては車がぶつかって大事故になります。
    (AIなどに完全に委ねて思考停止するのも危険です)

    ホールサインハウスは当たるのか、実例


    前置きが長くなりました。ここからが本題です。

    その「ホールサインハウス」は実占で当たるのかどうか?
    別館で曖昧に所感を書きましたが、ここではプライベート館らしく自分を例として具体的な話をします。当ブログへ通ってくださっている方には分かりやすいのではと思います。

    では、主な違いを上げて考察してみます。

    【参考】筆者ネイタルチャート(読者様限定)

    ハウスが一つの星座で占められる違和感


    まず当たり前のことですが、アセンダントではなく上昇星座0度を起点とすると、ハウスが全て一つの星座で占められることになります。

    だからこそホールサインはシンプルに占うことができて初心者向きではあるのですが、各ハウスに入る星座の割合で読むようになった後では違和感を覚えるのではないでしょうか?

    特に、本人自身の性格を表す第1ハウスが一つの星座で占められることは激しく違和感ですね。
    これで性格占いをするとなると、結果として太陽星座占いとあまり変わらない単純な12分類となってしまいます。
    それでも上昇星座占いは、太陽星座占いよりも遥かに当たると思いますが。

    何故、ハウスを一つの星座が占めるべきではないのか。
    それはアセンダントが後半以降にある人には特に実感として分かりやすいと思います。

    たとえば私の場合、上昇星座は「水瓶座」です。
    しかし私は純粋な「水瓶座」と言えるほど完全合理な人間ではありません。

    たとえば道理を合理と同一視しているが、純粋な水瓶座はそうは考えないかもしれない。
    自分の場合はウェットな部分が無意識の大半を占めているらしく、やはり半分は魚座なのだなと実感しています。

    前に読者様からのご提案で確信した、『私が「よく泣く」理由。パーソナリティは第1ハウスのサイン全てであること』の分析が妥当。

    このように私自身が良い例ではありますが、多くの人を鑑定していても同じ結論を得ます。
    誰にとっても純度100%の星座が1ハウスを占めるとは、現実に照らしてとうてい考えられません。

    木星は第12ハウスのほうが妥当


    ホールサインで計算すると私の木星は第1ハウスに入ります。

    1ハウス木星の解釈は、
    「おおらかでお気楽、善良な性格。人気者。自我が拡大することがある(自己主張が強くなる)」
    などとなります。

    “お気楽”な性格であることは否定しません。笑(もっとも気楽さはアセンダントのシンボルにも表れています)
    “人気者”は微妙…前世では人気を得たのかなと思いますが、現世はそうでもありませんね。圧倒で無名。
    それと、ブログや創作では仕方なく延々と自分について話をしているので「自我が強い」と勘違いされていそうですが、現実では自己主張が得意なほうではありません。

    これと比較をすれば普及しているハウス計算(プラシーダス等)で出した場合のほうが現実を表していると分かりますね。

    通常計算で、私の木星は第12ハウスとなります。
    12ハウス木星の解釈は、
    「隠れた存在。加護を受けている(神秘な世界、または隠れた組織などバックが強い)。気付かないうちに助けられ、助けている」
    など。

    やはり今の私の実人生はこちらのほうが正解だと言えます。
    たとえば有名ではない。ある意味、強制的に隠されている。
    神秘なオーディエンスから強い加護を受けているらしく、身動きが取れないほどの箱入り。
    たぶん気付かないうちに助けられている。
    また、面識のない人から時々「あなたに助けられた」と言われる。
    等々。非常に的中しています。

    第9ハウスが主題?


    ホールサインの場合、通常計算では第8ハウスに集まっていた重要惑星が第9ハウスに入ることになります。
    9ハウスが主題となるホロスコープです。

    9ハウスは
    「遠方、外国(移住)、哲学、思想」
    の室。
    哲学や思想と解釈すれば当たっている気がしないでもない。
    しかし9ハウスが強い人は現実で遠方に移住したり、外国への憧れを抱く傾向があります。ところが私には外国に移住する計画も願望も今のところありません。外国との縁も薄いです。
    若干、中華には縁があるようですが、中華に「遠方の外国」というイメージは無いですね。自分にとっては心の故郷ですから。

    どちらかと言えば第8ハウス
    「死と再生」
    が強くなっている通常計算のチャートのほうが、輪廻転生と死後世界を主題としている私の実人生に近いです。

    第10ハウスに惑星なし? 神秘が消えるのは不可解


    ホールサインで計算すると第10ハウスに惑星がなくなるのですが、さすがにそれは無いかなと思います。
    まあ「お前なんかに天職などない。お前なんかお呼びでない」と言う人は多いでしょうけど、オーディエンスたちにとってはそうではなさそうです。

    特に、あの惑星が10ハウスから消えてしまうのは違和感ですね。

    ホロスコープの天頂であの星がスタンバイしていることが、自分のテーマを表しているという気がするのですよ。ずっと。

    進行チャートで最終的にその星と金星が重なることも、10室が自分の人生の中心である証。
    前前世で見た「明けの明星」を意味しているのだろうと思いました。
     →この話の詳細

    シンプルなホールサインは若い人向きか


    …考察はこのくらいで充分でしょうか。他、細かい話は割愛します。

    全体に眺めますと、私のホールサインで描き出される人生はのどかでお気楽な人気者。友人に囲まれて楽しく暮らしていくような人生となり、「羨ましい」と思いました。
    もしこれが自分の現実なのであれば、肩の荷が下りてラクなのにと思ってしまいました。
    しかし実人生はこのホロスコープとかなり違うので、少なくとも私にとっては「ホールサイン計算は誤り」という結論になります。

    ただ、この結論が得られたのはもしかしたら私の年齢のせいもあるかもしれません。
    若い頃と違って、複雑な自分の性格や人生がよく見えるようになったからです。

    若い頃なら「ホールサインこそ正解!」と思っていたかもしれませんね。
    シンプルゆえに、大雑把に“当たりを付けやすい”。と言うことは初心者でも「当たる」という感覚が得られやすくなるわけです。

    それに、若い人にとっては大雑把な地図こそ有用となることがあります。細かい道筋に縛られると動きづらくなることもある。だから歩き始めは細かい道を省いた、ざっくりとした陸を描いたイメージ図のほうがいい。
    そのようにホロスコープを見る第一歩として活用できる点が、ホールサインの利点と言えるでしょうか。
    慣れてきたら精度の高い地図を見れば良いのです。

    いずれにしろ私にはホールサインという手法を全否定するつもりはありませんので、ケースに応じて役立てていただきたいと思います。
    「ホールサインは唯一正しい手法だ」などと他人に強要するのは違う、とだけ言っておきます。
    関連記事

    2015年~カウント: