神秘・占星術

    「恥を知らない」人ほど魂レベルが低い。成長するほど恥を知る(反転思想に注意)

    〔8/23画像修正、読みやすさのため改稿〕

    最近私はスピリチュアルからも興味が離れ、あまり見ていなかったのですが。
    先日たまたまYouTubeのスピリチュアル界隈を覗く機会があって、このジャンルの動画が膨大に増えていることに驚きました。

    なかには詐欺へ誘導する悪質なものもあるようです。
    そこまで悪質ではないとしても、ほとんどの動画に矛盾がありました。

    もともと科学で裏付けることができない未知のジャンル。
    「どうせ誰も本当のことなど分からない」と思って、適当な作り話で信者を釣ろうとする人が集まるのは当然でしょう。

    私もたぶんそんな詐欺師と同じに思われているはずですが…。
    まあ初めから信じないと決めている方はこの話にも関係ないですね。

    スピリチュアルを信じる方へ、もしこのジャンルで真実に近い話を求めるなら方法はあると思います。
    未知は未知なりにその話じたいの矛盾点に着目するといいですよ。
    (この場合は故意の矛盾、二重思考を指す。以前に話したことを忘れうっかり逆のことを言ってしまった凡ミスは除く)

    少しだけ具体例を挙げてお話しします。

    「魂レベル」について語る動画の矛盾


    こちらの動画はそれほど悪質さは感じないが、明白な矛盾があります。

    明母さんという方の『実はスゴい!魂レベルがスゴいのに自覚がない人の8特徴』という動画です。
    ※例として引用するものであり、悪口目的で晒すわけではありませんので動画主様はご了承ください。

    「自信がない人は実は魂レベルが高い!」とのお話は多くの弱気な人を勇気づけているようですが……。
    (私も自信のないタイプですから嬉しかったです)

    この動画の前半、
    「魂レベルが低い人」
    の特徴として挙げられているのが

    ・罪の意識が強い
    ・恥の意識が強い


    ということで、これは後半との明らかな矛盾です。

    何故なら
    自信のない人=罪の意識(責任感)が強く、恥の意識が強いタイプ
    だからです。

    魂レベルはひとまず措いておき、先に脳科学の裏付けで解説してみます。

    現代判明している脳科学から述べるなら、罪の意識・羞恥心は「自信のなさ」と比例します。

    脳内では扁桃体という感情をつかさどる箇所が罪悪感にも関連しているのですが、ここが過敏であるほど責任感が強く羞恥心の強い人となります。
    (扁桃体は恐怖の源。羞恥心は恐怖の一種)
    そして罪や恥の意識が高ければ高いほど自己否定感が増しますので、扁桃体が過敏な人は「自信がない」タイプとなりがちです。

    【参考図】赤く塗られた箇所が扁桃体:
    Amygdala.png
    Images are generated by Life Science Databases(LSDB). – from Anatomography, website maintained by Life Science Databases(LSDB).
    またこの扁桃体の過敏さは、鬱病とも深い関わりがあります。
    扁桃体が暴走した人は他罰的ではなく自虐的になり、自分を責めやすくなります。そのストレスから鬱病を発症しがちです。

    上の動画で語られている
    「羞恥心が極まると、“正義感”も強くなって人を責めやすくなる。そのうち平気で嘘をつく犯罪者になる」
    とは、逆に扁桃体の活動が鈍い人のこと。
    他罰性は自虐性と反比例する。つまりこの動画の話は、現実を正確に反転した話です

    「人を責める」傾向のある他罰的なタイプは扁桃体の活動が鈍くなっています。
    罪の意識どころか「恥」の意識も低い。
    そもそも扁桃体が鈍いので恐怖を感じません。だから異常に自信が強い。(自信過剰)
    こちら他罰的なタイプの脳は、サイコパスの脳の特徴と一致します。
    扁桃体の衰弱が進めばサイコパス=反社会的人格となります。

    昔から犯罪者に「恥を知れ!」と言ったりしますが、それこそ脳科学に照らしても正しい表現です。

    ちなみに扁桃体は後天的に衰えることもあります。(後天性サイコパスまたはソシオパスと呼びます)
    調教により、平気で嘘をつき殺人を愉しむように脳を改造されてしまうこともある。カルト教団で行われることが多い信者調教です。


    以上の話をまとめるとこうなります。
    hentoutai2.png
    扁桃体が活動的な人は共感性が高く献身的だが罪の意識を感じやすい。自己評価も低い。自虐傾向があり鬱病になりやすい。
    扁桃体が衰弱していて活動が鈍っている人は、恐怖心が弱く罪の意識・恥の意識が低い(または皆無)。サイコパスになりやすい。
    この両者の特性は反比例する。

    前回お話しした通り、
    地上でお借りする肉体は魂のボディスーツのようなもの。魂のこれまでの生き方を反映する
    のですから、当然ながらこのような脳の性質は魂の過去世を反映していることになります。

    上の動画主様が何をもって
    “魂のレベルが高い・低い”
    と定義されているのか知りませんが、少なくとも現実に表れる脳の性質と全く矛盾したことを仰っているのは確かです。

    もしサイコパスの殺人狂のことを「魂レベルが高い」などと定義するなら、動画前半の話は正しくなります。
    ですが、自己中心の快楽殺人者を「魂レベルが高い」と呼ぶのは人類一般の価値観(=スピリチュアル界、魂の世界での価値観)とはかけ離れていると言えるでしょう。

    「蛮行を重ね、苦しめた他人の数が多い魂ほどレベルが高い」
    と定義して称賛するのは鬼の世界…地獄だけ。

    つまり上の動画では、善悪を反転させた地獄の価値観が推奨されていることになります。

    たぶん動画主様にそのようなつもりは全くなく、教えられたことをただ喋っているだけなのだと思いますが。


    なお前半、「罪の意識が極まるのは良くない」とのお話は正しいと私も思います。
    自己否定が行き過ぎて自殺することがあるからです。
    ただし自分を責め続ける鬱病状態となっている人を、さらに責めて叩くのはしてはならないことと思いますよ。
    私には、罪の意識で弱っている人を打ちのめすことなどできません。罪を犯した相手でも悔いて反省しているなら許す場合が多いです。

    むしろこの動画の話とは反対に、「恥を知らない」人ほど魂レベルが低いと私は感じます。
    いわゆる一回目(これまで転生したことがなく初めて人間に生まれた)の人は自己中心的で、恥を知らず罪の意識も低いようです。

    経験を積み、成長すればするほど恥というものを知り罪の意識も高まるものです。だから責任感も高まります。※
    成長したことで「恥」を感じなくなり自信をつける場合もありますが、それは「恥を知らない」こととは正反対。本当の恥とは何であるかを知ったからこそ、小さなことが気にならなくなるだけです。
    恥ずかしさや恐れを感じながらも引き受け、突き進むことは「勇気」と呼べるでしょうか。時と場合にもよりますが。

    ※ただし前にも書いた通り、蛮行を何度も重ねると悪いほうへ成長・進化してしまいます。地獄の魔王とはこのような、蛮行の経験が非常に多い魂のことでしょう。現代の蛮行を推奨する反転思想(次項参照)は、未熟な魂たちを地獄側へ誘導するための甘い罠だと感じます。

    天地反転の思想に汚染されているスピリチュアル界隈


    実はこのような反転思想は今回見かけたスピリチュアル動画のほとんどに含まれています。
    たまたま分かりやすかったので、申し訳ないが上の動画を引用させていただいただけ。

    おそらく皆さん何かの教本や宗教団体の教義に従って語られているのでしょうが、それらの教本・教義が反転思想に汚染されているのだと思います。

    では、どのような教えが「反転思想」に該当するのか。

    分かりやすい言葉を目印として挙げておきます。

    反転思想の目印


    ・恐怖心を「悪の源」と呼んで叩く

    ・罪の意識、恥の意識を「悪」または「低レベル」と呼んで否定する

    ・正義正論を「悪」と呼んで憎悪、否定する

    ・「他人のため」は支配の言葉だと主張、献身を批判する(そのわり教祖や団体への忠誠は強要する。全体主義的に組織の言うなりで動く細胞となるよう求める)

    ・愛情や絆を「執着」と呼び、親しい人との関係を断つよう求める

    ・善を目指す思想(道徳など)を「我々を支配するための悪い技術」と呼び憎む

    ・秩序を目指す法律を「権力者による民の奴隷化技法」と呼び否定する

    ・引き寄せの法則を実行するよう求める。どのような嘘でも唱え続ければ真実となる、と教える

    ・時の否定、歴史の否定。今ここで新たな歴史を唱え続ければ、過去から書き変えられると主張する

    ・嘘をつくことは真実を創造(クリエイト)することだから悪いことではないと主張

    ・殺人は魂を救済する行いだから悪いことではないと主張

    ・苦しみは魂の救済である。最大の善行とは他人へ苦しみを与えることだと主張

    ・この世は何でも思いのまま、「ワクワク」することなら何をやってもいい!(他人を餌食にしても良い) 蛮行こそ善行!   等々と叫び犯罪を実行する
    ……
    >>もう少し全般的なモチーフとして分かりやすい目印 「腐敗した世界」の終末論

    解説


    いきなり後半の思想を教え込もうとすれば反発する人も多いと思いますが、前半の教えから少しずつ教え込まれたなら、最後まで導かれてしまいます。

    前半は脳の扁桃体を抑え込み弱らせるための調教であることお分かりでしょうか?

    「恐怖心」
    「罪の意識」「恥の意識」
    「正義正論」「道徳」…
    これら扁桃体がつかさどる意識を攻撃することは、自分の脳を攻撃して扁桃体を衰弱させるためのエクササイズです。

    入口では分からないように、美しい思想のなかに反転思想を忍び込ませながら扁桃体を破壊するエクササイズを繰り返す。
    こうして人間としての当たり前の感性を鈍らせる調教から始めます。

    やがて扁桃体が弱っていき、嘘をつくことに罪悪感を感じなくなっていったら次々に犯罪性の度合いを上げていきます。

    最後には
    「自己中心を極めてワクワクを貪ろう!」
    「殺人は素晴らしい正義!」
    「蛮行こそ最高の善行!」
    と叫び、幼児を拉致して貪り喰うような殺人マシーンへと変身してしまうでしょう。

    反転思想とはこのように少しずつ段階を経て調教し、あなたを「蛮行を愉しむ鬼」へ変えてしまうプログラムです。

    【分かりやすい例】
    反転思想に調教され「暴力ふるったけど非暴力!」「虐殺はすばらしい正義!!」と叫ぶ信者たち。「蛮行を愉しむ鬼」となった典型例です。
    虐殺王を崇め、虐殺そのものを正当化するようになったこれら信者の状態は“最終形態”と言えます。
    脳からソシオパスとして改造されていますので、少なくとも今世の生きている間は人間の思考を取り戻すことはないでしょう。


    反転思想とは何か


    ここで私が「反転思想」と呼んでいるものは近代欧州の、いわゆる“悪魔崇拝”から生まれた思想のことです。

    「悪魔崇拝」または「アンチ・キリスト」という呼称はキリスト教信者からの見方なので、信者以外が使う用語としては正確ではないと言えます。

    この思想は東西共通の人類の価値観、たとえば「女子供を傷つけてはいけない」とか「民間人を虐殺する権力者は悪」といった人間としての道徳観を根底からくつがえし、蛮行の自由化を目的としている。
    善悪反転・天地反転で、地上での地獄実現を目指している…等々のことから、私は「反転思想」と称すべきだろうと思います。
    (他記事では分かりやすさのために便宜上、「悪魔崇拝」と呼んでいる箇所はあります。説明を省略するためです)

    この思想の歴史背景などをひもといていると長文となりますので、ここでは省きます。
    別館で触れた記事を参考までにリンクしておきます。

    一例です。【占星術における反転思想】
    太陽星座占いは「悪魔崇拝」発祥!? 太陽中心で占うべきではない真の理由

    とにかく現代では、哲学・文学・アート・演劇・映画・マンガ(アニメ)…に至るまでこの「反転思想」に汚染されていると考えて間違いないと言えます。

    なかでもスピリチュアルは反転思想布教の最前線となっているらしい。

    かつてはカルト宗教団体を使って反転思想を布教していたのですが、カルトが危険だと知れ渡って信者獲得が難しくなってきた現代、やんわりと美しい「スピリチュアル」を使って布教活動しているようです。

    たとえば大流行している引き寄せ法則は、反転思想の魔術そのものを実行させています。

    (ただしたいていの伝道師はそのことに無自覚。一生懸命にスピリチュアル本を学び、教義をオウム返ししているだけのこと)


    だからと言って、スピリチュアルや占星術を一律に「悪い思想」とくくって排除するのも違いますね。
    それはそれで反対側の「唯物主義カルト」に絡めとられるだけです。反対に見えて実は同じものですが。

    それに現代では反転思想から逃れることはできません。
    「有害思想」が含まれているからといって、文学や映画、マンガなどの娯楽を完全に絶つことはできないでしょう。


    そのため分別する目が必要です。
    ここへ来られた方は、どうか透明な目をもって危険な思想とそうではないものを見抜き選び取ってください。
    私もできる限りヒントを示していくことにします。


    【関連記事】2016年の記事。勘で気付いたことをメモしただけで、まだ本質には気付いていなかったのですが正しかったと思います。
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