2023
Aug
24
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I am GOD'S CHILD… “腐敗した世界”への憎悪が反転思想の源です
前回私が「反転思想」と名付けた、いわゆる“悪魔崇拝”を含む思想について続きです。
前記事では【あなたを危険なカルトへ導く反転思想の目印】として具体的な言葉を挙げておきましたが、この思想の最大の特徴は今の世を
・腐敗した世界
と定義することでしょう。
そして、この腐敗した世界において
・我々は何者かに支配されている
と考える。
(世界の全てを憎んでいるが、世界からは逃れられないため「我々は囚われ支配されている」と歪んだ認識をしている)
私の知人が
「左翼って、“支配されてる”って言うのが口癖だよね」※
と言っていたのですが的を得ていると思いました。
嫉妬心が異常に強く、“支配されてる妄想”にとり憑かれている。それこそが反転思想家の最大の特徴だと言えます。
※“支配されている”との妄想、恐怖心から権力を奪って自分たちが支配者になろうとするのでしょう。現実では恐怖の独裁政権をしいて民を奴隷化するのはこの反転思想家たち。
上記の通り反転思想はまずこの世を「腐敗した地獄」と定義します。
そこから
「我々は善に支配されている」
「道徳に支配されている」
「献身に支配されている」
との考えへ導きます。
この思想に誘導された人は、自分たちを縛り付ける一般的な人間感覚――「道徳心、家族や友人に対する愛・絆」への憎悪を生み出し、世界を転覆(ひっくり返す)しなければならないという妄想にとり憑かれることになります。
その妄想が西洋で言うところのレボリューション(反転)という名の破壊活動に向かわせるわけです。
言わば世界破壊プログラム。
人類を獣化して殺し合わせる壮大な計画の実行ツールと言えます。
このプログラムを現代で最も強く受け継いでいるのが、あのカルト思想と言えるでしょう。
他にたくさんの小規模なカルト宗教へも受け継がれ、最近ではスピリチュアルを利用して無知な人々を誘っています。
さて、この思想の源は何か? と辿っていくと、起源2~3世紀のキリスト教の一派(グノーシス)まで遡るようです。
ちょうど東洋では三国時代ですね。
東洋の大陸人は独裁者に抗い、なんとか人間らしい生活と道徳を取り戻そうと四苦八苦していた時代ですので病的な思想に溺れている暇はありませんでした。
しかし同じ時代、地球の反対側では平和をもてあました西洋人たちが世界を破壊する思想の種を蒔いていた。東洋人は知る由もなく……。
グノーシス教は始め、巷で言われているように恐ろしい異端宗教ではなかったようです。
もともとは古代神話のアレンジから始まった気楽な同好会のようなものだったらしいですが、「異端」とレッテル貼りされ弾圧されたことによって地下へ潜り、キリスト教に弾圧された他の宗教と合流して自ら「悪魔崇拝」と名乗ることになったらしい。
やがて膨大な怨みと憎悪、嫉妬心が膨れ上がり、次第に凶悪化していったようです。
中世の東洋に伝わったこの宗派は、“この世は穢土(地獄)”と叫ぶ浄土宗などとして猛威をふるいました。
(本当は怖い仏教もどきの異端。中華で浄土宗は大殺戮しています。日蓮宗はもっと正確にこの流れを受け継いでいる/もちろん現代日本の仏教寺院は穏健で無害ですが)
やがてこの地下活動が蛮行を目的とする者たちの目に留まり、“蛮行フリーダム! 世界地獄化計画”という彼らにとってのユートピアを作るためのプログラムに悪用された。
あとは他でも書いたので省きましょう。
【当ブログ内の関連】たとえばこんな記事で触れています。世界の歪みと近現代思想に欠けているもの
この源となった宗派の教義をイメージしたと思われるのが、鬼束ちひろの『月光』です。
あくまでもイメージとして分かりやすいので参考までに。
日本人が好きな「堕天使」のイメージですね。
退廃的でありながら美しい歌詞で、この世界で居場所がないと感じている人たちに寄り添う名曲でしょう。
ちょっと中二病っぽいところはありますが。私も若い頃は共鳴していたかもしれない。
ただこの「堕天使」や「退廃」、腐敗した世界を終末の滅びへいざなうイメージは、反転思想のもととなった例の古代宗派の教義そのものです。
この歌はモチーフとして「堕天使」を使っただけで、反転思想に誘導しようなどという意図はないと思います。
でも現実の宗教やスピリチュアルなどでこの思想が説かれたときは危険を察知して、離れてください。
前記事では【あなたを危険なカルトへ導く反転思想の目印】として具体的な言葉を挙げておきましたが、この思想の最大の特徴は今の世を
・腐敗した世界
と定義することでしょう。
そして、この腐敗した世界において
・我々は何者かに支配されている
と考える。
(世界の全てを憎んでいるが、世界からは逃れられないため「我々は囚われ支配されている」と歪んだ認識をしている)
私の知人が
「左翼って、“支配されてる”って言うのが口癖だよね」※
と言っていたのですが的を得ていると思いました。
嫉妬心が異常に強く、“支配されてる妄想”にとり憑かれている。それこそが反転思想家の最大の特徴だと言えます。
※“支配されている”との妄想、恐怖心から権力を奪って自分たちが支配者になろうとするのでしょう。現実では恐怖の独裁政権をしいて民を奴隷化するのはこの反転思想家たち。
上記の通り反転思想はまずこの世を「腐敗した地獄」と定義します。
そこから
「我々は善に支配されている」
「道徳に支配されている」
「献身に支配されている」
との考えへ導きます。
この思想に誘導された人は、自分たちを縛り付ける一般的な人間感覚――「道徳心、家族や友人に対する愛・絆」への憎悪を生み出し、世界を転覆(ひっくり返す)しなければならないという妄想にとり憑かれることになります。
その妄想が西洋で言うところのレボリューション(反転)という名の破壊活動に向かわせるわけです。
言わば世界破壊プログラム。
人類を獣化して殺し合わせる壮大な計画の実行ツールと言えます。
このプログラムを現代で最も強く受け継いでいるのが、あのカルト思想と言えるでしょう。
他にたくさんの小規模なカルト宗教へも受け継がれ、最近ではスピリチュアルを利用して無知な人々を誘っています。
さて、この思想の源は何か? と辿っていくと、起源2~3世紀のキリスト教の一派(グノーシス)まで遡るようです。
ちょうど東洋では三国時代ですね。
東洋の大陸人は独裁者に抗い、なんとか人間らしい生活と道徳を取り戻そうと四苦八苦していた時代ですので病的な思想に溺れている暇はありませんでした。
しかし同じ時代、地球の反対側では平和をもてあました西洋人たちが世界を破壊する思想の種を蒔いていた。東洋人は知る由もなく……。
グノーシス教は始め、巷で言われているように恐ろしい異端宗教ではなかったようです。
もともとは古代神話のアレンジから始まった気楽な同好会のようなものだったらしいですが、「異端」とレッテル貼りされ弾圧されたことによって地下へ潜り、キリスト教に弾圧された他の宗教と合流して自ら「悪魔崇拝」と名乗ることになったらしい。
やがて膨大な怨みと憎悪、嫉妬心が膨れ上がり、次第に凶悪化していったようです。
中世の東洋に伝わったこの宗派は、“この世は穢土(地獄)”と叫ぶ浄土宗などとして猛威をふるいました。
(本当は怖い仏教もどきの異端。中華で浄土宗は大殺戮しています。日蓮宗はもっと正確にこの流れを受け継いでいる/もちろん現代日本の仏教寺院は穏健で無害ですが)
やがてこの地下活動が蛮行を目的とする者たちの目に留まり、“蛮行フリーダム! 世界地獄化計画”という彼らにとってのユートピアを作るためのプログラムに悪用された。
あとは他でも書いたので省きましょう。
【当ブログ内の関連】たとえばこんな記事で触れています。世界の歪みと近現代思想に欠けているもの
この源となった宗派の教義をイメージしたと思われるのが、鬼束ちひろの『月光』です。
あくまでもイメージとして分かりやすいので参考までに。
I am GOD'S CHILD (私は神の子供)
この腐敗した世界に堕とされた.
How do I live on such a field? (こんな場所でどうやって生きろと言うの?)
『月光』 歌ネットより
日本人が好きな「堕天使」のイメージですね。
退廃的でありながら美しい歌詞で、この世界で居場所がないと感じている人たちに寄り添う名曲でしょう。
ちょっと中二病っぽいところはありますが。私も若い頃は共鳴していたかもしれない。
ただこの「堕天使」や「退廃」、腐敗した世界を終末の滅びへいざなうイメージは、反転思想のもととなった例の古代宗派の教義そのものです。
この歌はモチーフとして「堕天使」を使っただけで、反転思想に誘導しようなどという意図はないと思います。
でも現実の宗教やスピリチュアルなどでこの思想が説かれたときは危険を察知して、離れてください。
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