我傍【実名版】 お知らせと裏話

    「我が主君、劉備」(第三章)公開

    遅くなりました。
    『我傍に立つ』実名版の第三章「我が主君、劉備」を公開しました。久しぶりの更新なのに短文ですみません。

    なろうにて先行発表です。

    ところで私はこれまでPCでしかチェックしたことがないので気付きませんでしたが、上の小説投稿サイトはスマホで閲覧すると18禁のえげつない広告が表示されるらしい。子供も通うサイトなのに良くないですね。
    この件の詳細説明は後ほど投稿しますが、とりあえず気持ち悪い広告を避けたいと思われる方は広告表示をブロックできるブラウザ(プライベートモードなどが用意されているもの)にて、広告を切って閲覧してください。
    個人的にはテキストダウンロードで電子書籍アプリにて読むのがおススメです。そのために「なろう」を選んだのですが。これも次記事で説明します。

    第三章、漢字多めとなってしまう件


    先に第三章「我が主君、劉備」について裏話です。あえてパス無しで語ります。

    前作の原稿で使えるところは使うつもりでいたのですが、いやはや。昔の原稿が酷すぎてほとんど使えませんでした……。

    架空史とは言え、お子様脳で無知のまま書いて申し訳なかったです。文章そのものも酷かったですね。(今もそれほど成長はないが)

    だからこの章では前作の文が減り、かなりの割合が史書の書き写しとなります。
    おかげでまた漢字多め、フリガナ多めとなってしまいます。
    歴史小説が苦手な方は頭真っ白になるのではないでしょうか。教科書のような小説文となってしまい、読者様を眠りに誘ってしまうかもしれません。
    それと私自身も史実と照らし合わせながら注意深く書いているため疲労困憊しています。今回もあれが限界。

    前作では「読み始めたら止まらなくて眠らずに一気読みした!」とのご感想をよくいただきました。
    おそらく読者の読書スピードは書いている作者の執筆スピードに比例するのでは。前作では一年間、集中して一気に書きあげましたから。

    アホでも駄文でもスピード感のあった前作のほうが広く読んでいただくには良かったのだろうと思います。
    しかし「史実を記憶とすり合わせ誠実に書き起こすこと」は私の最後の仕事、今世の使命。ゆえに漢字多め、執筆スピード遅めは宿命。
    現代で読者数は圧倒で少なくても、後世の人たちのお役に立てる作品を残せるよう頑張るつもりです。

    史書が一番イメージに近いの不思議


    それにしても。
    今回も史書と昔の原稿を照らし合わせながら書いていて、不思議に思ったのは「あらゆるフィクションよりも史書の記録文が自分のイメージに最も近い」ということです。

    たとえば前作の文、
    「彼が何よりもまず優先したものは、仲間との友情だった」
    など。
    これは自分のイメージ通り描いただけだったのですが、史書でもほぼ同じ意味の文があり肌が粟立ちます。

    今さらですが。
    何度でも驚いてしまいますね。

    ドラマ『パリピ孔明』も見ていますが、気品溢れるディーン劉備の登場シーンには嬉しく感じながらも、「イメージと違う…」と思って苦笑しております。
    いや実物だって本当は気品があったはず。じっくり見れば!笑
    それとディーン氏の力強い感じの言い回しには実物の劉備らしさが無くもない。
    でもディーン氏は少し線が細過ぎ、気品があり過ぎますね。

    むしろ記録文を読んでいたほうが自分のイメージの中の“王”を感じられるという。
    フィクションも史書も。何のルートも経ずに直接ダウンロードしたこの記憶と、一番近いのが史実の記録文だという現象。いつまでも不思議です。

    しかし記録文を読めばそこにイメージと最も近い映像が封じ込められているので(多少食い違うところもあるけど)、私の記憶はかろうじて救われると言えます。
    あらゆるフィクションはイメージから遠過ぎて私の心を傷付ける。
    史実も勉強し、史実へのリスペクトもある『パリピ孔明』はありがたく思いつつ。

    ――そう、ドラマでもカベくん登場しましたね。
    「いつまで眠っているんだ」の台詞にカベくん=史実孔明の投影を確信しました。庵の代わりにボロアパートに住むフリーター。確かにあれがリアル三顧礼と言えます。笑
    (お腹ピーピーの設定はどうかと思いましたけど。胃潰瘍のはずなのにどうしてピーピーになるんですか? 要勉強)

    そんなわけで。
    リスペクト返しとして、このたび第三章のタイトル「我が主君」は『パリピ孔明』から取り入れました。今回のタイトルに限り使用です。
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