世間ではどうなんですかね、盛り下がっているのではないでしょうか?
辛口な感想と、盛り下がりを仕掛けた張本人がいたこと
第一回目の放送こそ期待値で話題となったのですが、蓋を開けてみれば何か原作を薄めたような熱意のない展開……。
アニメが良かっただけにこの盛り下がりは残念。
「チキチキバンバンまあ~だ~?」
という声が上がったのを最後に一般視聴者が離れた気がします。
この作品初見だった家族の感想は、
トリリオン・ゲームみたいな話だと思ってたのに意味不明。これダイジェスト版なの? 話が省かれてる気がする。登場人物たちの背景も、気持ちも、何も伝わってこない。 淡々とストーリー紹介してるだけ、空っぽなドラマ。だそうです。
三国志の説明もほとんどないまま、視聴者を置き去りにして話を進めていくのも気になる。
あれでは変な帽子をかぶった向井のおじさんの存在が意味不明。向井理は何のためにあの扮装をしているのか? 知らない人にとっては理解不能でしょう。
私は第一回目から「これは怪しい」と思って、そこからほぼ監視目的で眺めていたのですが、この話の最大のキモである「たみくさ」のところを意図的に短く省略していたため怒り心頭です。
英子ちゃんが「たみくさ」のために歌う。
あの美しいシーンを、あんなダイジェスト版で適当に流すとは!!
【参考】アニメ第8、9話「たみくさのため」
最終回感想「たみくさのために自己を表現する」
しかも何故かディーン劉備が一切出て来なくなりました。
どこぞやの界隈から、「劉備を出すな」と指令が下ったのでしょうか。
ディーンさん、せっかく役を与えられたのに顔も出ないとは気の毒に。
もちろんアニメで表現された「劉備に十万の民がついて行った」という史実は全力でカットされましたね。
カットすることは予想していましたが露骨過ぎます。
そして「たみくさ」の代わりに何度も繰り返されるワードが「天下泰平」……?
もちろん平和を目指す気持ちは大事。
「命のやり取りのない平和な時代に生まれたい」とは私の願いでもありました。
しかし「たみくさ」への想いなく、左翼イデオロギーである平和主義だけを『パリピ孔明』のテーマとし、何度も繰り返すのは不自然です。
何かおかしいなあ。違和感あるなあ。
と思っていたところ案の定、犯人がいました。
ドラマ版『パリピ孔明』には例の歴史修正主義者W氏が“監修”として張り付き、言論コントロールしていたらしい……。
作品から注意深く肝心のテーマを消し去り、骨抜きとして。
代わりに自分たちのイデオロギーを挿入し別物に替えてしまう。
これは彼らがよく行う文化修正の技法ですね。C制作ドラマでよく見るものです。
微妙な修正だから人民は気付きにくいが、だからこそ無意識の洗脳に使えると彼らは考えている。
しかし敏感な人が見れば「空っぽ」な印象を受ける駄作となります。
テレビ局が純粋な気持ちでドラマを作るとは思えなかったので恐れていましたが、やはり『パリピ孔明』は彼らの私物として悪用されてしまいましたか。
始めから作品修正と悪用狙いでドラマを制作したようです。
盛り下げて作品を貶めることも狙いだったかもしれない。
残念なことです。
豪華な俳優陣、大物ミュージシャンたちを揃えたことを考えればプロデューサーさんに悪意は無かったかもしれません。本気でヒットさせようとしていたのかも。
監修者に支配されてコントロールされたのは残念でしたね。
ドラマでこの作品を知った一般視聴者の方々にはアニメを観るか、原作を読むことをおススメします。
追記。役者さんたちは称えたい
EIKOこと上白石萌歌さんが歌う、幾田りらさん作詞作曲の歌『DREAMER』は感動的で良いですね。
始め英子役が新人ではなく、既に有名でらっしゃる上白石萌歌さんだったことに落胆しましたが最近は自然に観られるようになってきました。
向井理氏もバラエティに出まくって頑張っている。
ドラマ内でもこのギャグ・キャラクターを堂々と演じられているのが好感持てます。特に先日の回、歌うEIKOを嬉しそうに眺めていたときの表情は良かったです。
役者さんたちの頑張りだけがこのドラマの美点だと思います。