三国志、歴史|隆中譚

    サイコメトラーが歴史の真実を解き明かす? 『アンビリーバボー』2024/3/27

    歴史物ですが超常絡みなのでこちらで紹介しておきます。

    これは面白かった。
    サイコメトラー(超能力者)が残像思念を読み幕末の真実を解き明かす、というコンセプトの番組内容です。

     ⇒『アンビリーバボー 超次元能力者VS歴史ミステリー』FODで4/10まで無料配信

    幕末好きの人から奨められて観たのですが、最初は正直「めんどくさいなあ」と思いながら観ていました。
    私はテレビ局が流す『歴史ミステリー』というタイトルの番組が嫌いです。たいてい歴史改変の思想プロパガンダだからです。※記事末へ
    稚拙な嘘、印象操作で洗脳しようとする意識がおぞましくて精神衛生に悪い。監視のために観るのも億劫です。

    ところが今回の『アンビリーバボー』にはめずらしくプロパガンダが感じられませんでした。
    そして内容もテレビ番組にしては充実していて面白かったです。

    決して高潔な歴史探求を目指す番組内容ではなく、超能力者の能力が果たして本物なのかどうか? という点に主眼が置かれたエンタメ番組でした。
    むしろ、だから良かったのか。

    超能力者に史実真相を尋ねるしかないなんて……
    昔の厳格な歴史学者なら眉をひそめそうですが、昨今の嘘つき歴史学者の話よりよほど傾聴に値する内容だったことに唖然としました。

    小学生の空想レベルの創作を語るエセ歴史学者たち(たとえばコレ)よりも、日本の歴史を何も知らないイギリスのサイコメトラーおばさんが語る歴史のほうが遥かに信ぴょう性があるという。
    このこと自体、今の“歴史学”(自称)が地に堕ちていることの証ではないですか。

    少なくともサイコメトラーのジャッキーさんは歴史人物たちを貶めるようなことは言いませんでした。人としてのリスペクトがあります。

    たとえば彼女が新選組のリーダー近藤勇について
    「彼は立派なサムライでした」
    と仰っていたことに感動しました。
    近藤が最後、一人投降した理由について「仲間を助けるためやむを得ずだった」と仰る。決して諦めたわけではないと。
    私もそうだと思います。

    番組より引用:isami.png

    昨今「頭のおかしな狂犬集団」とのイメージを付けられ貶められている新選組ですが、反転主義の学者たちが貶めるということは、現実はきっと立派な生き方をした若者たちだったのでしょう。
    日本を守ろうとして抵抗したから貶められているのだとも考えられます。反対に売国奴たちが崇められている。
    (現代では善悪反転の思想が蔓延し、悪いことをした人が称えられ・他者のために身を捧げた人が貶められています)

    ジャッキーさんは超能力という異次元の手法で直接にその当時の場面を見て、当人たちの気持ちを感じ取ったということです。それが本当かどうかはさておき、史書の記録を深く読み込んだ場合にも同じ印象を持つのではないでしょうか。人間ならば。

    人間が人間の本気の行いを眺めたとき、言葉がなくてもその気持ちを理解できて当然です。
    “行いこそ真実”だからです。

    ところが現代日本で歴史学者を名乗る者や、ファンを騙る無責任な野次馬は、厳然たる行いという事実まで捻じ曲げて吹聴する。
    必死で生きた人々の行いを、自分の欲にまみれた浅はかな意識で貶めてきゃっきゃっと悦んでいる。
    さすが非・人間ですねえ。
    このような、自ら人間をやめてしまった獣たちが歴史ジャンルを独占しているのが現代です。

    今回たまたまなのだろうと思いますが、この番組は超能力を見せるエンタメに主眼を置いたために、イデオロギーの言論統制フィルターをすり抜けて「本当の歴史話」を流すことができたのではないかと思います。

    久しぶりに昔のテレビ番組を観ている感覚になりました。
    昔のテレビ番組だって高潔な志などなく、低俗なエンタメばかりでした。オカルト番組などその最たるものでしょう。だけど今のように思想団体のプロパガンダを垂れ流す機関テレビではなかったと思いますね。少しはそういう番組もあったけど、今ほど腐りきっていたわけではありませんでした。

    ただ、この「超能力で歴史の真相を探る」コンセプトは今回限りにしたほうがいいでしょう。

    どれほど能力の高い本物のサイコメトラーだったとしても、その発言は史書や物的証拠で裏を取らねばなりません。
    でも今、歴史学者の看板を掲げている者たちでさえ史書を無視して勝手な作り話をしているのに、テレビ局が裏取りを誠実にやり続けますか?
    今回は文献に当たったり地下レーダー調査などしていたようなのですが、今後もそれを行うのかどうか疑問。

    自分たちに都合の良い証拠を捏造したり、動画を作成して「ファクトチェック」と宣言することはテレビ局の通常業務ですね。NHKとかTBSとかテレ朝などでよく見かけます。フジもね。

    ジャッキーさんのサイコメトラーとしての能力は高いのでしょうし、仰ることにも信ぴょう性が感じられました。でも次に出てくるサイコメトラーが誠実とは限りません。
    おそらく超能力も悪用されます。
    「超能力者を装えばどんなウソ歴史でも捏造することができる、過去から書き変えることができる」
    とあのカルト思想家たちが気付いてしまったら、偽物のサイコメトラーを使って自分たちの思い通りのウソ歴史を語らせるでしょう。

    もしも超能力が本物かどうか判定する方法が開発され、史実での裏取りも法律で義務付けられる未来が訪れたなら、サイコメトラーに史実解釈のヒントを求めるのも良いかもしれません。
    それまでは“信じるも信じないもあなた次第”なのですから、あまり頻繁にこういう手法を用いないほうがいい。

    個人的には、超能力者あるいは前世記憶を持つ人々の証言によって真実の歴史が伝わるようになればいいなと思っています。

    もちろん真実とは体験した人の視点によって異なるわけですが、少なくとも事実を書き変えることはできなくなるでしょう。

    そうなれば“過去の事実”は守られる。
    過去を書き変えることができると勘違いした自惚れ屋が勝手に歴史を踏み荒らすことができなくなります。

    実現するのは遠い未来でしょうが、いずれ叶うと信じたいです。

    悪魔がどれほど足掻いても真実は永久に書き変え不可であること、地上に知れ渡りますように。


    ※別館記事を読んだことがない方向け 歴史改造プロパガンダをかいつまんで解説


    昨今のテレビ局が流す『歴史ミステリー』というタイトル付きの番組は、某集団が自分たちのイデオロギーで改造したウソ歴史を一般人の脳に植え付けるためのプロパガンダです。
    「新事実発見」や「歴史の真相が解明されました」という言葉にご注意を。その新事実とはたいてい彼らが改造したウソ歴史です。
    最近はいよいよ日本の歴史改造が激しく行われています。
     ⇒日本の文化大革命、たとえばこんなのあります
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