我傍的、ここだけの話

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無知ゆえに学歴差別をする人たち

敬称略。
少し前、福田萌がテレビ番組で
「(コミュニケーション能力や芸術などの才能で将来が決定するのは不平等だが)勉強さえできれば国から奨学金がもらえて大学へ行ける。偏差値だったら努力すれば誰でも上げられる。だから偏差値で評価するのは完全平等・完全公平。偏差値で評価する世の中こそ、最も美しい世界」
などと言っていて憤りを覚えました。(発言内容は記憶による要旨)
該当番組 2015/12/24 『バイキング』
いくつかのテーマが上げられた中で「偏差値至上主義」「子供に勉強部屋にあたえるのは?」の2点では福田が佐藤ママと同意見だった。
日本には国から奨学金がもらえるシステムがある??
日本の教育機会は完全平等?? ど、どこが??? 

上の発言には色々と突っ込みどころがあります。
そもそも「努力次第で誰でも偏差値でトップクラスになれる」と言うのも疑問で、偏差値が比較評価システムである限り「誰でも一律に同じ値を取る」ことは絶対不可能。
それと勉強だけが「努力が必ず報われるジャンル」と思っていることがおかしい。
何故か勉強に限り、「努力すれば自分でも(うちの子でも)トップクラスになれる」と思い込んでいる人が多いのだが、妄想であることがほとんど。本気でやってみれば届かないレベルがあり、敵わない相手がいるということが分かるはず。
他のスポーツや芸術等と同様、勉強も才能が関わるジャンルであると私は思う。

そんな誤認よりも悲しいのは、「日本の教育機会は完全平等」とテレビで言ってしまう無知・無神経さです。

日本には国家的な奨学金がない。
団体が行う奨学金は主に貸与型で返さなければならない。
こんなことすら知らない人は、けっこう多いのです。
子供の頃からずっとお金の心配が要らない生活をして来られた方は仕方ないと思います。知らないことについては悪気はないと思います。
でも、テレビに出ている人の無知はいけません。テレビで上のような発言をするのは許せない。
上のような発言のせいでまた大学を出ていない者が「学力の低いバカ」だと言われ、差別されてしまうからです。

私がこう言っても「奨学金は返さなければならない」ことを信じてもらえないと思うので、雑誌社の記事より引用しておきます。
奨学金が「貧困ビジネス」と言われる根本原因
 
~日本の「教育の機会平等」がはらむ歪みとは?

「50歳を越えても返済が続く。とてもではないが、結婚や出産は考えられない」

「返済のためにアルバイト漬けになってしまうので、大学を中退せざるをえなかった」

奨学金の貸与を受けた人から、こうした悲痛な声が上がっている。本来人生を豊かにするはずの教育への投資が、逆に人生の選択肢を狭めることになっているという、深刻なものだ。

奨学金と言えば、世界標準ではスカラシップ、すなわち返済不要の給付型のものを指すのが一般的だ。しかし、日本の場合は海外留学向けのもの以外は原則として貸与。平たく言えば、学生個人が負う借金である。

日本において、高等教育における費用は、それぞれの家庭が負担することが普通だ。もし家庭に経済的余裕がなければ、学業と平行して自力で資金を捻出 しなければ、学生生活を送ることは難しい。日本の奨学金事業の9割近くを担う独立行政法人日本学生支援機構は、「『奨学金』は、自分の力で有意義な学生生 活を送り、将来の夢をかなえるための貴重な手段です」と学生向けガイドブックの中で強調する。

奨学金制度は、ビジネスと化しているのか

しかし、奨学金問題対策全国会議事務局長の岩重佳治弁護士は「日本の奨学金制度は、利用者である学生のためのものではなく、『貧困ビジネス』となっ ている」と批判する。一般的に、「貧困ビジネス」とは、貧困層をターゲットにした、貧困を固定化するビジネスモデルである事業のことをいう。教育に対する 援助としての位置づけであるはずの奨学金制度が、どうしてここまで罵倒されてしまうのか。

そこには、利息がつく貸与金の増大や、延滞金というペナルティの存在、日本学生支援機構の回収に対する考え方など、いくつかの構造的な原因が見えてくる。

関田 真也 :東洋経済オンライン編集部 記者
http://toyokeizai.net/articles/-/102020

上には50代になっても返済が完了せず貧困から抜け出せない人たちの話が紹介されているが、男女ともに風俗で体を売る若者も多いようです。

これはコメント欄が差別に溢れていて酷い: 学費のためにソープで働く慶大生、売り専門に走る男子学生も
13. 2015年11月05日 20:29:12 : l4atJnNAoU なぜか、ネットには貧乏人は大学に来るなと公言する人がいる。教育=身分と考えているらしい。平等を憎み、かたくなに身分制を好む、そういう人がじつは多い。乗っている自動車がその人の所属する社会階層を表すと同じ意味で、教育もまた社会階層の属性と考えているようだ。そういうやつは、吐き気がする。
同意。
私も吐き気がする。
でも、日本全国ホントの本音はこういう人たちばかり。富裕層は「貧乏人はDNA的に猿と同じ下等人種だから、大学へ行く資格がない」と本心から思っていることが多い。

>「日本はもう、壊れていますよ……メチャクチャです」

全くです。
と言うより、壊そうとしているのですよ。意図的にね。
日本をカースト制にして、下層部落を造り差別したくてたまらない人種がいる。どうしても差別しなければ生きていけない、差別欲を抑えられない人種です。


これのどこが「完全平等」な世界なんでしょうか、萌さん?

日本では、貧乏人の子は働きづめで体を壊すか、体を売る覚悟がなければ大学へ行く資格も与えられない。
生まれつき差別されて侮辱されています。

上のコメント欄にあるように
「貧乏でも風俗に行かず大学卒業した人をオレは知っている。払えないって言うのが疑問。努力が足りないんじゃね?」
と言う人も非常に多く見かけます。
その人の努力と苦しみを本当に知っているのか疑問ですね。裏で何をやって稼いでいたか全て知っているのか?
こういう言葉を吐く人に限って親の脛をかじり何の努力もせず生きています。
苦労知らずの人が偉そうに上から目線で吐くべき言葉ではないと思う。
本当に無責任だ。率先して差別するのは、まさにこういう種類の人たちです。性根に差別が浸透しています。

そもそも、「貧乏な家庭に生まれた子供だけが重荷を負わなければならないのは当然だ」と断言できる神経が分からない。
全ての貧乏人の子がスーパー丈夫な体を持っているわけではなく、全ての貧乏人の子が昼夜寝ずに働いて学費を返せるわけがない。もし現実にそんな人がいたとしても数少ない超人でしょう。
しかし皆さん、貧乏人の子は100%超人なみに丈夫な体を持っていなければならないと言う。
その意識こそ差別なのだということすら気付いていない。
(いや、差別だと分かっているからこそあえて言うのか。貧乏人は腐ったものを食べても腹を壊さないから、残飯を与えておけという意識

努力も、才能も報われない国です、日本という国は。
才能は徹底して叩き潰す国。
努力は始めから阻止する。
見えにくい方式での階級国家です。インドのように分かりやすく差別していれば世界中から非難されるのに、隠れて差別するからさらに悪質。


この国に生まれたことも私には運命的に意味のあることなのでしょう。
同様に他の差別されている人にも意味はある。
しかしだからと言って差別する側の皆さんが、差別して快楽に浸る行為が許されるということではないので。
これからも上のような差別につながる発言は非難していくことにします。


追記


学歴差別が大好きな人たちの言い分に、
「金持ちの我々は先祖が優秀だったのだ! DNAが優等だったので選抜されて支配層に昇ることができた。 貧乏人はDNAが劣等だから代々貧乏なのだ。差別されて当然!! 劣等民たちよ、お前たちは家畜以下だ。俺たち優等な人種に平伏せ!!!」
というものがあります。(ネットから要旨を転載。実際はもっと汚く酷い差別表現で書かれています)

血統、DNAで差別する考えは最も卑しく、私は心の底から軽蔑しますが。
彼らの大好きな血統差別そのものにも、歴史的に見て誤謬があります。

たとえば私は家系的には「名家」出身であり、上の差別主義者の説に従うなら「先祖が優秀」だったことになります。
しかし太平洋戦争後、日本を占領したGHQが我々から土地や財産を奪い、小作農をされていた方々へ分配しました。(私の祖母は実際その体験をし、いつも泣いていました)
これによって戦後の日本は、富裕層と貧困層が逆転し、家系的な地位は覆ったのです。

もし、「先祖が優秀だから支配層になった。DNAとして優等なので恵まれて当然」と主張するなら、かつて支配層で今は貧乏となった家系が恵まれることになります。
あなた方、現在の金持ちはかつて「劣等」とされていたDNAの持ち主なので、優等な貧乏人のほうへ財産を捧げなければなりません。
DNAの優劣を語るならこういう社会にしなければなりませんが、あなた方はそれでいいんですかね?

……私はこういうDNAで人生が決まる社会は最低で、ダメだと思います。
先祖代々の血筋などというもので子供の将来が決まってはならないでしょう。

今、かつての支配層が貧乏となって、小作農だった人たちは「ざまーみろ」と思っているはず。そんなことを知らずに自分が優等民だと思い込んでいる現代人は愚か過ぎて可哀想ですが。
一時期はこの逆転が「当然の報い」と思え、「公平」に思われたかもしれません。
でも二代以上にわたりこの差別が続けば同じことであり、まったく公平ではないと言えます。
公平ではないだけではなく、金で学歴を買うような無能な人たちが国を支配することになってしまうのでいずれ国家が滅ぶことになるでしょう。

血統に関わらず、優秀な子に給付型の奨学金を与えるべきです。
「金持ちも含めて全ての子に学費を与えなければならない」と考えるから「税金が足らない」ということになります。金持ちだが優秀ではない子に税金から学費を与える必要はないでしょう。金持ちの無能な子に学費を与えてもたいした学問はできないし、将来、仕事ができないのだから。
学力で奨学金を与えるかどうかを判断するのは「不公平」ではありません。政府機関に勤めるためにはその能力こそが必要。
要は、能力のある子・能力を磨こうと努力する子に学習の機会を与えるべきだということです。
これが「全ての子に機会を与える」という平等社会です。

こんな当たり前のことが日本では叶わない。
これは今の無能な支配層が、本当に優秀な人たちに自分の地位を奪われることを恐れて差別で抑えているからでしょう。
上の「俺様のDNAは優秀。貧乏人は劣等DNA」という主張をばらまいている人たちは、自ら無能な差別主義者であることを暴露しているようなもの。恥ずかしいですね。

【関連する話】
「日本に給付型の奨学金を!」「貧困救済、弱者救済」は今やすっかりK産党が看板を奪ってしまいましたが、議席が欲しくて嘘をついているだけですから注意が必要です。K産主義思想が求めるのは結果の平等(機会の平等ではない)、階級闘争の殺戮がスタートであり弱者は切り捨てる思想なので信じてはなりません。上の話はもともと一般人が叫んでいた願いであり、国家としても妥当性のある政策です。参考>>デュープスを救う、ネオ人道主義のすすめ
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